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私の日記  作者: 白鯨 現
10/14

扇風機

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そろそろ暑さに耐えられなくなり扇風機を出した。


蒸し暑く寝苦しい夜も、

これで少しはマシになるだろう。


夜中にふと目が覚めた。

ぼんやりとしながら、

左の頬に微かに風があたるのを感じた。

だが、少しも快適ではなく、むしろ不快だ。

なんだか生暖かいし、少し生臭い。


そして、

「ふーっ、ふーーーっ」

という音がする。

色々なものに気づかないふりをして、

枕に顔を押し付けて寝てしまうことにした。


朝起きてみると、扇風機のスイッチを入れ忘れていたことに気が付いた。


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