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私の日記  作者: 白鯨 現
11/14

屋根裏の散歩者のようなもの

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今日読んだ本は、有名な文豪が書いたもので、

建物の屋根裏をこっそり歩いて、

色々な部屋を覗いてまわる「散歩者」

が出てくる話だった。


なるほど、それならこの部屋の天井から聞こえてくる


『トントン』

『ぎし、ぎし、』

『ず…ず…ず…ず…ず…』


という音も、

どこぞの隣人がたてている音に違いない。


こんなに音を響かせるなんてうっかりさんめ。

うっかり者の足音なら許してやるさ。

人間さ、これは人間の足音だ。


人間の方が100倍マシだから。


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