流れ、ながれる
あの流れは
絶え間なく続いてる
あの川のように
流れ続ける
留まることを知らない流れは
ゆらゆらと揺れながら
ただ目の前の湖へ
湖には魚が住んで
流れに紛れる粒を食べる
時にはおいしく
時には辛く
時には苦しくなるほど苦味が強い
そして魚は
感じた気持ちを内に秘め
私の一部に溶け込むの
魚を通して知る感情
よく知る者も知らない物も
ぜんぶぜんぶ知ったなら
私は私の選んだ粒を流れに乗せる
たまに無意識に流してしまうものもあるけれど
私の目の前の湖が
どんな反応を示すのか
それを知るのは
少し怖い
けれど
温かな粒が流れてくると
私も少し
温かくなる