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208回 新戦力の確保と補充、その使い道 3

 情けも容赦もない作戦は、とりあえず順調に進んでいった。

 作戦も何もなくひたすら犯罪者とできの悪いゴブリンを投入していく。

 どちらも国内にかなり存在してるので、当分の間は在庫に困る事は無い。

 特にゴブリンはいくらでもと言えるほど人手が余ってる。

 一度に数百人を送り込む事も出来る。

 能力は期待出来ないが、人海戦術としては十分過ぎるほど効果的だ。



 さすがに犯罪者はそうはいかない。

 それなりの数がいるとはいえ、ゴブリンほど多いわけではない。

 多種族を合計してもゴブリンには届かない。

 しかし人数は少ないが、能力はゴブリンよりは高い。

 己の長所を活かして敵を倒していく事が出来る。

 また、ゴブリンよりは頭を使い、作戦をたてる者もあらわれてくる。

 そういう者達は数こそ少ないが、神出鬼没にあらわれて敵を翻弄していく。



 そういった行動が敵地において発生していく。

 もちろん敵もこれを放置してるわけではない。

 敵も対処の為に軍隊、そして治安機構を投入していく。

 襲撃を受けてはいるので、敵との国境に軍隊を。

 そして、国内においては治安機構が対処していく。

 最初こそともかく、軍隊が配置されてからは国境を越えて侵入する敵は少なくなる。

 それらの対処は、治安機構で十分と判断されたからだ。



 治安機構投入の理由には二つある。

 一つは国内捜査においては治安機構の方が優れていること。

 犯罪者の追跡などにおいて、技量や経験、知識がある。

 この点については軍隊にはない。

 全くないわけではないが、それが専門の治安機構に比べればは劣る。

 なので、専門家に任せた方が適切と考えられた。



 もう一つの理由は、組織間のつまらん意地の張り合いになる。

 いわゆる、縄張り争い。

 担当部門と部署、管轄の違い。

 それらによる線引き、受け持つ業務の取り合い、奪い合い。

 やるべき仕事を放り出しての意地の張り合いが行われていた。



 その結果、国境とその向こう側は軍隊が。

 国内に入った分は治安機構が担当する事になる。

 間違ってはいない。

 それが本来あるべき姿ではある。

 だが、今回の場合、これが適切と言いがたいものもあった。


感想メッセージ、誤字脱字報告ありがたし


なお、こんなの書いてるけど、俺は王道なハッピーエンドが大好きです

そして、「おうどう」がまっさきに「横道」と変換された俺のパソコン(=普段の使い方)っていったい


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