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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
第3章 ~人形王女~
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セイクレッド ~神話と発掘の街~

さぁ、新章の開始です。

これから旬がどうなっていくのか・・

では、どうぞ。

この世には俺たちが生まれる以前から語り継がれ続ける話がある

それは、神が造った神話だ。

その神話は、神にとって重要なことなんだって言うけど

俺にとって何をもたらすのか分からない

だってそうだろ?

その話によって俺の命運と人生が変わる

さぁ、この神が造った話が

吉と出るか凶とでるか

楽しみだね・・。

俺的には、吉と出て欲しいよ。

まぁ、悪魔でも願望だけどね


                  ***********




目の前には大きな建物が見えている

俺たちに見せたのはそう・・すべてが驚き一杯の世界だったのだ


「おおっ、ここが”セイクレッド”なんやな!!」


ラミアの上機嫌な声が聞こえる


「ラ、ラミア、声でかいって」


ラミアの声のでかさに反応して人々が振り返っている

俺は恥ずかしくなる

あ、どうも皆さんのおなじみの旬だよ。

俺たちはあの村からさらに南に向かって

この神話で有名な街であるセイクレッドに来ているんだ。

しかも、ジンが言うには御伽話も神話もなんでも有りの街だから

と聞いているけど・・どんな街なんだろうね。



「うち、感激すぎてもう何を言ったら・・わからん。」

「そんなにうれしいの?」


確かに大きいけど

そこまで大喜びする理由はあるの?

俺は思わず首を傾ける

ラミアは、俺に説明するかのようにビシっと指す


「そや、セイクレッドな、歴史的価値ある宝がぎょうさん

 眠っているやで!!」

「宝?神話だけではないの?ジン」


俺は疑問に思い隣にいるジンに話しかける

ジンに至ってはラミアの剣幕に呆れている


「ああ、この街は発掘の街でも言われているからな」

「発掘の街?」


俺は思わず聞き返す

ジンはその建物を見上げながら

語りかけるように話すのだった


「古代の宝がまだ半分しか見つかってはいないから

 毎日が発掘作業のような街だ。ここは

 研究者にとっては魅力的な街だな。」


そのジンの話が終えるとまたラミアは話をしだす

それも興奮している。


「しかも、聞いて驚くな」


ふふんと得意気なラミアは語りだす


「その、眠っているお宝などをオークションにかけるらしぃで」

「オークション?」


「ああ、この街は変なしきたりがあってな。発掘された

 ものはすべてオークション入るのを決まっているのや」


へぇ~

これまたすごいことをするなぁ

オークションって俺、聞いたことはあるけど

実際はしたことが無いから実感湧かないよね


「まぁ、とにかくうちは楽しみなんや

 シーフの血が騒ぐでぇぇ」


そう白熱するラミア

俺はもうついていけない


「どう思うジン?」

「無理もないさ。この街はあらゆる面で

 謎が多い。」

「謎が・・?」

「まぁ、実際に中に入ればわかるさ」


ジンの意味深の台詞は俺にはよくわからなかった

ジッと街を見ていて何かを考えているようだ

俺もここから見える街をみる

見える街には大きな女神像が飾られている

それもとても神秘だ



この街は俺たちが一番知りたい情報

赤い月の情報があるかもしれない街だ

しかも、この本についてもね・・。

俺が物思いにふけっていると


「楽しみや~。」


ラミアのうきうきした顔

そして瞳はキラキラと光っている

よほど嬉しそうだ


「あんさんら、置いていくで」


ラミアはさっさと歩いていく

そのあまりの速さに俺たちは呆然としている


「凄まじいな」

「うん、これが女って奴?」


思わず呟いてしまう

向こうではラミアがはりきっている様子を見て

笑ってしまう


「旬、ジン」


向こうの声が聞こえる


「じゃ、俺たちも行くか」

「ああ」


さぁ、行こうか

その街の中へ


               *******




「うわぁぁ」


俺は思わず声をあげた

そこには何もかも神秘的な光景だった

先ほど見えた女神像は綺麗で鮮やかだし

街はまるで古代を思わせるような

ロマンな造りをしている


「幻想的やなぁ」


ほぉっとするラミア

それほど美しい街だったのだ


「本当にすごいよね」

「ああ、そうだな」


俺たちはその街の神秘的な感じに魅力されていた

なんだか、心が安らぐなぁ。

そう安心している時

ラミアが近づいてくるのを気づかなかった


「ほな、旬」


いきなりガシっと俺の腕を掴むラミア


「え、な、何!?」

「うちと一緒に発掘やで~」


「嫌だよ」

「なんで?」

「だって、俺労働力無いし」

「うちが、教えるから安心せぇ」


安心ってどういうこと?

しかも何、この強制的な流れは


そんなうきうきした顔と

ギラギラした瞳をこっちに向けないでほしい

なんだか、怖いよ


「ジン~」


俺は思わずジンに助けを求めると

ジンは面倒くさそうな顔をしていて

仕方がないなと呟く


「お前、忘れているぞ?当初の目的を」


「仕方ないやないか。だって、この街には

最高のお宝が眠っているみたいやからな」


「最高のお宝?」


俺は思わず聞き返すとラミアが腕を組んで話だす


「そや、なんでも。歴史的価値よりかスゴイものらしぃで」

「事実なのか?」


ジンが聞くとラミアは肯定する


「これでもシーフやから情報だけは得意やで・・ただ

 それがどこにあるかが問題視されているようみたいやな」


「・・もしかして、それを探す気なの?」


俺は嫌な予感がした

そういうことはなぜか当たるのだ


「当たり」


「・・・。」


俺ははぁ~っと深いため息を吐く

それを見たジンが俺に聞く


「どうする?」


「ラミアの気が済むまでさせておけばいいんじゃない?」


あの状態のラミアを俺とジンが何を言っても聞かないだろう

もう、発掘する気満々だ。

あの輝いた顔を見れば尚更だ


「だが、神話探しはいいのか?」


確かに、俺達はそのために来たけど

今の状態から言えば無理。

だとすれば・・。


「ジンは、神話関係を探って」

「いいのか?」

「うん。俺、ラミアに着いて行くよ」

「そうか。」


「どうしたん?」


ラミアが俺たちを見る

どうやら、俺たちが何を話していたのか

気になるようだ


「さっきの話だけど」

「ああ、神話探しやね?」

「そう、俺達の目的はそもそも、神話関係だけど

 やっぱり宝も気になるしね」


「じゃぁ・・。」


「うん、ジンは、神話探し、俺はラミアに着いていくよ」

「そうか!!」


それはもう嬉しそうではしゃぎだす


「じゃ、旬。我は神話探しに行くから」

「またね」


そういってジンは俺たちと反対方向に歩きだした

その後ろ姿を眺めながら


「ほな、旬。行こうか」

「うん。そうだね」


俺は発掘場所を歩き出す


俺とラミアは発掘をしている人たちの所へと向かう

そこにはたくさんの人たちが発掘の準備をしていた


「もうかりまっか?」


ラミアが聞くと発掘をしている人々は


「まぁ、ぼちぼちですよ」


ニコっと笑う

俺は聞くことにした


「あの、どこにいけばその道具貸してもらえますか?」

「あそこだよ。自由に貸出されるから」


向こうの方には無料でたくさんの道具が置いてある


「ありがと。さぁ、旬。いくでぇぇ」


俺は強制的にラミアに引っ張られる

もう、どうにもなれ・・だよね。


俺たち二人は発掘をする

片方はのんびりともう一方はすごい剣幕で発掘を続けている



終わりが見えないだよな・・コレ

しかも本当に果てしないね。

何か出ると嬉しいけど。

そう思ってマイペースに発掘を続けていると


「なぁ、旬」

「うん?」


ラミアが発掘の手を休めて旬の方を向く


「あんさんら、前に言っていた赤い月のことやけど」

「・・うん」

「うちもな。実は見たことがあってな・・隠しとったけどな。」


えっ・・。

俺は驚いて思わずラミアを見る

突然の衝撃的な発言と共に

俺はただ、呆然としてしまったのだった。



ラミアは隠していたのです。

まぁ、それは次回分かることですけど・・。

とりあいず、次は昼更新です。

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