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流れ、ながれる

作者: 姫山 朔

 

 あの流れは

 絶え間なく続いてる

 あの川のように

 流れ続ける


 留まることを知らない流れは

 ゆらゆらと揺れながら

 ただ目の前の湖へ



 湖には魚が住んで

 流れに紛れる粒を食べる



 時にはおいしく

 時には辛く

 時には苦しくなるほど苦味が強い



 そして魚は

 感じた気持ちを内に秘め

 私の一部に溶け込むの



 魚を通して知る感情

 よく知る者も知らない物も

 ぜんぶぜんぶ知ったなら


 私は私の選んだ粒を流れに乗せる

 たまに無意識に流してしまうものもあるけれど



 私の目の前の湖が

 どんな反応を示すのか

 それを知るのは

 少し怖い



 けれど


 温かな粒が流れてくると

 私も少し

 温かくなる



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― 新着の感想 ―
[一言] こちらの方が好きです。 流れている人生が温かな粒によって勇気を持っていくような・・そんな思いがします。  幾度となく感想を書いておりますが、これが温かな粒になればいいなと思っています。
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