番外編 「帰路の途中で・・。」
この話は番外編です。
では、どうぞ
こんにちは、うちらはラミアや。
まぁ、シーフでもあり泥棒技を究めた強い女やと思えばええ。
さて、うちの挨拶はここまでとして
うちらは、旬が帰った後はそやな・・まぁ、うちらもそれぞれの道へと行くことになったんや
まぁ、これはうちが家に帰るまでの途中のちょっとした話や
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「はぁ、うちらも帰ろうかな」
ラミアは、グランドクロスを遠くから眺める。
すでに、国は遠い。
「・・で、どうやって帰るの?」
「・・・。」
うちは黙った。どうやって・・なぁ。
「そうだぞとほにしてはとおいぞ。おれさまのむらも
らみあのむらもとおいぞ?」
ノエルとジゼルがうちに聞く
うちはハァっとため息をつく
「馬車は高いよね。ボクの全財産がすぐパァになるし」
ノエルの言葉にうちは同意して
「そやな、馬車は高いから、荷車や」
「ああ、荷車ね。それなら僕も一緒にいくよ。途中までは
同じ道だし。」
「俺っちも、同伴してもいい?」
ヤドリが来て、同伴をお願いされる。
まぁ、にぎやかやしええなぁ・・と思う
「ええで、さぁ行くか」
そして、うちらは、荷車に乗っているんや
そこまでは良かったんや
でもな・・ここからが驚いたんや
なぜかって・・そやな
この場にいない人物までいたらそら、驚くやろ?
「なんで、あんさんらがいるんや・・ミリカはん、ルーク」
その人物たちはアハっと笑って
「あははっ。ゴメン、ゴメン、実はね。お金ないのよ」
「なんでや、あんさん金持ちやろ?」
王族やから、お金は持っているはずなんやけど
ミリカが、泣きそうな顔をして
「いや、こいつがねぇ・・大食いが酷いのよぉぉ」
グィィィ~っと、ミリカがルークの頬を引っ張る
「いしゃいですよぉ、ミリカしゃまぁぁ、ちょっと食べただけじゃない
ですかぁ~」
その、声にミリカは、皮袋を出して、お金をだす
「「「「「・・・・。」」」」」
キャリーンっと虚しい音だけが聞こえる
もちろん、その場でうちらは・・全員無言になる
そして、ミリカは、ブンブンっとルークの肩を揺らして
「あ・ん・た・が、あちらこちらに食いつぶして食費がかなり酷いもので
火の車よ、車!!覚えておきなさい!!向うについたらゼノンビア以上に
コキつかってやるんだから」
「酷い、おーぼです、ミリカ様」
棒読みのルークにミリカはブチっと忍耐の緒が切れる
「あんたに言われたくないわよこの金つぶしがぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
血みどろの流血事件となりそうな展開だ。
まぁ、ここにいるのはうちらだけやし
死にはせんしな・・ルークはんやから。
騒ぐ王族組に対して、ラミアは呆れる
「あちら、はあちらで、怖いな。関わりとうないわ・・けど、就職先が
あそこやからな・・はぁ、うち、どうなるんやろ。」
実はうちは、村の復興が終えたらある程度に落ちついたら
ミリカさんの所で働く予定なんやけど・・。
(ミテイルコチラガイタイタシイゾ。)
そうなんや、この争いをみて・・うちため息がでる。
「痛々しいというか・・漫才みたいだね。あれ」
ノエルは淡々いに感想を述べる
確かにそうやな・・まぁ、うちの職場はああなるんやろ思うと
少し、頭が痛いわ。
けど、選んだ職場や・・今さらやけど、諦めようと思ったわ。
ほんま・・泣きそうになるわ。
いや、心が泣いているわ。
そんな心ながら泣きそうになっていると・・。
ノエルが何かに気付いたのか
「それより、ジンは?いないね。」
「そういえば・・」
うちらはキョロ、キョロと探してもジンがいない。
ミリカは、血みどろにしたルークを殴りながら
ぷぅ~っと頬をふくらませていた。
「お兄様は・・逃げたわ」
「逃げたぁぁ?」
そういえば、旬が帰る前にジン言っていたな。
しかも、ええ笑顔で笑って
”逃げる”と。
包囲が過ごそうの中、逃げ切ると自信を持っていたから
この様子じゃ逃げ切っただろうな。
案の上、ミリカはんはプンプンっと怒っている
「トンズラよ。トンズラ。旬が帰った後すぐに、逃げたの
あたしたちの包囲を簡単にどけて・・ね。」
「はぁ・・目に見えるなぁ。逃げた様子が」
ヤドリがその様子を浮かべる
かなり、脚色されているけど、ヤドリのイメージは、ジンの黄昏姿だ。
「でも、簡単に逃すはずがないんだよな・・俺っちも思う」
すると、ヤドリの言葉にフッフッフと不気味笑いをするミリカ
「・・そっ・・お兄様、今は逃げしてあげるけど・・ふふっ、次は
逃がさないだからねぇぇぇぇ!!」
その高らかな宣伝に対して、ノエルはため息を吐く
全力で包囲は大変そうだ・・色んな意味で。
「怖いねぇ。ボクはこんなことを言いたくないんだけど
ジン、これから大変そうだよ。ボク・・関わるのが嫌だな。」
「おれさまもそうおもう。でも、じんのことだから
よゆうでにげそうだ」
(アニマモオナジキモチダヨ~。ジンハニゲルノガウマイカラナ~)
そうのんびり言うアニマ
「逃げだすことはうちより上手そうやな。シーフになってほしいな。」
ラミアはラミアで、淡々だ。
「・・まぁ、きっとボクたちが想像を超える旅に出ると思うだよね」
ガタンゴトンっと揺れていく荷車の中でうちらは互いに笑う
「楽しかったな。この旅は。」
「俺っちも、楽しかったよ。でも、これからもきっと楽しいことは
たくさんあるはずだ」
ヤドリの言い分にうちも同意する
「そやな。これからや。」
そういうと、うちも思う。
すべてはこれからや。
楽しいことも辛いことも悲しいことも嬉しいことも
全部ひっくるめて・・人生やと思っている
「それにしても、うちらもそうやけど。奇妙な運命に巻き込まれたもんやな
ま、今でさえよう自分でも分からん」
そう、今でもよく分からない
自分がどんな存在でなぜ・・特別だと思われたのか
すべてが分からなかった・・そう、未解決という奴やな。
「そうだね。俺っちもまったく分からない。あんまり、明かされなかったし」
「ボクも同じだよ・・・でも、一つ終わったからホッとしているよ」
その言葉にうちも含み笑いをして。
「まぁええ。気長にそういうことを調べていけばいいし」
用は、探すのは・・またの機会ってことで。
うちらはガタンゴトンっと揺れながら自分たちの帰路へと向かっていくのだった。
あ・・今日も空が青いな・・。
うちは・・そう、空を眺めて感想を述べたのだった。
ラミア達の会話編です。
まぁ、ミリカとルークは通常運行ということで・・!!
次回は、ジンのその後を話を描きます。
では、またどうぞ。




