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冒険の書  作者: Shinji
5/23

0-4

「……いないか」


 誰かいればという微かな望みをかけて教室に寄り道。


我らがF組は電気がついてすらいない。


「知ってる奴いるかな?」


 なので、隣のG組の明かりがより目立ってたりする。


「あれ? なんでいるの?」


 うわぁ……、出た。


「なんでいんの?」


 そこにいたのは、俺が片思いしている女子とその友達。


「桃子と私、就職だもん。ね?」


逆に質問して、普通に返されると若干寂しい。


「うん」


ついでに告白して振られています。めげるな俺。


「そうでございますか、三枝さん」


 三枝美咲、いつも見せる笑顔が可愛くてあっさりと俺が惚れてる女子。


「なにその反応……、めがねのくせに」


 いや、関係ねぇだろ。


 まぁ、普通に話せるまでに関係修復出来てるってことだからいいけどね。


コクったあと、それとは別に一回嫌われてるもんですから。


「田辺、図書室みんないるけど行かないの?」


「ここでいい。静かだし」


 田辺桃子、静かなタイプだけどしゃべるのが苦手なわけじゃないみたい、最近気付いた。


「確かに。……席並んで空いてるか分からんし」


 言っといてなんだけど。



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