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僕の短編詩集

夏祭り

夏祭り 月と星の 夜空の真下

神社は賑わい 屋台が並ぶ

焼ける匂いに 焼ける音

白い煙は 匂いを乗せて

神社の鐘は 願いを乗せて


紅に 輝く提灯 際立って

闇に 同じく括る紐

風に揺られて 紐は揺れ

輝く提灯をも 揺らす

どこまでも 連なる 提灯を

いつでも 纏める 黒の紐


過ぎ行く 錦は 美しく

織り成す華は 晴れやかに

赤青黄色に 紫に

黒紺緑に 空色に

色には色の 長い帯

布には布の 花模様

人には 人の 晴れ模様

それらが 錦を 華やかに


そして 骨に あの音が

パンパンパン 音連なり

夜空の闇に 花開く

花が火花を 作り出し

火花は花を 作り出す

錦とは別の 晴れ模様

光と闇の 共同体

空には それが浮かんでる


やがて 祭りは 終わりを告げる

匂いと願いは乗せられて

提灯輝き 紐纏め

華と花を 同時に見た

これにて 全ては 終わる

神社の賑わい やがて消え

夜も更け 月は西の空


そして 誰もが 思う

また来ようと 来年も

毎年 祭りは 必ず来る

それまで 皆は 待つのみ その時を

明るく 楽しく 晴れやかな

夜空の真下の 夏祭り

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