少年、追いかけっこの末に
今回は、ジンが大活躍
ラミアが子供に・・?
旬が・・?
そんな彼らの新たな一面が見れます
ではどうぞ
彼らが森へときた
それは分かっている
おや、どうやら・・面白い展開になっているようだ
ボクとしたことが驚くことばかりだ
やはり、あなどれないな・・。
あの三人組は・・。
ふふっ。
ソレはあいからず楽しそうに三人+子供を見つめていた
****
ズザザザザっと音が森の中で響く
「まてやぁぁぁ、こらぁぁぁ」
「だれが、まつか!!」
素早く走る子供とその後を追う少女
子供は疾風のように走るその姿はラミアですら追いつけない
そして、その後を必死に追うのは
「待ってよぉぉぉ、ラミアぁぁぁ置いていかないでぇぇ」
と叫ぶ少年・・旬
それはそれは壮絶な追いかけっこだった
皆、こんにちは・・というか
絶賛、追いかけっこ中です。
とはいえ、相手はかなり早すぎて追いつけません
必死にラミアが走っていますが難しい現状だ
「待てや、コラ」
「へへ~んだ。このさかなはおれさまのもの。
そうかんたんにかえすものか!!」
それはもうとてつもない速さで走る姿にラミアは
「お前ぇぇぇ、逃すと思うか。晩飯を返せぇぇぇ」
それはそれはラミアの怒りは酷かった
俺は必死に走りながらブルブルっと震えていた
ラミアの怒りはそれほど怖かった・・。
「おばさん、ここまでおいで~」
ペンペンっとお尻を突き出してラミアを挑発させる子供
その様子を見て
「誰がおばあさんやぁぁぁ、うちはまだ十代やぁぁ。」
そして、チャキっとナイフを出すラミア
「うわぁ、このおばさんこわい~」
「何度も言うけどうちは若いんや!!」
そういってラミアはますますイラついているようだ
今にも子供に攻撃しような姿に俺は慌てる
相手は子供だ。
さすがに、武器を使うのは、やばい
「むぅぅぅ。」
フーフーっと猫のように興奮しているラミア
今にも武器を使おうとするラミアに慌てて
俺が後ろから叫んで止める
「ダメだよ!!ラミア、相手は俺より小さな子供だよ!?」
その声にハッとしたラミアはナイフを投げる手を止める
「チッ、しゃぁない、武器は使わん」
舌打ちするラミア
その姿に子供はニヤリっと笑い
「こんなこどもにまけるなんておばさんたち
たいしたことないね。」
ラミアを挑発するばかりだ
「ますます、腹が立つ!!」
ラミアの怒りはもう有頂天だ
さて、その怒りを鎮めるより先に
あの子供をなんとしてでも
止めないと
俺には、武器はない
あるとしても杖だ。
だけど、止めることはできる
でも・・。
「魔法は・・駄目だよね」
なにせ加減が難しい
あの子供に怪我をさせてはいけない
それに、届くか・・どうか。
「おばさんたち、もうおれさまにおいつけそうもないし
ここでおわり・・だよね」
その嬉しそうな言葉にラミアはハンカチを噛んで
「きぃぃ、悔しいわぁぁぁ」
きぃきぃっと叫ぶラミアの姿がみえる
さて、どうしよう
このまま放っておくと嫌だし
かといって攻撃するわけいかないし
俺は、困っていると
(我に任せろ)
すると、素早い速さで何かがきた
それは、俺たちがよく見知った姿
それは、怒涛の速さだった
「おおっ、ジンや!!」
「ジン!!」
そこには、獣化して人狼の姿になったジンがすごい速さで追いかける
(我たちを夕飯を・・せっかく獲った魚を・・許せん)
その言葉に、俺は遠い目で思わず見てしまった
「ジン、内心喜んでやっていたんだね・・。
やはり、俺の目は間違いじゃなかっただね・・。」
なにせ、あの川で狩りをしている姿は、思えば
嫌がっていなかった。しかも楽しんでいたのだ
俺は、キランっとなんとなく涙が流れてしまいそうだった
すごい速さでジンは子供の後を追いかける
その姿は、ラミアでも驚いたようだ
「ほぉ、さすが・・獣やな。いけぇぇぇ」」
関心していたように眺めるラミア
「う、なにこれ・・おおかみだぁぁ」
子供は、驚く
無理も無い、自分の後ろには狼が追いかけてくるからだ
「くそぉ、もっとはやくはしらないと」
もっと、素早く走り出す子供
その姿はまるで、疾風のようだ
だが、それよりも早く子供の後を追ってきたのは
ジンだったのだ
「くっ・・もっと・・はやく」
子供も辛そうに走る
ジンはその姿をみて
(潮時だ!!)
ジンは素早く子供の懐に入り
「う・・うわぁ」
ドテンっと音がして子供の服を噛み付き止める
「てめぇ、はなせよ!!」
(おとなしくしろ。さまなくば落とすぞ)
「ちぃ、おれさまをはなしやがれぇぇ」
ジタバタっと暴れる小さな子供が見えた
「ふぅ、どうやら、この勝負うちらの勝利やな」
ラミアが疲れたように脱力する
どうやら、勝てたようだ
向こうではジンが子供の服を噛み付いてこちらに向かう姿が見える
子供はかなり不機嫌そうにバタバタと暴れている
一見・・落着なのか・・?
そう思った瞬間だった・・。
****
そこには、魚のようにバタバタっと暴れる子供
子供が旬たちを威嚇する姿が見えた
「なんだよ。てめぇ、はなせよ
おれさまをこんなめにあわせてタダですみとは
おもうなよ!!」
言葉が荒い子供が俺たちに噛み付いてくる
「うわっ。言葉の悪いガキやな
何度も言うけど盗んだものを返せや。」
「イ・ヤ・ダ」
と言う子供は籠を大事そうに抱え離さない
ラミアはムンズっと籠を奪おうとするが
「なんやてぇぇぇ、籠ぐらい離せや!!」
「おばさんこそ、かごからはなしてよ!!」
「何度もいうが誰がおばさんや!!うちはお姉さんや!!」
「おばさんでじゅうぶんだよ!!」
「キィィィ~!!」
籠から離そうとしない子供
ギャイギャイっと騒ぐラミアと子供
「あの、ラミア・・落ち着いて」
俺が、思わずラミアを落ち着かせる
籠から手を離し、俺を見るなり
「ふん、しゃぁない。旬、後は頼むわ」
俺は、籠を掴んでは離さない子供と目線を合わせる
「あの・・坊や。」
とりあいず優しい声で語りかける
すると、子供は俺を見るなり
つーんっとつれない態度になり
「おなじこどものくせにこどもあつかいするなよ
チビ。」
チビ・・?
ガーンっと俺は頭に何かきた
そういえば・・俺は子供だった
しかも、チビ・・チビ・・チビ
頭の中に響いた
そして、旬は落ち込んで座りこむ
(し、旬。落ち込むな。)
慌ててジンが、旬を励ますように
「だ、だってぇぇ」
俺はもう涙目だ
なんで、俺、今子供なんだろう
ウジウジっと地面にの、を書き続ける
「旬、落ち込むな。うちらは、どんな旬でも旬やと思っとるで」
(そうだ、落ち込むな。ほら、元気だせ)
必死にラミアとジンは落ち込んだ旬を励まそうと頑張る
「ほら、旬は子供でも強いやんか、うちはそれは憧れや」
(そうだ、我もその強さには侮れないと思っているぞ)
「ラミア、ジン」
俺は、パァァっと浮き立った
そして、子供がボソリっと呟く
「うわぁ~。」
俺たちの様子を引いている子供の姿が見えた
「しかし、お前・・何者なんや」
改めて旬たちは子供を見つめた
「なにものってきまっているじゃないか!!おれさまは
ここではいちばんえらいだぞ!!」
すごく自慢そうに胸を張る子供に
「なんて、態度がでかい子供なんや」
ラミアは呆れる
俺はといえば
「で、結局・・何者なの」
立直った旬に子供に問いかけると
「ふん、おしえるか。おれさまのことを!!」
「随分ご立派すぎる坊っちゃんや、この柔らかいほっぺたを
伸ばせば少しは喋ってくれそうやな」
ラミアは子供の口を優しく引っ張る
ラミアなりの譲歩だ。
子供はムスっとして
「うるしぇぇ、はなしぇ(うるせぇぇ、はなせぇ)」
ラミアはピクピクっと怒りで頭が一杯のようだ
「ほんま、苛立つなぁ。はよいえや。
あんさんが村人なのかそれともただの子供なのか」
とニンマリっと笑っているが
その姿は般若の姿が見えた
「ただか、にんげんふぜいが、おれさまにかなうとおもうな」
すると、ラミアはピンっと反応して
「人間風情・・?あんさん、人間やないのか?」
ラミアは言うと、子供はヘッと俺たち驚くこともなく
「ふん、このすがたをみておどろけ。おれさまはしょうかんじゅうだ!!」
そして一瞬の間に静寂が起きる
「・・・。」
「・・・。」
「・・・・。」
「「「はぁ・・!?」」」」
俺たちは三者三様に驚くばかりだ
なに、この子・・召喚獣なの!?
「ふん、おれさまのこのすがたをみればだれもがおそれる
じゅうだ。」
すると、子供はカッと光り始める
俺は半信半疑だったが
それは、すぐ撤回されることになる
それは・・・これから先の物語へと繋がる瞬間だったのだ・・。
さて、皆さんに問題
子供は一体なんの召喚獣なのか
それは、作者自身何の召喚獣にするか少し迷っています
一日時間があるので考えてみようと思います。
では、次話で。




