表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険の書  作者: Shinji
6/23

0-5

「そっちのクラス、文化祭なにやるの?」


 しばらく、ゆっくりすることにした。


「まだ決まってないよ」


メシは? コンビニ行くんじゃなかったの? みたいなツッコミ禁止でお願いします。


「去年とは違うのやりたいんだよなぁ。あれは正直、ないと思った」


「すごろくやったんだっけ?」


 教室を使ってのすごろく、くだらなかったので説明もする気なし。


「うん。……1年の時のダンスが一番楽しかったな」


「同じクラスだったよね? というか、楽しんでたんだ」


 友達が踊るって言って、それに便乗してた俺。


「……岡本くんとか、今どうしてるかな?」


 ふと思い出したように田辺は言った。


「えっと、なんか眠そうな熊さんみたいな感じだったっけ?」


 岡本は1年の時に退学しちゃった奴だ。


分かるような分からないような微妙な例えだな。


「山下だったら、俺のバイト先に来たよ」


「えっと、どんな顔だっけ?」


 山下誠也、背が高く運動神経抜群。ちょっと悪っぽいけどいい奴。


忘れるとは可哀想に。


口数少なくて、特に女子と話してるとこは見た事なかったから仕方ないのかな?


「……カッコ良くて結構人気あったよね? 覚えてない?」


「桃子は覚えてるの? うーん?」


「そういや、もう1人にいたよな。アリス。竹……、竹山だっけ?」


 名前は印象的なんだよな。


「竹内アリスだよ。アリスちゃん雑誌に乗ってたりするんだよ! 知らない?」


「そうだ。って、マジで?」


 竹内アリスとはほとんど話したことなかったな。


ハーフなのか鼻の高い整った顔立ちで、すらっとしていた。


 気がする。


「……かわいいもんね」


あんまり興味なかったんだよ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ