表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/11

第三話 ゆっくりの給食

ザキュラ『うん。ここは屋上だね。ライの部屋はアレ。』


彼女の指の先にはゴマ豆腐のような建物がある。そのゴマ豆腐にはひびが入っていて、今にも崩れそうだ。

僕『な、なんだぁ…屋上で青空教室するのかと思いましたぁ…』

ザキュラ『僕がそんなに怖い人に見えるかい?…キュラキュラ…』

僕『み、全く見えません。優しくて純粋で優雅です!!!(がさつで変態でだらしないです!!!)』

正直、僕はザキュラさんが少し怖く見える。目付きが悪いのと猫背なのを見ると目をそらしたくなる。

ザキュラさんは満足そうな顔をして自室の保健室へと戻って行った。

僕『ほふぅ……ぬわ疲……』

僕達はずっと作業していたのでだいぶ疲れていた。夜の屋上は冷たい風が吹いていて気持ちがいい。

ガチャ…

ゴマ豆腐からドアの開く音がした。誰だろう。

死ノ咲月牙『ここならきっと平気か…フッ…漆黒の舞台に俺の音色を…ん?…あ、貴様…居たのか…』


僕『あ、死ノ咲さん。こんばんは。』

(本当に死ノ咲さんは独り言が多いいなぁ…。)

死ノ咲月牙『おい、ここで少し奏でてもいいか?』

僕『え、あ、はい。』

死ノ咲さんはフルートをどこからか取りだし何かを演奏し始めた。


僕『・・・。』

ガチャ…

ゴマ豆腐からまた音がした。今度は誰だろう? 確認すると共に大きな声がゴマ豆腐から響いた。

Kirito『死ノ咲ぃぃぃ!うるせぇぇぇ!近所迷惑だぁぁ!』

Kiritoさんが来たみたいだ。Kiritoさんと死ノ咲さんはすごく中がいい。

死ノ咲月牙『ピロロロロ~………ん…?』

Kirito『だから近所迷惑って言ってるだろ!やめろ!』

死ノ咲月牙『馬鹿が。ここは山だ。近所などない。黙って聞いてろ。』

Kirito『えっと……も、もう夜だからフルートはダメだ!ヘビが来る!親から言われなかったのか?』

僕『ヘビが来るのは口笛な気がする・・・。』

死ノ咲月牙『ピロロロロ~…♪』

Kirito『うがぁぁぁぁ!』


Kiritoさんは死ノ咲さんをつかんで屋上を出た。

僕『ほふぅ…ん?』

下の階からいい香りが漂ってきた。僕はとてもお腹が空いていた。腹ペコな僕は急いでゴマ豆腐をくぐり下へ降りた。廊下を死月さんが歩いていたので着いていってみた。

死月さんが部屋へ入ってゆく。ドアには【ゆっくりのあついおへや】と書かれていた。

僕『おじゃましまぁす……』

入って見ると中は文字通りあつかった。大きな鍋がおいてあったりワゴンが置いてある。ここは給食室のようだ。

銀色の壁がなんだか懐かしい。

#Nano『お、新入り来た!』

スコール『ゆっくりが豚汁作ってくれたらしいぞ。』

僕『わぁ。お腹空いているので嬉しいですね。』

Z『うんうん。働いた後は飯だよ。うんうん。』

マカロン『Z君…!…あなたあんまり働いてなかったじゃーん!』

Z『ギクッ』

僕『グゥ~……』

ザキュラ『ゆっ君。できた?』


ゆっくり『暇』

ザキュラ『よぉし。お疲れ様!みんな!準備できたみたい!』

みんな『わぁい!』

前から思っていたのだが、ゆっくりさんは『あつい』『暇』しかしゃべらないのに、なぜこのギルドでは通じるのかが不思議だ。

僕達は食事を済ませた。そして皆は疲れきっていたので布団に入って4秒で深い睡眠に入った。

つづく


少林奏 時刻: 19:20

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ