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虫時雨のあとに
一雨ごとに涼しくなりますね
29 虫時雨のあとに
夜の帳の訪れとともに
虫たちの宴が始まる
冬への旅支度と勢い酒
見送るのは 銀杏紅葉の絨毯
それは夏の記憶
一欠けらの悲しみと
熱い心の手紙
あなたの耳元に 虫の歌声が届いたなら
私のために 微笑んで欲しい
あなたから たくさん手紙もらったけど
ごめん、みんな捨てちゃった
「僕の残りの人生 君にあげる」
それ もらえないわ
「愛する」「惚れる」がわからないなんて
私には理解できなかったけど
そういう人がいるって知ることができた
昨日 読んだ本に書いてあったんだ
素敵な思い出ありがとう
なかなか経験できないことを
させてもらったよ
今日は何も言えない気分。
書きたくても書いてはいけないことがあるんだよね。
またね




