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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
召喚士村 ~神に愛された一族~
97/485

少年、無限なる力

続けて更新します。

多分、ストックがあるうちは・・続けたい。

そんな作者です


夢をみたのは誰もが望んだ世界

いつかは・・いつかはと思っていても

それは・・遠い未来になるかもしれない


でも・・ボクは、騙されていたのだ。


力を手にしても


失った代償は戻りはしないのだから・・。


               ***


「ジン・・ラミア!!」


俺は、二人の登場で嬉しくなった


「旬!!さつきぶりや!!」


にこやかに笑うラミア


「無事だったようだな」


安否を気遣うジン


その二人の無事に俺はますます嬉しくさせた

だけども、そこにはすごい目でラミア達をみる瞳


怒りに震えながら言葉を吐き出すのだ


「き、きさまら・・よくも・・・しかも

 この女はわしに暴言を吐いた・・どういうことだ!!」


ラミアはげんなりした顔をして


「ほんまに、心から言えることや・・あんたのような人間こそが

 真に滑稽な人間や・・ということや」


「何ィィィぃ」


「ふん、なぁ。じーさん。あんたのことは村民からすべて聞いた

 ”奴隷の烙印”を押したのはあんさんみたいやな」


「な・・・!!」


ラミアは心底嫌な顔をして


「小さな子供が言うたんや。そして見せてもらったで

 身体のどこかにある烙印・・バラの烙印をな」


ラミアは言うと

「な・・なんのことだ・・烙印のことなど・・!!」


「ほんま、腹立つやつやな・・ジン」


ジンに瞳を向けると


「ああ、お前の悪事は村民から吐いてもらった。烙印だけではない

 お前は、村民を脅しそして、秘密を守らせ・・そして、何人もの

 を犠牲にしたこと・・これは、もう人間して最悪だ。

 王族が介入するのも時間の問題だろう。」


ジンがギラリっと睨む

その瞳に、村長は怯える


それは牽制

威圧感に召喚獣たちはゴクリっと唾を呑む


ラミアが旬達の方へと向かって


「あんさん達、無事でよかったな」


「ラミア・・村民や召喚獣たちは?」


「大丈夫や。安全な所におるわ。安心せぇ」


「よかった・・。」


「それよりも・・ノエルはん。」


ノエルは、ただ苦笑いをしているだけだ


「あんさん・・・女の子やったやな」


「・・・あ・・。」


ノエルは現在フードを外している

女だとは当然知らないラミアにノエルは


「・・軽蔑した?」


すると、ラミアはポンっとノエルの頭を優しく叩く


「馬鹿やな?あんたが、男でも女でも・・仲間や。」


「仲間・・。」


繰り返すようにノエルは呟いた


「そや。だから、あんさんは、うちらを信じろや。」

「え・・。」


「あんさんは一人やない。うちらがおる。」


すると、ノエルは・・


「・・・・ありがとう」


ノエルは一言だけ呟いた


「・・どういたしましてや」


その雰囲気の中


「・・ふ・・・ふふふっ」


するとどこからか不気味な声が聞こえる


「・・!!」


そこには、村長が不気味に笑う姿が見える


「な・・なんや」


ラミアはビクっと反応する


村長は頭に手をやって


「本当に最悪な日だ。村民には裏切られる、お前たちは

 言う通りにはならない・・・それならば、壊してしまえ

 それが一番だ」


「な・・なんや、旬!!はよ、こいつを黙らせなあかん!!

 警報最大や!!」


「うん、アニマ」


(ワカッテイル”ウィンドブレス”)


すると、村長は高笑いをして


「わしにはそんなものはきかん!!

 お返しに”バキューム”」


真空の刃がアニマをおそう


(グッ・・!!)


「アニマ!!」


(ダメ・・)


そういって壁にぶっかり倒れる


「アニマ!!くっ・・”ストーム”」


風の嵐がが村長に向けて放つ

だが、村長は怯えることもなく


「倍だ・・倍・・”トルネード”」


それは、竜巻が旬をおそう


「ぐっ・・うわぁぁぁぁ」


旬も弾きだされ壁にぶっかる


「ぐがぁぁ」


ドサっと倒れこむ俺


痛い・・・


なんだろう・・この痛み


意識が遠くなるよ・・

痛みと苦しみに俺は身体をまげる


そこからは、俺は意識が無くなったのだ・・


                ****

旬が倒れ込んだ瞬間ラミアは怒りに震え


「旬!!あんさん・・許さない!!」


ラミアは、一気に間合いを詰める

だが・・


「物理攻撃はわしにはきかん!!」


ラミアは、村長にかりうちされる

そして・・


「つぅ・・・。」


ラミアの肩からはボタボタと血が流れる


「ラミア!!」


ジンの声が聞こえる


「あかん・・こいつ危険や!!」


血をポタポタと流しながら後ろへと下がるラミア


「なら、我が・・我に集え”雷鳴剣”」


雷が剣に共鳴する

もう一度、打ち負かした雷の剣を使う

だが・・。


雷は村長に当たることはなく

むしろ、吸収している


「な・・!!」


「何度もいう!!わしには魔法は効かない!!」


そして、ジンにも同じようになる


「ぐっ・・」


雷を避けるが、頬に辺り血が流れる


「ははははっ・・ここで、お前ら全員を亡き者にしてやろう

 手始めにこの子供をな・・・。」


そして、旬に近づく村長


ラミアが肩を抑えながら


「あかん・・旬が、気絶しとる

 旬、目を覚ますんや!!」


ラミアが呼びかけるがアニマ共々

まったく反応がない


「旬!!」


だが・・。


「どないしよう・・うちが・・。」


ギュっとナイフを待つが


「あかん・・手が血で濡れとる」


どうしようと思っていると

ラミアの前には・・。


「ノエル・・・!?」


そこには、ノエルが旬たちを守るように立ちはだかる


「ノエル・・お前までもが・・奴隷がわしに

 立てつく気なのか!!?」


その言葉にノエルは・・


「ボクは、奴隷でもなんでもいい・・旬を助けないと

 いけないという気持ちが大きい。あんたなんかに

 旬たちに近づけさせたくない!!」


「・・そんなに震えているのにか?」


ノエルの手は、震えている

先ほどよりマシになっているが

それでも震えている


恐怖だけでもない様々な感情に振り回されている


「・・・。」


「そんなに、震えては術を放つこともできやしない

 ここで終わりにさせていただこう」


ノエルは、目を瞑る


ここで・・終わりなの・・・?


そう、思った次の瞬間


「なら・・・おれさまのこうげきならどうだ?」


すると、そこには・・。


「ジ・・ジゼル君!!?」


ユニコーンであるジゼルが聖なる光を発動させる


「ぐあぁぁぁ」


「おれさまは、せいなるそんざい。

 あんたのぞくせいとは・・ぎゃくのそんざい」


それは、まばゆく光る魔法

村長は、動けなくなる


「・・きさまぁぁっぁ」


「ジゼル・・!!あなたは・・!!」


「リンドさま・・おれさまは、こいつらが好きだ!!

 だから、まもる。」


角からさらなる光が発動される

それは、どこまでも美しくまばゆいチカラ


「・・・!!」

まだ、ボクは・・震えている


手が、震えて動けない


「しょうかんし・・!!おびえるひつようはない」


そこには、必死に力を使い

そして、守ろうとしているジゼルの姿があった


「ジゼル君・・?」


「おれさまは、けがをしているとき・・あんたにすくわれた。

 そのときのきもちはかんしゃだけじゃない・・。 

 たくさんのことをおしえられた・・だから、だいじょうぶだ」


「主・・私がいます。あの頃のようにまた。」


その言葉に、ノエルは・・頷き


「・・・ああ、共に行こう。」


その時・・ノエルの手から震えが止まる


「村長・・あんたを飛ばす。」


そこには、強い力によって陣が発動する


「き、きさま・・わしを飛ばす気か!?」


そこには、先ほどまでの表情とは違って

焦っている


ノエルは笑い


「ああ・・そうだね、行き先はどこにしようか。

 選べない・・といいたい所だけど。面白いから言おう

 ”ユートピア”なんてどうかな?」


その言葉と同時に召喚獣だけではない

皆、静寂するのだ


「あ、主!?」


「・・・そ、そこだけは・・・!!」


村長の怯えが強まる

ノエルは・・静かに冷笑を浮かべる


「ああ、あんたも知っているだろう・・ユートピアの真実を」


それは、どこまでも貪欲で悲しい話


「誰もが楽園へと夢を見て

 誰もが幸せになれると信じていた

 今も信じ続けている村民はまだいる

 そして、君たちもまだ信じている」


「あ、主・・?」


「・・・教えてあげるよ。ボクが見た

 真実を・・。」


強い陣が浮かび上がる


「き、きさま・・・!?」


ボクも信じていた


(そこは・・・楽園でもなかった。)


ただ、誰もが信じる世界は・・・・・。

そこには・・無かった・・・。



旬は・・

ラミアは・・

ジンは・・


どうなるでしょうか・・

次回、お楽しみに

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