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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
第3章 ~人形王女~
35/485

少年、秘宝の杖

35話目になりましたね~

あと1話で、アリア編は終了ですね~

ではどうぞ。

すべてを終えるということは

この場所を封印するということ

そして、この少女が何者であろうが

俺は受け止めるだけだ

果たして、俺は受け止められるのかは

わからないけどね・・。

  

******

まばゆい光に当てられ

ソリドゥスは、怯むその途端、彼から闇が出てくる


「うわっ」


その闇は迷わず俺達の元へとくる

な、どうしよう・・。

俺が悩んでいる横で

アリアはチャリーンっと音を立て

秘宝である、時時計を揺らす

すると、闇は、その時計の中に入っていったのだ!!


「な・・ななな」


とんでもない光景を見た俺は開いた口がふさがらない

そして、アリアは終わりの場所を歩きだす


「あ、どこに行くの!?」

「大丈夫、そこの祭壇に、この時時計を嵌めるだけだから」


終わりの場所には祭壇があり、この時計の形をした何かがあった

アリアは迷わずにこの時計を嵌め込んだ

すると、ガガガガッと音を立てる

その空間に、何か響く音がした


「な・・なんなの・・!?」

アリアは、もう分かっているかのような顔をする


「・・これが。この神殿の宝よ」

「え・・。」


時の向こうには、杖が一本、刺さっている

他には、あらゆる宝石、首飾り、

でも、一番気になるのは、その杖だ。


「あれは・・?」

「この神殿を司っていた、巫女がいたのよ・・昔ね。」

「巫女?」

「そう。その巫女が残したという杖よ」


そう解説されると、その杖がなんだか神秘的に見える

俺は、改めてその杖を見た


赤い石、青い石が、派手にならないように、散りばめられている

品のある杖だ。

まぁ、昔の人が持っている杖だからなぁ。

俺はその杖を見ていると横から


「あの杖は、まぁ・・あなたは、触ってみる?」

「え・・いいの?」

「もちろん。」


そう言われて、俺はおそる、おそる、その杖を触ってみた

すると・・。

マッテイタヨ

本が、その杖を待っていたかのように共鳴する


「・・え・・。」


杖が光だし俺の元へと舞い降りた

な、なんなのコレ!?

アリアはその光景を見て納得する


「・・杖は、人を選ぶ。成程ね。」

「アリア・・?」

「そうね、杖は、貴方を主と認めた。」


「あ、主・・」

「おめでとう。その杖の所有者はあなたになったわ」


なんだってぇぇぇぇ

とんでもない、事態になった

まさかのできごとだ。


「くすっ。」


ヴェール越しだけど分かるその向こう

彼女は確かに笑っている


「あ、アリア・・?」

「まぁ、この杖は、貴方のモノになったし、他のモノには興味ないわ」

「え・・こんなにたくさん秘宝があるのに?」


俺は不思議に思って聞くとフルフルと首を横に振る


「秘宝は、秘宝のままのほうがいい。誰かに悪用されるよりかね

永遠に世に出ることもなく・・ね。」


「・・そっか・・そうだよね。」


宝が人を狂わせる

それは、そうかもしれない。


「まぁ、元よりこの人は、そうでは無かったようだけどね」


視線を向けるとそこには倒れている青年に目を向ける


「・・かわいそうに。私が至らないせいで

駆り立ててしまったみたいね・・狂気に。」


眠つく、青年を見て悲しげだ


「・・どうして、こうなったの?」


そうだ、こんな危険なこと

どうして


「・・それは、教えられないわ・・でも、もう近いわね・・。」

「・・。」


意味深なセリフを吐いた

その時、彼女は何かを感じ取ったのか

その神殿内を見て、静かに呟く


「・・・終わる」

「え・・。」

「終わるのよ、すべて」


「アリア・・?」


彼女は、まだ何かをするようだ

そして、俺に向けて笑みを向ける

祭壇の元へ歩む


「この時は、また封印しないといけない」

「・・そうなの?」


コクリと頷く

封印・・?

そんなことできる?

彼女は嵌め込んでいた、時時計を外す


「で、でもどうやって・・。」


「・・この、時時計はね・・色々とたくさんのことができる

優れモノなのよ・・さすが、業物ってやつ?」


業物って・・。

まぁ、何に使うか未聞だけどな

彼女は祭壇の裏へと回る

そこには、同様に、嵌め込むことができるようだ

アリアは、迷うこともなく

その時時計を嵌め込んだ

すると、ガガガガッと大きな音を立てる


「な・・・。」


祭壇は、下へと沈んでいく

まるで、底なしのように


「これで、この場所は、封印される。」

「宝のことは本当にいいんだね?」


すると、彼女はそんな俺を見て

俺を試すかのように・・。


「・・この世で一番大事なのは、何かあなたは分かる?」

「え・・?」


問いかけのように彼女は俺を試す

何か・・と言われても

嫌、俺にはきっと分かるはずだ


「宝でもないよね?」

「もちろんそうね。」


彼女は俺に答えを言わせる気だ

拒否権はなさそうだ

仕方ない・・。


「俺にとってこの世に一番大事なこと・・ジンや、ラミアだよ」


すると、アリアは口元に笑みを浮かべ


「そうか。それがお前の宝であり、一番大事なことなんだな?」

「まぁね。」


「もっとも、私にはそれができなかったけどね」

「・・アリア?」


そう呟いた彼女はきっと、過去に何かあったかもしれない

もっとも、それを聞いても話してはくれないと思うけど・・。


どんどん、周りが沈んでいくのを見て

アリアは潮時と、分かっているだろうか

撤退のことを話し出す


「さぁ、外に出ようか」

「あ・・でも、魔法」


俺、ワープ関係はなぜか、何ども使っても

成功しなかった。

それが、なぜかはわからなったけど

そんな、俺の様子を見て


「くすっ、君も早速使ったら?」

「・・使う?」

「その杖よ。」


指差したのは、その杖だ


「まぁ、試してみなさいな」

「あ・・はい」


俺は手にもった、杖をそっと、周りを包むように

頭に呪文が浮かんでくる

不思議な気分だ


「時よ、我たちを外へと連れ出せ・・ワープ」


すると、ソリドゥスたちを包み込み

俺達は外へと脱出できたようだ


出たのは、神殿の外

馬車がおいてある、そのそばに俺達全員はそこにいた

当然、ジンやラミアは眠りこけて

起きそうにはない


「アリア、皆、大丈夫かな・・洗脳だって・・。」


そうだ、二人の洗脳は大丈夫なのかな?


「安心しなさい。解けているはずよ」


すると・・。


「ヴヴっ、酷い目にあったなぁ」


そういって、目を開けるラミア


「ラミア!!大丈夫!?」


俺は心配になりアリアの傍によると

ハッとしたのか、ラミアは俺の身体に触れる


「旬か・・はっ、旬、大丈夫か!?うち、何かよう

わからんけど・・旬を怪我させようとしたんや

あかん、ようわからん・・とにかく、大丈夫か!?」


俺に異常が無いか、心配そうだ

どうやら、ラミアは混乱しているようだ

無理も無い


「ごめんな。うちが夢とはいえ、あんさんを・・

仲間を怪我させようとしたんや・・ほんまにごめん」


謝る姿に、俺は笑いかけ


「大丈夫だよ」

「そうか・・なら、よかったわ・・ジン?」


そこには、地面を殴っているジンがいた

俺は止めさせるとジンは申し訳なさそうに


「すまない。旬。操られていたとはいえ・・

お前を・・殺す気だった・・。」


「ジン・・。」

「我はなんて情けないんだ・・旬、すまない。」


土手座する勢いのジンに俺は・・。


「いいんだ。誰も悪く無い」

「だ・・だが」

「いいって言ってだろ?俺は無事だから・・大丈夫さ」


そんな、俺に二人は少しだけ微笑を浮かべる

そんな時に、一人の少女が俺に近づいてきた

正確には、ジンに、だけどね・・。


「オルフェ・・いえ、ジン、無事でよかったわね」


「アリア・・・か。」


どうやら、知り合いのようだ


「数年ぶりね。もう会うことは無いと思っていたわ」

「・・・ああ。」

「あの事と・・そして、ソリドゥスのことは恨まないでちょうだい」

「・・・。」


無言になる

一体何があったんだ・・・?


「彼もまた、操られただけなのよ」

「・・・。」


ジンは、無言だ

その時・・。


「姫、いいのですよ・・私のことは」


起き上がったのは、一人の青年

アリアはハッとしてソリドゥスの元へと向かう


「・・ソリドゥス!!大丈夫?」

「はい・・申し訳ありません、私はあなたに・・。」

「いいのよ、アレは仕方ないことなの」

「・・ねぇ、アリア」

「・・・。」


「そろそろ、どういうことなのか、話してよ」


もう、話してもいいはずだ

すると、アリアは無言のまま立ち上がり


「そうね・・いずれ、ばれることね・・。」


振り返ったのは、別人のように・・。

それは、王女の風格だった

俺は、ゴクリっと生唾を飲んだのだった・・。


アリアとソリドゥス・・そして、ジン

彼らは何者なのか次回明かされます。

前から見てくれた方は多分彼らが何者なのか存じているとおもいますけどね・・。

とりあいず、また次話で。

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