表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

427/428

427回 大事なものを守るために、大切なものを育むために

 復讐はなさねばならない。

 報復は当然の帰結。



 こうした事をし始めてあらためて分かった事だ。

 これらはやらねばならない事だと。

 やってはいけないのは、こうした事をやらない事だと。

 でなければ、すべてが悪い方向に向かい、取り返しが付かなくなる。



 復讐も報復も、起こった何かに対する反応だ。

 特に復讐は、悪事への反作用になる。



 これを怠ればどうなるか?

 悪事が蔓延する。

 誰も止めることが出来ない。

 だからこそ、復讐や報復は必要不可欠になる。



 そのためにも、元凶を消滅させねばならない。

 元凶は必ず消し去らねばならない。

 でなければ悪事は繰り返される。

 当たり前だろう、行ってる当事者が活動を続けるのだから。



 消し去るのは当たり前。

 隔離などでは到底追いつかない。

 生きていれば、存在し続けていれば、どこかでまた悪さを始める。

 そんなもの、存在させ続けておく理由は無い。



 反省も無駄である。

 反省するような性質を備えてるなら、そもそも悪事は働かない。

 反省しないから悪事を平然と行うのである。

 そもそも、反省とは善悪の区別が付いてるから出来ることだろう。

 その区別すらついてないのであれば、反省しようがない。



 教育も無意味である。

 教えてどうにかなるなら、最初から悪さなどしない。

 どうにもならないから悪さをするのである。



 だからこそ、悪事を働くものを許してはならない。

 許しとは、悪への最大の援助なのだから。



 悪事を働いたものも。

 それを許そうとするものも。

 全てが悪である。

 それは善行をつむ者達への最悪の侵害でしかない。



 善行とはそう難しいことではない。

 ごく普通に生きていればそれで良い。

 働いて、自分の食い扶持を確保して、そして自分も他人も貶さない・傷つけない。

 それが出来ていればそれでよい。

 ただ、それだけの事だ。



 それすらも出来ずに問題を起こしてるなら、もうどうにもならない。

 それはまともに生きてる他の者達を傷つけ続けてるだけだ。

 なぜそんな存在を放置せねばならないのか?

 そして、これを擁護するものが、どうして善人であるのか?



 優しさも穏やかさも、向ける相手を選ばねばならない。

 そこに悪人悪党を決して加えてはならない。



 優しさや穏やかさ、いくつしみ。

 こういった者は良い影響を与える。

 自分にも他人にも。

 ただ、それは相手が同じようなものであった場合だ。

 同じように、優しさ・穏やかさ・いつくしみを持ち合わせてる場合に限る。



 相手が悪人悪党ならこうはならない。

 悪人悪党とは、他者を傷つけ、損ない、大切なあらゆるものを奪っていく。

 善人の善行は、そうした者達に奪われ続ける。

 結果、マイナスになっていく。

 尊厳も生命も財産も、人との関わりあいも、あらゆるものが。

 そして、悪人悪党だけが声肥え太る。



 そんなものを放置する、擁護するものは悪でしかない。

 そんなものとの関係継続は、損失と損害の拡大でしかない。

 だからこそ善人は、善行をつめるものは悪人悪党を排除せねばならない。

 それもまた善行の一つである。



 悪人悪党、悪事の擁護は、善人善行が損害を受けることにつながる。

 許しとは、擁護とは、こういったものだ。

 善人善行を傷つけ、それらを差別し、貶める。

 そこに優しさや哀れみ、慈悲といったものはない。

 底抜けの悪意、どこまでも増大する暴虐でしかない。



 こうした接し方や扱いの違いは絶対に保たねばならない。

 よりよく生きて生きたいならば。



 そのためにユキヒコは、己の全力全能を注いでいた。

 再び自分が陥ったような悲劇を発生させない為に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ