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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
召喚士村 ~神に愛された一族~
77/485

少年、一角獣の本能

さぁ、77話目になりました。

さてさて・・・?


ほんとうはどうでもよかった

さかながそこにあったからうばった

まさか、おいかけてくるとはおもわなかった


それも、すごいひょうじょうでおいかける

ひっしなあいつらをみてなぜかおれさまははしった

はしって

そして・・

そのにんげんは、おれさまをみてなにもかんじない


このにんげんは・・しんじても・・。


だいじょうぶなの・・・か?



                 *****



光に包まれた子供は、獣に変形する

それは、俺たちを黙らせたのだ


「これがおれさまのほんらいのすがただ。」


白馬のような姿

そして、角が生えている

俺はその姿を本でみたことがあった


「ユニコーン」


それは、一角獣の名をもつ

この世に存在していたのかどうかすら

分かりもしない伝説上の生き物だったのだ


ありえないという一言で終わればいいかもしれない

だが、幼獣なのかチビだった


俺たちは同時に言う

確かに伝説上は素晴らしい生き物だが

だが、想像以上に


「ちびやな」

(ちびだな)

「ちびだね。」


三者三様の一言にユニコーンは怒鳴る


「うるさいよ!!おばさんたち!!」


「誰がおばさんや。ほんまにあんさん 

 腹立つなぁ」


獣と人間が争う姿は傍から見ても異様だ

ジンはゴクリっと唾を飲んで


(しかし、ありえん。召喚獣の中でも高位な存在が・・)


ジンは呆然としている


「ふふん。すごいだろ。」


俺たちを見下す姿に


「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」


あまりの衝撃すぎる姿にジンは呆然とし

俺はといえば、ただその姿に唖然としている


「な・・なんだよ。」


ユニコーンはさすがにこの空気に耐えられなくなったのか

ラミアは、ただ一言ポッリっと


「本物か・・」


そういって角を思わずラミアは触れる


「あははっ、くす・・くすぐってぇからやめろよ

 おばさん。」


尚も、ラミアをおばさん扱いする生意気な姿に

ラミアは、ふむっと頷き


「本物みたいやな。おばさんばかりいう生意気な

 くせに可愛いな。」


くすぐったそうにしているユニコーンに

ラミアは怪訝な顔をする

どうやら、信じられない顔をしているのだ


「そんなに、ユニコーンは珍しいの?」


すると、ジンがこくりっと頷く


(ユニコーンはこの世界では、神の化身と言われている

 滅多に姿を現すことはないのだ)


「神の化身・・。」


俺は呟いた

旬がいた世界でもユニコーンは有名だ。

それは、あらゆる意味で語り継がれ

そして、それは後世へと繋がっていくのだ


ユニコーンは、満足した偉そうに唸り


「だろ、だからおれさまはえらいだよ」


ヒヒーンっと鳴く

ラミアは口元をヒクっと釣り上げ


「かわいいのに、腹立つなぁ。神の化身ならうちらの飯をなぜ

 泥棒するんや。馬なら草でも食っていろや」


そういうと、子供はフフンっと


「ふん、おばさんには理解できるわけないな

 おれさまのしょくせいかつを」


と豪語しているユニコーンに俺たちを顔を見合わせ


「すごく上から目線すぎるよ。」

(しかも、食生活とか言っているぞ。)


とヒソヒソっと話しているとユニコーンは


「がいやはうるせぇ!!おれさまはにくしょくどうぶつなんだぞ!!」


「なんか、言うとるで。あ、葉っぱや」


ラミアは葉っぱを拾うと

その時、ユニコーンの尻尾がフリフリっと振ったのを

ラミアは見逃させなかったのか葉っぱをヒラヒラさせると

ユニコーンは、飛びつき


「く、くれ。」


ラミアは、それを渡すと勢いよく落とすと

ユニコーンはパクっと食いつき


「モグモグ。」

と美味しそうにユニコーンが葉っぱを食べる姿に旬たちは呆れて


「草食動物だね(やな)(だな)」


旬たちはユニコーンを見て呟いた

ユニコーンは赤くなり


「ヴっ・・つい、ほんのうだ!!

 ほんとうはにくしょくだぞ」


そう言うユニコーンだが、葉っぱを食べる姿に

なんともいえない可愛さが見える

ラミアは、思わず


「かわええな。お前」

「そうだね。和むよ」


ラミアが頭を撫でてしまう

和んでしまった旬たちだった


「な、や、やめろよ!!」


嫌がったユニコーンは下がる

ラミアは、ため息を吐いて


「・・まぁ、あんさんは肉食ではないんやろ

 この様子からみて」


ラミアは、聞くと

すると、ユニコーンは罰悪そうに


「そうだよ。」


居心地悪そうにユニコーンは俺たちから視線を逸らす


「・・そうなの?なんで盗んだの?」


そう聞くと、ユニコーンは諦めたのか


「おれさまは、いくところがあったからさ。」


「えっ・・。」


すると、ユニコーンは、ピカっと身体を光らせ

元の子供の姿に戻る


さつきまで、よく顔を見ていなかった

白髪と蒼の瞳をした子供がいた。


「どこにいくつもりだったの?」


旬が聞くとユニコーンは、俺たちをギロっと見つめ


「そのまえに・・・あんたたちはにんげんなのに

 おれさまをつかまえないのか?」


そう睨まれると俺たちを顔を見合わせる


「・・・・?」


俺は首を傾ける

その姿に、ユニコーンはパチパチっと目を開閉した。

そして、俺たち三人を上から下まで眺めて


「・・・どうやら、おれさまはかんちがいしていたらしい

 かえすよ。これ」


そういっていきなり籠を返すユニコーン


「素直やなぁ。あんさん。罠でもあるのか

 あんなに返したがらなかったくせに。」


とラミアは悪態つくとユニコーンはそっぽ向いて


「おまえらは、おれさまたちをがいなすそんざいではないとわかった

 かごのことはいたずらはんぶん、ほんきはんぶんだ」


「悪戯半分本気半分・・?」


俺は、そう聞くとユニコーンは頷き


「・・・まさか、おれさまにおいつくとはおもわなかった

 チビにおばさんにおおかみがそこまでするとは・・ほめてやりたい

 くらいだ」


その一言にプチンっと三人とも切れる


「おばさんは一言余計や!!」

「ちびも失礼だよ!!」

(狼ではない人狼だ!!)

 

と怒鳴りつける一人露点がズレているが

その姿にユニコーンはプッと吹き出し


「あはははっ。おれさまはきにはいったぞ」


きゃらきゃらっと笑うユニコーン


「あの、ユニコーン?」


すると、ユニコーンは笑って


「おれさまがとくべつになをなのってやる

 いっかいしかいわないからよくきけ」

 

「はぁ・・・。」


いきなり、名乗り始めた


「おれさまは、ジゼル」

ジゼルっと名乗ったユニコーン


「お前らの名はなんだ?」


とりあいず、俺たちは名乗ることになった


「俺は旬。」

「うちはラミア」

(我はジン・・まぁ、獣人だ。)


「よろしくな。おれさまのことはきがるにジゼルってよびすてしろ」


ジゼルは豪快に笑うばかりだ早速ラミアは


「じゃ、ジゼル。あんさんは、なぜこの籠を奪ったんや?」


ラミアが聞くと、ジゼルはう~んっと腕を組み


「あのひとにみやげのためにわたそうとおもったからさ

 ちょうど、そのみやげがあんたらのさかなだった。」


そう事実を話すジゼルにラミアは不思議に思ったのか


「土産・・なんや、同じ召喚獣の仲間か?」


ジゼルは首を横に振り


「ちがう。しょうかんしだ。」


「「「召喚士!?」」」


今、とんでもないことを聞いた


(どういうことだ!!)


ジンは驚くとジゼルは首を傾け


「あれ?おまえらそのことをしらずにこのもりにはいったのか?」


「・・森?」


「どういうことや、ここ普通の森やろ?」


すると、ジゼルは不思議そうに?っと顔をになり


「なにいっているんだ?ここは、おれさまたちのような

 しょうかんじゅうがくらすもりだぞ?」


「召喚獣の暮らす森・・?」


気づけば急に、空気が変わったような気がする


「なんや、エラいところに来てしまったようやな」


「そうみたいだね・・でも、目的の人はこの森にいるみたいだね」

「そやな。ありがたいことや」


どうやら、俺たちは知らずに危険な森に入ったようだ

ジンは、ジゼルに対して質問をする


(ジゼル、召喚士は村の方にたくさんいるのに

 森にいるのか?)


「そうだよ。わけあってむらにいれなくなってこのもりでくらしている

 しょうかんしさ。」


「訳あって・・?」


「このようすじゃ、おまえら、しょうかんしにようでもあるんだろう?

 おれさまたちをほかくがもくてきではないようだし」


「捕獲?」


すると、ジゼルは辛そうに目を伏せる


「ジゼル・・?」


俺は心配になり声をかけるジゼルはハッとして


「・・・それより、しょうかんしにあいにいくんだろ?

 ついてこいよ。おれさまがとくべつにおまえらをしょうたいするぞ」


そういって豪快に進むジゼルの姿にラミアは


「なんや、どうやらうまいこと話がきているようやな」

「そうだね」


とりあいず、目的の召喚士には会えそうだ

だけど、気になったこともある

ジゼルの辛そうに伏せられた瞳

捕獲って・・どういうことなの・・?


俺は疑問を抱きながら後に着いていくことにしたのだった。



この召喚獣の誕生したきっかけは足の速さでした。

他の獣も考えましたがピンっときたのはこれでした。

まぁ、とりあいず深く考えないでくださいね。

このユニコーンのことは・・。

では、また次話で

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