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冒険の書  作者: Shinji
12/23

1-4

――繁華街。


「ごめん! あきほ、けっこう待った?」


 モデルの仕事は休み。


「大丈夫。……それにしても久しぶりだね、アリス」


 今日は友達とショッピングすることになっている。


彼女とは中学校からの仲だ。


「うん。最近忙しくなってきたんだよね……」


「そっか。今日はその分楽しもっか!」


「もちろん!」


「でさ……アリス。また、木刀持ち歩いてるの?」


 木刀を覆ったケースをギターケースのように背負っている。


「護身用だよ。何かないと落ち着かないんだよねー。前も言ったじゃん」


 家は剣道場で当たり前のように持たされていた。


恥ずかしいことに、中学の時まで持つことが普通だと思っていた。


「……まぁ、いいけどね?」


「それならもう行こうよ! 時間がもったい!」


「きゃっ……」


「っ……!?」


 目の前が輝いた。白く光るネックレスが現れた……?


「なにこれ!? きれい!!」


「えっと、なんなのかな?」


「アリス……、なんで後ろに飛んでるの?」


「なんというか、反射的に……」


 咄嗟に反応していた。


 変わってるのは分かってるから言わないで。


 気配を感じて振り返ると、暗く禍々しい……闇?


「これは……?」


 逃げようとする。しかし、抵抗も虚しく吸い込まれていく。


「ペンダントが消えた?」


 気付けば、一人佇んでいる。


「あれ、アリス!? どこいるの!?」


 一瞬の出来事だった。


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