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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
新章 四幕 黎明の約束
404/485

少年、千里の召喚術 ~千里視点~

更新遅れてすみません・・!

今回は、千里視点で送りします。

では、どうぞ

旬、僕はね


誰よりも強くなれなかった


弱虫でどうしようもない泣き虫だったけど


初めて出会って友達になって・・親友になって


色んなことがあったんだ


そう、たくさんの思い出の中にはキラキラとした


宝物がいっぱいだった・・・。


そんな思いで中には・・一つだけ忘れられない思い出がある



旬が泣かないと決めたあの日のことだ。


あの時のことは・・思い出すだけつらい


でも、あの日から旬が泣かなくなって


僕も旬に見習って泣くことをやめた


それから、月日がたって、この異世界に召喚されて


ここまで来たけど


色んなことがあった


悲しいこと


辛いこと


たくさん経験した・・気づけば気づくほど・・経験した


でもね・・一度も後悔なんてしないんだよ


なぜなら・・それも僕の人生に必要なことだから


あ・・でも、ちなみにね・・今だからいうよ


たまに今でも泣いてしまうことがあるんだよ


僕は・・うれしいから泣く・・悲しいから泣くこともある


旬を見てたまに痛々しい気持ちになることもある


だからね、この異世界に来てから


決めている


旬の為に・・僕のできることをする


それだけじゃない、僕を救うために奮起になったラミア達も守る。


僕は召喚士だから、やれる。


必ず、僕は旬・・君・・いや、君たちの力になるから。


                    ***


「巨大というか・・悪の塊やな」


(ソウミタイダナ・・アニマガタタカオウカ?)


「いや、うちがやるわ」


ラミアが前線に出ようと一歩踏み出すと


そこに、千里が杖で制する。


「せ・・千里はん?」


そこにはどこか、柔和に笑う千里の姿があった


「こーいうところは、僕に任せてよ」


「・・ええんか?任せて」


すると、こくりっとうなずいて


「・・まぁ、僕がこの空間についてあんまり深く考えなかったことに

 落ち度あるし。だから、休んでいて。ラミアさん、アニマ

 僕を守ってくれてありがとう。今度は、僕が君を・・君たちを守るよ」


そう、僕は深く考えなかった


あの女のことばかり頭に入っていて

罠に嵌っていることすら気づかない


本当に、ラミアには頭が上がらないよ


だから・・今度は・・。


「せ・・千里はん・・あんさん・・・!」


(センリ・・!)


なぜか、感動しているラミアとアニマ


それをみた千里はこそばゆい気持ちになる


「大丈夫。下がっていて。僕の召喚士としての真価が問われるよ。

 こーいうのは。」


そして、前へと一歩踏み出し目の前の敵に対峙する千里


鎌をもって今にも僕たちを狩りたいという感じ


しかも、何?


馬を乗っているし、しかも鎧着ているし


だけど、似合わないねぇ・・鎌を持っているから。


ふつう、剣じゃない?


まぁ・・いいか。


とにかく悪意を持っているし。


しかも、鎌を持っているせいか、なんか怖いけど


悪には悪だ。


僕も・・・頑張るか。


「さぁ、いこうか。」


杖に触れる千里・・。


この杖では、高位召喚は難しい


やってしまえば、おそらくこの杖は、壊れて使い物にならなくなる


千里は悶々っと考える


ガーコイル・・あれは、ダメだ。高位召喚獣の一つだ


そして、ワイバーン・・もっとダメだ。


それならば・・・杖とのそこまで消費の必要のない召喚獣を使えばいい

だけのこと。


油断は禁物・・さて、どうしよう


その時、千里の頭に何かが浮かんだ


”にゃん”っという猫の鳴き声だ。


それを思い浮かべた瞬間に・・千里は召喚獣を決めた


そうだ・・・僕の相棒を呼ぼう


そう決めた千里は・・召喚へと入る


「いくよ・・・!」


千里は杖を天に向けて


「我は、召喚士・・精霊よこの杖に集まりその力を持ち我に従え・・!」


すると、杖から淡い光が広がる


それを見た千里は、その杖をこんどは地上に向けて


「僕の・・力になれ!!」


そして、杖が反応し・・大きな陣が広がる


呼応されるのだ・・千里自身の力とともに・・。


さぁ・・来て!


「ケット・シー!」


すると・・・大きなまばゆい光が漏れて


「ニャンー!」


ピョーンっと陣から現れたのは・・・。


長靴をはき、手には、スピアーを持った猫の獣


その名も、精霊である・・ケット・シーであるリーフルだ。


「ケット・シー・・リーフル参上にゃん!」


そういってピーンっと決め台詞を言うあたり・・しっかりしている。


そして、千里は声をかける


「久しぶり。リーフル」


すると、千里を見るなり嬉しそうに駆け寄るリーフル


「いやはや、久しぶりにゃぁ。さぁ、今日の敵はどいつにゃ?

 自慢のスピアーで串刺しにゃぁ」


なんていうか、バイオレンスなこと言っているリーフル


心なしか、スピアが光っている気がする。


「・・・後ろにいる。あいつだよ」


そういって千里が視線を向ける


「あいつ・・?」


すると、後ろを見ると・・・。


鎌をもってがぁぁぁっと叫んでいる黒い魔物だ。


しかも、馬に乗っているし・・何気に、騎士風なのに


似合わない黒い鎌を持っている


「にゃんだとぉぉぉ、こ、こいつかにゃ?」


なんだか衝撃的な感じに震えているね。


さすが、大きすぎる?


なんていうか、リーフルが一歩下がった気がするが


ふるふるっと首を横に振り


すぐに気を取り直して


「やるにゃぁ・・久々の大物にゃ。三枚おろしにしてやるにゃぁ!!」


そういって、スピアーを握り


今にも攻撃を仕掛ける気満々だ。


「僕も、援護するから。」


「もちろん、お願いするにゃぁ・・!!」


そして、相手の黒い魔物がさっそくリーフルに攻撃を仕掛けてきた


「クラッシュ 」


無の魔法を使ってきたのだ


「・・・にゃに!なんと、死魔法かにゃ。受け止めるより避けるにゃぁ」


軽々っと避けるリーフル


さすが、猫なのか、素早い


しかし・・。


「あ、まずいにゃぁ。」


闇魔法はそのまま千里たちの方へと向かっていった


千里は、そこから、杖をもって


「バリア」


そして、死の魔法は弾かれる


そして、千里はプンプンと怒りながらリーフルに注意をする


「後ろには仲間がいるだから気をつけてよ。リーフル

 しかも、死の魔法は危険なんだからね!」


「ごめんにゃ。」


ぽりぽりっと頬を爪で頬を掻いているリーフル


フゥっとため息を吐き


「まぁいいよ・・僕も詠唱に入るから。」


そして、千里は杖を持ち・・。


「光よ・・!」


千里も魔法の詠唱を始めているその様子を見て


気を取り直したリーフルは・・。


「よし、やるにゃぁ!」


そして、スピアーをもって舞を踊るかのようにリーフルはフワリっと大きく

舞い上がった


その瞬間、鎌がリーフルにめがけて攻撃をしてくるが


可憐にスルっと避ける


「甘いにゃぁ!!」


そして、敵の懐に入り


スピアーを敵に向けて・・こすりつけるように・・!


「必殺!!鎧通し斬り!!」


そういって素早い攻撃で相手の鎧に攻撃をする


キュイィィっと強い音をもって・・バリーンっと鳴り


魔物の鎧を壊したのだ!!


それを見た千里は戦慄したのだ


さ、さすが・・リーフル。


僕よりも鋭い技を持っているね・・・。


あれ、当たればひとたまりないね・・・また、腕をあげたよ。


さぁ、僕も急いで魔法詠唱を完成させよう


何せ、光魔法だからね・・。


千里は引き続き、魔法詠唱に入っているが


魔物が激しく痛みに吼える


「ぐがぁぁぁ、キ、キサマ・・・。」


痛みに猛絶する様子を見て、リーフルは少し驚いた顔をする


耳が少しだけピコピコしているのだ。


「おっ、喋れたのにゃぁ。お前だれにゃぁ」


スピアーを敵に向け


名乗るように問いかける


「闇の騎士ダーク・ファントムだ。

 これでも受けろ!」


「 デス 」


その言葉と同時に亡霊がリーフルを襲ってくる


その攻撃は、おそらく・・・危険だ。


リーフルは後ろにいるラミアとアニマ・・そして千里を見て


「・・・にゃぁ。物騒な名前にゃぁ。

 でも、避けないにゃん。」


ふわりっと軽々く攻撃してきた亡霊を斬った


「な・・!」


それに動揺するのだ。


「いまだにゃん!」


それに驚いた闇の騎士ダーク・ファントムに対して


それを好機に見えたのか・・リーフルは攻撃を仕掛ける


「行くにゃぁ・・行動不能になってしまえにゃぁ!!」


スピアー大きく回し・・身体も回転させ


「きりきりの舞い!」


すると、その突風のような攻撃に・・。

闇の騎士ダーク・ファントムは・・行動が不能になっていく様子をみて・・


「千里!」


リーフルは呼びかける


「任せて!!」


千里は、光の魔法を使う


「透明なる浄化の光よ・・・!」


杖には聖なる光が・・大きく光る


それを一気に敵に向ける


「ルーセント 」


旬の使う・・パージよりも遥か彼方・・強い浄化魔法


この魔法は、詠唱が長い


パージと違って力は強いが・・その間に攻撃を仕掛けられたらアウトだ。


だは、リーフルのおかげで、その魔法が今・・使える!


その大いなる透明な光を受けて


「グァァァァ、キ・・・キサマァァァァ」


敵は・・・その光とともに・・・痛みとともに倒れこむ


それは、もう・・・闇の騎士にしては受け止めるには難しい

大いなる光だ。


それをみたラミア達は関心する。


「さすが、息ぴったりやな」


(ピッタリダ。マウヨウニハナヤカダナァ。)


「・・ほんまに、見ていて飽きんわ。」


ラミアとアニマのその言葉に・・その千里とリーフルはピースする


「どうだ。まいったか!」


「まいったかにゃぁ!」


その様子をみて憤怒する闇の騎士ダーク・ファントム


「・・・き・・・きさまら・・・・」


そこには、闇の騎士ダーク・ファントムは、もう瀕死だ


あっさりと千里たちに負けたのだ。


その力では、適わないと気づいたのか・・・そのまま捨てセリフを言うのだ


「あの方がいる・・・お前たちは、あの方によって死へと向かう。」


その言葉に千里はクスっと笑う


「・・・ああ、わかっているよ。僕の敵はオマエじゃない。」


そうだろう・・?


その言葉にワナワナっと震え


最後の攻撃を千里に使おうと・・吼える


「キサマァァァァァ」


しかし、千里はニッと笑う


「君、しっかり前をみていないと・・・危ないよ」


「・・・!」


そして、目の前には面倒そうな顔をしたリーフルが

スピアーをもって・・・。


「うるさいヤツにゃん。消えろにゃん」


そして、切り刻んだ


「ガァァッァ」


その当時に・・・光に包まれ・・黒の騎士は消滅したのだった。


君の敵は僕には匹敵しない


僕の敵は・・もっと、向こうにいる奴だ・・!


その時・・・


「め、迷路が崩れるわ!」


その途端、辺りがグニャリっと曲がり・・・見えたのは・・。


一本の道


「道やな。」


「道にゃぁ」


(ミチダナ・・センリ?)


「・・・何でもないよ。さぁ、行こう。」


旬・・僕は、必ず・・・あの時の恩返しをしてみせる


・・・・誰よりも強い君やその仲間たちのために


そう何かを思いながら千里たちは・・そのできた道を歩き始めたのだった。

千里とリーフルのコンビネーションは強い!

そんな、二人の戦いでしたが、次回は、旬たちの方へとうつります。

では、次回をお楽しみに

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