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屋根裏の散歩者のようなもの
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今日読んだ本は、有名な文豪が書いたもので、
建物の屋根裏をこっそり歩いて、
色々な部屋を覗いてまわる「散歩者」
が出てくる話だった。
なるほど、それならこの部屋の天井から聞こえてくる
『トントン』
『ぎし、ぎし、』
『ず…ず…ず…ず…ず…』
という音も、
どこぞの隣人がたてている音に違いない。
こんなに音を響かせるなんてうっかりさんめ。
うっかり者の足音なら許してやるさ。
人間さ、これは人間の足音だ。
人間の方が100倍マシだから。
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