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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
召喚士村 ~神に愛された一族~
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少年、空虚なる夢

ついに、ノエルの秘密が明かされます

ちょこちょこ謎明かしです

ではどうぞ

自分には秘密がある


だけども、その秘密を知るのは多分、自分だけでもなく


召喚士一族の秘密になってしまった。


すべてを始まったのは何時だろう


自分?


相手?


思いがけない出来事はすべて最初から


決められていたことなのさ


                *****


「ノエルの心は空っぽ・・なの?」


俺は問いかける

ノエルは、フード越しのまま俺たちを見つめる


「そうだよ、自分がどれだけ虚しく生きていても

 何も得られない・・それどこか

 苦しくなるばかりさ。だから、心は空っぽ

 かもしれないね。」


(ショウカンシジュツハオマエニナニヲモタラシタンダ!?)


アニマは睨むように聞く


「何をもたらした・・か。そうだね、ボクはそもそも

 なんで召喚士なんだろうって呪ったよ」


「・・・な・・・。」


ノエルはただ呟く声は虚しい叫びだ


「でも、召喚士の血は絶えることは許されない

 村にそれは、憎悪を抱いたよ・・・ボクはね」


「あたしたちと同じ気持ちなら・・どうして!!」


シュリは大声で叫ぶだけど、ノエルは


「駄目なんだよ。ボクにはその力はない」


「ノエル・・。」


「うそだ!!おまえはつよいだろう・・どうして!!?」


ジゼルはノエルに訴える


「強いだろうが・・この呪いを見ればわかるよ

 運命に縛られた・・哀れな存在さ」


初めて、ノエルがフードを外した

綺麗な琥珀の瞳似合う茶髪

そして、そのノエルの素顔に

俺は驚く


「女・・の子だったの!?」


俺は驚くばかりだ


「ふっ。いつボクが男だといったの?

 ボクは、少年なんて言っていないからね」


バサっと広がる髪には目がいく

そういえば、男なんて一言も言っていないかった


「くすくす。ボクはこれでも、女だ。

 でも、変わらず接してくれると嬉しいよ」


そう笑うノエル

だけど、俺は気になることがあった


「ねぇ、ノエル・・」


「うん?どうしたの」


「どうしたのじゃない・・なんなの、その

 左頬に見える赤いあざ・・。」


なんと、ノエルの左頬には、

だけどもその痕は、どこからか美しい薔薇のような

あざだ。


「ああ、これ?」


俺は頷く、ノエルはニコっと笑って


「これはね・・・呪いなんだよ」


ノエルはその頬に触れる

リンドが呟く


「・・・呪い・・そんな、まだあの呪いは

 解けて・・いないのですか!?」


リンドの声にノエルは目を伏せる


「今も昔も継続しているのさ・・その呪いは

 ちなみに、もうボクは君の主ではない

 真っ赤な赤の他人さ。」


無情と非情な声をかけられ


「・・・!!」


リンドは、揺るぐのだ


「なんで・・リンドさまにそうことがいえるんだ!!

 しょうかんし!!」


「ボクは・・もう、主じゃないんだよ。無情にもね」


ノエルの顔は寂しげな顔をしていた

ジゼルは何も言えなくなる


俺は不意に聞く


「召喚士一族の秘密はそのあざのこと?」


すると、ノエルは違うかな・・と呟いて


「残念ながら、半分あっているけどもう半分は違うね」


(ドウイウコト・・・?)


すると、ノエルは苦笑して


「特別にボクの昔話・・その②を聞いてくれるかな?」


(・・・。)


俺は迷わずに


「いいよ。」


「ありがとう」


ほがらかに笑ってくれる


だけどその笑みが・・どこか痛いのだ

すると、ノエルは召喚獣たちから神殿の向こうまで向かう

当然、ノエルを攻撃する召喚獣はいない


どこか、それができなかったのだ・・。


「おいで、旬」


「あ・・うん。アニマ」


(リョーカイ。)


トコトコっとアニマはついて行く


神殿には、美しい宝石のような水晶が光っている

まるで、ダイヤモンドようだと錯覚してしまう


その前にはノエルは召喚獣たちに恐れずに歩む


「ボクは、昔は村から期待されていた

 村一番の召喚士だった。昔に言えば

 天才だったかもしれないね。」


ニコニコっと昔を懐かしむようにノエルは語りだす

それはもう、皆黙るのだ


召喚獣すら同じように・・。


「天才か・・。」


俺はどうなんだろうか・・?


(モチロンシュンモテンサイダヨ)


アニマが励ましてくれる


「あ・・ありがとう。アニマ」


思わず照れる俺

その光景に笑みを浮かべたノエル


「ふふっ。君たちは仲がよいね・・ボクもね

 あの頃はそうだった・・皆が幸せでいてくれると信じて

 召喚士として修行をしたのものさ」


昔を懐かしむように笑う

だけど、ノエルの瞳がやがて影をさした・・。


「でもね・・召喚士一族のくだらなき野望に巻き込まれた

 それから、ボクはキミに契約の解消を告げた。

 それから、もう関係ない赤の他人となったのさ」


リンドの瞳は苦しそうだ


「理由が・・・あったじゃないの?」


「何がいいたいの?旬?」


「・・・君は、優しい。だから、理由があるからこそ

 召喚獣たちを引き離した・・そうなんでしょ!?」


すると、初めてノエルは本当に心痛そうな顔をしたのだ


「君は、反吐がでると思うよ」


「えっ・・。」


「召喚士一族の最大の秘密を知れば

 きっと、キミは、驚くだけじゃなくなる

 引き返せなくなる・・それでもいいのかい?」


ノエルは笑って聞くのだ


「・・・いいよ。俺にはもう覚悟はできている」


「そう。ソレは、ボクも安心したよ」


サラサラと流れる髪は歩くたびに揺れる

やはり、女の子なんだね・・と実感する


ノエルは、優しく微笑んで


「・・君がそこまでなら、ボクも話してあげるよ

 そして、君にも。」


迷わず向けるのは、リンドだ。


「・・・!!」


「元主として君にできることは・・多分、真実を話すほうが

 いいはずだ」


見上げるそこには、人型になったジゼルとリンドがいる


「・・主・・。」


悲痛な顔をするリンド

そして・・ジゼルは


「・・・。」


黙るばかりだ・・何も離さない

だけども何かを決意したのか


「・・しょうかんし。」


「・・・なんだい?」


ジゼルはノエルを見つめて


「おれさまたちをあなどっていないだな・・ほんとうに」


「・・・君は、敵であるボクにそこまで情けをかけてほしくは

 ないのさ」


「でも・・おれさまは、しょうかんし・・おまえがやさしいにんげん

 だとしっている・・だから・・。」


だから・・と呟いてそのままジゼルはうつむく


ノエルは、人型になったノエルの目線を合わせて


「その言葉だけで十分だよ。ボクは少しだけ救われた

 君は、やはり・・優しい獣だ」


そして立ち上がって


「・・さぁ、召喚士一族の謎を話そうか」


すると・・。


「それは、必要ない!!」


「誰だ・・!?」


すると、今まで穏やかだったノエルの顔は険しくなる


「・・なぜ、ここにいる?」


ノエルはその目の前の人物に怒りをだく


「ノエル・・?」


それは、怒りだ


「これこれ、村の主に失礼だ」


笑うのは、男


ノエルは怒りが収まらないのか

拳をぎゅっと握る


(ダレ?オマエ)


アニマは聞く


「申し遅れた。わしは村長じゃ」


その男は古風な話し方をしている

ノエルは苛立ちは続く


「・・・主?そんなの、ボクには関係ないのさ

 もう赤の他人だからさ」


「それはどうかな?その呪いをかけたのは

 わしなんだから」


すると、ノエルは失笑して


「・・・くっ・・ああ、今も疼くよ。

 あんたがかけた呪いが今もね!!」


左のあざに触れながらノエルは叫ぶ


その叫びにうるさそうにした


「うるさい・・少しはだまらんか」

パチンっと音を鳴らすと


「うぐ・・・うがぁぁぁぁ」


あざを抑えてノエルは、呻く

すると、ノエルのあざが広がり

苦しみ始める


「ノエル・・!?」


「大丈夫」


身体を押さえ込むノエル

だが、震えは尋常ではない

そして、あざが広がるのが見える


「きさま!!しょうかんしになにをした!!」


「なぁに、ただの呪いだ」


「なんて・・ことを!!」


俺はふつふつと怒りが沸く


「お前、人間(ヒト)をなんだと思っている!?」


俺は怒りをぶっかる

だけど、男はあざ笑うだけだ


「わしはこの村の一番の権力者だ

 さからうのは誰であっても許さない

 例え、召喚獣であっても

 同じ村の人間であろうが・・な」


「・・・な・・。」


リンドも絶句する


その言葉に、ノエルは冷や汗を流しながら


「だから・・ボクはお前が嫌いなんだよ」


そして身体中に広がる薔薇の蔓が広がっている


「まだ立ち上がれるのか、対したものじゃ」


「ふん、ボクは・・あんたのせいで

 夢だけではない・・このあざに縛り付けられ

 さらには、召喚士一族の秘密を握られ

 ボクの人生をメチャクチャにしたあんたを

 許しはしない」


「ふん・・・。」


憎しみが交差する

俺は何が起こるのか展開の予想もつかないことに


ただ、分るのは俺にも理解できる


憎しみが・・ただ、そこにあったのだった


ノエルは女です。

まぁ、元々呪いですしね

それに、召喚士一族編をみればわかるとおもいますが

一度もノエルは、ボクっこです。

可愛らしいですよね

では、また次話で

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