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静かな夜に
静か過ぎて、重っ苦しい作品になってしまった
27 静かな夜に
一人 部屋でローソクの灯り見つめれば
誰もいないことのせつなさと
あなたの笑顔が 訪ねてくる
どんなに微笑んでも
隙間風が 心の中を通り過ぎ
待つ楽しみを 連れ去っていこうとする
窓から見える夜空の星
その煌めきは 思い出のようで
自分の拙さと
あなたへの愛を 思い出させてくれる
時は 止まることがなく
必ず逢えることを ささやいている
いつまでも思い出にひたっていると
心が潰れてしまいそう
前に向かって手をのばそう
手を前に出せば、足がついてくるから
恋の終わりに生まれた作品ですもの、こんなものですよ。
人間、いつでも明るいってことはないの。
明るく見せているだけですよ。
またね




