少年、目覚めた世界
今回は旬が目覚めた後の話です。
では、どうぞ
ダイジョウブダヨ。
キミハウンメイニマネカレタ
サァ、イッテラッシャイ
キミハドコマデモグロウサレルノダヨ
ソレガ・・・サダメナノダカラ。
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ヒュウ・・ヒュウ
なんだか・・冷たい風の音が聞こえる
そして・・なんだか、自分も冷たい
身体が・・とても寒い・・。
「・・・ん?」
旬は寒さに目を開ける
「・・・・。」
思わず目を開く
そして・・
「ここどこだ?」
そう、旬は驚いたのは・・雪の世界だった
辺り一面・・とにかく、雪、雪、雪だ
旬は思わず呟く
「サムっ!!」
旬は寒さに震えている。
「寒いよ!!しかも、ここどこ!?確か、俺・・
家に帰っている途中で・・フード服の男に
そうだ・・俺は・・。」
俺は確かに・・あの変なフード服の人に・・。
「陣の中で意識が飛ばされて・・もしかして・・俺・・。」
その言いようのない動揺に・・旬は慌てるが
その前に・・・
「冷える!!冷えるよ!!」
どうやら、冷えの方が勝ったようだ。
旬はブルブルっと震えながら
何、この雪!!
しかも、ここ雪山じゃないか!?
俺、何でここにいるの!?
そして・・旬はうわごとのように
「・・・寒い・・寝たい・・いや、寝てはだめだよ!!」
旬は自分に言い聞かせ
立ち上がる
「...色んなことを考えたくなるけど・・今は仕方ない。
歩くしかない」
極寒の世界のようだ・・。
「とりあいず、道なりに歩くことにしよう。
きっと、洞穴ぐらい見つかる」
旬は歩くことにした。
真冬の道はとにかく寒すぎた
雪でほとんど前が見えない
しかも、吹雪はどんどん酷くなるばかりだ
このままいけば・・俺、遭難するよりヤバイ・・!!
しかも
ああ・・寒い
寒い
「・・・とにかく生きなければ」
そう言い聞かせ歩く俺
だけども酷く寒い所だ。
極寒の地・・だよね。
俺は・・歩きながら
遭難しているような気がした
いや、実際にしているし!!
いきなり、雪山に飛ばされた俺としては泣きたいくらいだ。
いや、もう泣いている。
「・・・ああ。」
俺は死ぬのだろうか・・?
そうぐちぐちと愚痴をいいながら歩き続ける
どんどん、身体が冷たくなっていくような気がする
「ううっ・・冷える」
そんなことをいいながら歩いていると・・旬はふと、足をとめた
「・・・あ、洞穴。」
旬は運が良かった
そして、同時にとてもツイていると感じた。
と、とりあいずあそこで休もう。
旬は持てる力を持って洞穴へと足を進める
そして・・・。
洞穴に着いた途端・・旬の身体は脱力する
「・・・・ここどこだろう?」
そして・・呟いた
確か、あの男が俺にこういった
「それより、寒いな・・。洞穴の奥に行こう。」
ん?
壁を触る旬・・。
そして・・。
自分の手に注目する
「手がちっちゃい・・。」
思わず・・壁と自分の手を見つめた
そして、壁から手を離し
自分の・・ちっちゃい手を見つめた
「・・・。」
「・・・。」
そして俺はペタペタと自分の身体に触れる
そして・・涙目になる。
「うわぁぁぁぁ、俺また・・子供になっているぅぅ!?」
俺の手がまた子供になっていることに気付いたことで
動揺する
「な・・ななななんでこんな目に・・」
またまたまた子供になっているし!!
「いや・・いや・・俺、子供になる原因って何!?
そもそも、子供になることがこういう所に飛ばされる
原因!?」
そう自分の身体を触りながら絶望する
そして・・・。
ふいに、あのフード男の言葉を思い出す
「・・・・待てよ。あの変な人が言っていた。
”これが運命”と。」
「・・・。」
運命ならば・・俺はまたこの子供の姿になったというのだろうか?
困惑する。
だが・・ブルっと同時に身体が冷えた
旬は壁に手をついて立ち上がる
いつまでも絶望をしている場合じゃない
そして・・洞穴の奥に向かう
「・・・!」
旬は、その奥にあったのをみて・・。
「焚火の痕ががある!!」
旬は驚いた顔をしていたが・・やがて
「もしかして、ここはこの山に行く人にとって避難場所?かも。
・・・・。」
旬は自分のちっちゃい手を見つめて・・やがて・・。
「・・・でも、ちょうどいいかもしれない。試すのは。」
旬は、手をかざして
もう一度・・あの頃のように・・・。
強い思いと共に念じる
「ファイア!!」
すると、カッと音を立て
ボッと・・・火が焚火に放たれる
「あ~温かい。やはり、魔法は使えたようだ・・。」
それだけは安心したのか・・旬はホッとする
だけど・・また同じことを思う
しかしここはどこなんだろう?
火を見つめながら・・考える
それともう一つ考えたことは・・。
「・・・千里たち・・心配しているだろうな・・母さんも。」
旬はポッリっと呟いた
また・・・困らせたな・・。
一番困らせたと思ったのは・・俺の母さんのことだ。
俺の母さんは、女手一つで俺を育ててくれた。
あの日、異世界に帰還した日も・・母さんは、泣いていなかった。
いや、正確には・・・泣かないように我慢していたんだ。
だから困らせたくないと思っていた
でも・・俺の身勝手な願いのせいで・・。
・・・。
なんだか、感傷的になった。
そして・・すぐに・・。
「・・・・考えるのをやめよう。とりあいず、吹雪がやむまで寝よう。
・・・朝になったら、山を出るために頂上に向かうか。」
俺はゴロンっと横になる。
そして目を閉じることにした。
不思議と楽になるような気がした旬だった。
旬はこれからどうなるのか・・次回は、新キャラとはいえ、皆さんも削除前の
物語を知っているなら分かる人物の登場です。




