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触れられぬ恋文
あふことの
絶えてしなくばなかなかに
人をも身をも
うらみざらまし
どうしてあのとき、会ってしまったのだろう。
どうしてあのとき、あなたに触れてしまったのだろう。
後悔しています。
こんな気持ちになるくらいなら。
あなたの暖かさに甘えて、私は舞い上がってしまいました。
自分が大嫌いになりそうなくらい、あなたを困らせていることでしょう。
どうしてくれる?
私は、こんなくだらない感情を抱いた私自身を恨みます。
あなたには、わからないでしょうね。
もう手遅れですから。