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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
新章 二幕  ~ギルド協会の緩い糸と王宮の衝突~
306/485

少年、黒と白の拮抗

今回は・・ある人物の過去です。では、どうぞ

私たちは、白と黒の正反対の性質を持っていた


お互いが、どこか似たりよったりな存在だったからだろう


正反対の性質がより私たちを近くにする


だから、似たりよったりな存在だから


私たちは・・一緒だった


ある時・・私は・・知った


私自身の・・最大の苦難があることを


闇魔法を使うもの運命(さだめ)


光魔法を使う白とは・・違った苦悩


同じ世界で一緒に生きてきた同士だからこそ


憎しみ、羨望が出た


白の世界は・・黒の私とは違う


だから・・私は悩んだ


悩み続けて・・ついには苦しんだ


そんな時・・ただ、聖女は、そんな私を受け入れてくれた


聖女だけが私の存在を受け入れてくれる


黒と白はいつでも一緒だった


黒と白はやがて・・・。


しかし・・黒は・・白の考えを拒否する


狂った白は、救えなかった公爵家に悔しさを現し


そして、歪む黒は・・白と世界に対して怒りをだ


聖女様が降臨され

この国は、平和が来たときの頃


変革のときがきた・・


謎の仮面の人物が私たち魔導師の前に現れた


なぜ、国の安泰を願わない・・なぜ、お前は・・聖女のことを

願ったんだ!?


その問いかけの白に対して黒は・・。


同じ答えをもっている訳でもない・・私は私の気持ちに従う


お前と・・私は違う


・・!


そう、私たちは違う。


最初から違った


違うのだ


公爵様が死んだ時のことも忘れられない


私たちのたった一人の理解者の死は


誰よりも心が痛かった。


それはやがての痛みが怒りへと変わる


そんな、悲痛な私を救ってくれたのは・・聖女様だけ


お前は・・何をしてくれたなの


・・!?


その手には、人形が威嚇していたのだ


初めて・・私は白に反抗した


お前は・・・敵!!


何を・・!?


人形を手にもって・・ただ・・ただ・・・


黒く染まる・・・!


さぁ・・・闇の魔法よ・・我に従え


人形と共に叫ぶ・・声


黒と白は・・激突する。


                 ***



旬は、アスクの戦いの後・・気配が強い


部屋へと向かう


それは、大きな魔力が働く部屋へ・・。


「旬は、感じるッスね?」


ウッズがその強い魔力のことを聞く


「二つの魔力がね・・杖が反応している。間違いない」


旬はそのことをいうと・・ルリリは、目の前にある扉をみて


「あ、あれが入口ね・・慎重に」


そして・・旬たちが入ると・・。


そこは・・・とんでもない光景だった


「・・・!」


旬は言葉を失う

ルリリは・・驚いた顔をしている


「な・・なによこれ・・部屋がボロボロじゃない」


辺りを見渡して呆然とするルリリ


「な・・なにが起こっているッス?」


そう、部屋が魔法によって穴が開いたりして

ボロボロと惨状が酷かった


その時・・黒い闇が旬たちに向かってくる


「・・・危ない!!」


旬は杖を使って放つ


「バリア」


すると、バリアが張られる


襲ってくる闇はもちろん、旬のバリアによってその闇の力は弾かれる


驚くのは・・ウッズだ


その魔法に見覚えがあるからだ


「な・・・ななななな、これは・・闇魔法!?」


その魔法をみてウッズは驚く


「闇魔法・・?」


すると・・・・。


「そうッス・・あ・・し、旬・・あれを見てッス」


そこには・・旬たちに目を向けていない


二人の魔導師が対峙している


そして、争っている


旬は・・その闇魔法を使う魔導師の方を見た


そう・・その瞬間・・旬は・・驚く


「シア・・!!?」


旬は・・目を開いた


あれは・・初めて会った・・自分の友達の姿だった


シアが・・・魔導師!?


人形を持っていたから人形を治す仕事だと思っていた


あの時・・あんなに優しいシアを思い浮かべた


聖女のことを尊敬していると・・シアのキラキラっと光った


瞳を思い出した・・


しかし、今・・目の前のシアは修羅だ・・。


俺たちなんかに気づいていない


魔導師同士の拮抗が見える


もちろん、旬におそらく気づいているかもしれない


だけど、二人の魔導師は旬たちに目を向けることもなく


魔導師として戦っているのだ


「ウッズさん、ルリリさん・・アニマ向こうの影に行こう」


「え・・ええ」


「あ、そうッスね」


「うん。」


旬達は目立たないように影に隠れる


そうしなければ危険だと旬は感じたのだ


二人の魔導師の気迫に・・!


そして、旬は頭の中が混乱した


「まさか・・シアが魔導師だった・・なんて」


友達がまさかの魔導師だった・・なんて

誰が信じるだろうか・・。


「ご、ごしゅじん・・?」


アニマがあわあわと見る


まさか・・と旬は思っていたのだ


そして・・それが事実となり真実となる


ウッズが旬の反応に・・。


「あ、旬は知っていたッスか・・そうッス。

 あそこで闇魔法を使っているのは間違いなく

 闇魔法を極めた魔導師ッス」


ウッズの言葉・・旬は・・目を丸くした


「・・・!?」


そうか・・やはり・・。


ウッズさんが言うなら・・シアは本当に闇を極めた

魔導師・・って・・ことなの・・?


「闇魔導師シア・ダークパレス。闇魔法を極め・・人形を媒介して

 魔法を使う魔導師ッス」


「人形を媒介・・!」


旬は・・シアの手に持つトワという名の人形を思い出した


まさか・・あれが魔法を使う手段の一つだったなんて


シア・・。


俺は初めて・・この国に来た時に友達になり


そしてまた遊ぶ約束をした・・・。


まさかの出会いとは驚く


だけど・・旬はもう一人の魔導師は・・?


「ねぇ・・じゃ、もうひとりの魔導師は?」


シアと対峙する・・もう一人の魔導師


すると・・ウッズは・・。


「ノィン・フォトン。光の魔導師ッス。

 別名”光を持つ者”ッス」


旬は目の前に・・フードを被って・・シアと対峙している


ノィン・フォトンを見た


「光を持つ者・・。」


「・・ひかり・・たしかに、きはくがすごそう。

 それに、かなりつよいまどうしだぞ。ごしゅじん」


アニマの言葉に・・旬はその二人の魔導師に視線を向ける


シアと対峙する光の魔導師・・。


旬は、唾を飲み込む


その時・・ルリリは・・なるほど・・っとつぶやく


シアを見てから・・納得すると


「なるほど・・あれが、”人形使い”なのね

 あんな子供だとは思わなかったわ。旬君がいるし

 そういうのはありえるかもしれないわね」


その異名に旬はコテリっと首を傾ける


「人形使い・・・あれ?でも、ルリリさんは知らなかったんだ。

 シアが子供の姿だということを。」


そう、俺も魔導師とは聞いて驚いたけど


ルリリさんはどうやらシアという魔導師の名前は知っていた

ようだが・・その姿はまで知らなかったようだ


「ええ・・・国でも有名な話だけど。光の魔導師が表に出て

 闇の魔導師は・・表にでない。その代わり、あらゆる闇魔法を

 使い国を助ける存在・・まさしく、表と裏のような関係ね。

 ・・・だけど、驚いたわ、旬君と同じ年の子とは」


俺と同じ・・・。

いや、俺はこれでもシアより年上だ。


「じゃ、最年少だね。俺も、すごいと思うよ。あの年で

 魔法を極めることができるなんて」


すると・・ウッズは悲痛な顔をする


「・・・違うッスよ。旬、姐さん、シアは最少年じゃないッス。」


その言葉に・・二人は驚く


「違う・・何が?」


「・・シアは旬より・・年上ッス」


その言葉に・・・旬とルリリは驚く


「「えっ!?」」


シアは・・俺よりか年上・・?


どういうことだ


「ど・・どういうことなの?」


すると・・ウッズは・・。


「・・・シアは、自分と初めて会った時からずっと・・子供の姿ッス」


「こ・・子供の姿!?」


その言葉にウッズは頷く


「そ・・そんな、ありえないわ。」


「そうッスね。でも、本当ッス。全然変わらない。

 つまり・・シアは・・・成長をしないッス」


「成長をしない?」


「そうッス。正確には”成長をすることができない”ッス」


「・・・!!?」


その衝撃の事実が明らかになる・・ウッズの言葉によって・・。


旬は・・シアとノィンの魔導師・・二人を見て・・唾を飲み込んだのだった。


シアには大きな秘密がありました。実年齢は実際に旬よりか年上であります。しかし、理由があって今の姿から成長はできません。それはなぜなのか?

次回、明らかにします。では、お楽しみに

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