少年、本当の仲間
さぁ、どうなるか・・!?
そして、どんどん・・・。
俺は、最期まであきらめない
何がなんでも諦めない
俺は、この世界に出会って頃は・・
何もかも新鮮に見えた。
この世界にはたくさんのことを学ばせてもらった
色んなできごとを通すことによって
どんな悲しい出来事も
どんな苦しい出来事も
笑って過ごすことできた。
旅をすることはどこまでも、辛い出来事ばかりだけど
良かったと思っている理由は・・。
仲間がいたからだ。
だから、仲間のために、この世界を守る
そう信じて俺は、前に向かうんだ・・!!
****
ピキピキっと割れる音が聞こえる
でも、箱自体・・本当に割れるのか分からない
「力を放出を続ければ続ける程・・ヒビの音は聞こえるが
そんなに長くもたないかもねぇ」
クレーエの顔は冷や汗だ。
「ああ・・この箱は巨大な力を秘めている・・ぐっ・・。」
旬は後ろに下がる
「魔法はきかない・・それならば、力を放出を続けるしかないようだ
・・旬!!」
「・・・ああ!!」
俺は続けて・・力を使う
そんな状況の中で・・クレーエは俺に問いかけてくる。
「どうして、お前は・・運命に愚弄されても・・僕たちと
戦い続けたんだ・・?」
すると・・旬は・・。
「・・・そうだね・・俺は、イレギュラーだったことを最初は知らなかったよ
ただ、この世界に溶け込むために必死だったことを覚えているよ。」
最初は、戦う気なんてなかった。
いや、どうだっただろう。
色んなことがあったような気がする。
「そして、知った時は・・そうだな・・ただ、そうなのかと実感したんだ。
いらないといわれると困ったけど。でも・・俺は俺自身が立ち向かえるべきことがあると信じていたから・・それはそれでよかったと思っている」
そう無駄ではなかったんだ。
すると・・クレーエは、そんな旬を見て
「そうか・・君は変わっているねぇ・・僕なんか、大戦の中で生きて
何もない自分に言い聞かせるのは・・この世界が悪いばかり考えていたよ
そして憎んで怨んだ・・それぐらいしかできない小物なんだよ・・僕はねぇ」
クレーエはあの頃の自分を見て
憎んでも悲しんでも
変えることはできないことに、苦い思いになった
「でも・・今は違うと断言したいね。」
「・・・。」
「この世界は、僕が思ったより・・優しかった。
それに気付くのは・・ちと、遅かったかもしれない」
「・・・そうだね・・でも、千里たちは優しかった・・でしょ?」
すると、クレーエは・・ああっとかすかに口元を緩ませたのだ。
だけど、こんな会話をしているけど
力は確実に放出を続け箱からはどんどん
ピシピシっと小さな音が
ビシ・・っと大きな音が響くようになる
力の放出は止まらない
だけど・・、
「ぐっ、もう・・力が抜けていく・・。」
「ううっ・・僕もだ・・あと少しなのに。」
クレーエが、その箱を睨みつける
ビシっと音をたてながらももうすぐなおに
もう・・限界かもしれない・・!!
もう少しなのに・・!!
その時
「・・・やはり、私の力がいるようだな」
「「えっ・・・。」
そこには、大きな力が加わる。
そこにいたのは・・もちろん、女神・・ニルだった!!
ニルはその力を使うことによって
ビシビシビシっと激しい音が聞こえたのだ
「な・・なんで?」
旬は問いかける・・すると、ニルは
「お前たちの姿を見ていたら・・手伝わないといけないだろ?」
「でも・・あなたは・・止めていいんですか?」
「・・・本当のことをいえば。分からない・・何度も問いかけたよ
これでいいのか?って・・でも、君たちが一生懸命にこの世界を
守ろうとしてくれる・・私は女神としてできることをしたいと思う。」
「ニル様、おやめください・・あなたの力は制限されているですよ!?」
「・・・力は制限を受けているが、元にある力は、そのままだ。
何も問題はない。」
すると、ニルの力は・・強く大きく反応する。
ピキ、ピキ・・っと割れる音が響く
どうして、ニルはここまでしてくれるのだろう?
俺は、ニルの横顔を見た。
すると、ニルは・・ポソリっと呟いた
「本当は・・。」
「・・・!!」
ニルは、目の前をみて悲しそうに呟いた
「・・・本当は自分のことを理解してくれる仲間が欲しかったかもしれない。」
「えっ・・・?」
旬は驚いた顔をした、まさかニルがそんな言葉をいうなんて
思いもしなかったのだ。
「私がしていることは独りよがりなんだ・・本当の強さなんてなかった
だから、皆、去っていったんだ・・・。」
ニルは、静かに向う側にある自分の昔の姿に嘆いている。
「旬・・・君は、強いね。魔法とかそんな強さじゃない。
恐らく、君は私よりか強かった。その心が・・。
私にもその心があれば・・変われたはずなのに・・
変わることすらできなかった。きっと、姉もトロイもそれを
わかっていたのだろうね」
「・・・。」
変われることがあれば・・きっと何かが変わっていたと
ニルは嘆いている。
黒い箱は、ニルによって、大きい光が放てる。
「・・・でも、私は、クレーエや千里、カズラに出会って
彼らにはとんでもない苦しみを与えたことに後悔している
・・・本当なら、クレーエ、君にもこんな苦しみを負わせてしまった
ことに謝らないといけない」
「・・違いますよ。僕は・・あの日、確かに・・貴方に救われたんですから」
「・・私に救われた・・・?」
ブラック・ボックスが・・・壊れる音を出している
「僕は、この瞳も何もかも嫌になっていた頃・・確かに、あなたは
あの日・・優しく微笑んで僕の目を”キレイ”って呼んでくれました。
それが、僕は狂気に目覚めても・・それだけは信じていたんだ」
「・・・そうか・・。」
ニルは、初めて・・うれしくなったのだ。
「旬、壊すぞ。コレを」
「・・・ああ!!」
最期の力を振り絞って力を使う
ビシビシ・・ビシ・・バキ
バキバキバキバキィィィっと鋭い音をたて
箱が壊れた
「壊れた・・・・!!」
それでホッとするどころではなかった
「な・・・!!?」
その黒い箱からブラック・ホールが現れた
「何・・なんで・・!?」
「これは・・!?」
俺は頭の中が真っ白になった
これじゃ、今までしたことが・・。
いや、これはマズイ。
「このままじゃ・・!!君達も巻き込まれる!!」
なんとしても、二人だけは・・。
旬はクレーエとニルを逃がそうとすると、クレーエは首を横に振る
「僕が行く。君は・・逃げるんだ」
「そうだな。私もそう思う。お前・・そこまで私たちを逃がさないでいい」
「どうして・・?」
クレーエは意地悪そうに笑う。
「・・・僕は、あの世界に居場所なんてなんだよねぇ。それに、この傷は
ちょっとばかし、血を出しすぎた。」
腹から流れる血をみて、クレーエはおどけるように笑みを浮かべる
「今・・治療すれば!!」
「いんや・・もう無理だ。僕でもそのくらい分かっているさ。
僕もニル様も・・多分、同じ気持ちのはずだ」
「でも・・!!」
「・・僕がしたことは多分許されない」
クレーエは真っすぐ俺を見て
そして、自分のしたことを知った上で
許されないことだと・・言っている。
だけど・・。
そんなの・・。
「知っているよ・・そんなこと・・でも・・。」
俺が懇願するように見ると
「・・私だって同じさ、君は、強かった。もっと早く君に出会えれば
それで良かったのに。何もかも遅すぎた・・」
ニルは旬の頭を撫でた・・優しい手つきだった。
こんなにも・・優しいのに・・。
「旬・・ここで、さよならだ。私の為に・・ここまでしてくれてありがとう
お前は・・この中に一緒に入る理由なんてないんだ。」
ニルにそこまでいうと・・俺はうつむいて
「でも、消えるんだよ?」
そう、消えるんだ・・跡形すら残らない
すると、クレーエは大笑いして
「それは、大丈夫さ・・僕はまた会えるような気がしてね」
「・・・?」
「僕はマジャンだ。でも、こういうこともまた得意なのだよねぇ
占い。1、2、3」
すると、ポンっと出されたのは・・カードだ。
クレーエはそのカードから一枚のカードを旬に手渡す
俺はそれを受け取った。
「これは・・。」
「運命の輪」のカードだ。
「僕たちは、運命につながっている。それに、このブラックホールは
どこかにつながっているような気がするんだよねぇ」
大笑いしたのち、そんなことをいうクレーエに俺は不思議に思って
「繋がっているの?」
「・・・なんとなく、そんな気もするさ。さぁ、いきな」
ドンっと俺を押して俺は、後へと下がった
「ありがとう。旬」
「いやだよ・・二人とも」
俺は涙で溢れそうだったすると
「僕・・いや、俺は君とはもっと別の方面で出会いたかった」
「く・・クレーエ?」
クレーエは初めて口元に笑みを浮かべた
俺と今・・彼は言った
「でも、もう無理なんだ・・俺は、後悔はない
俺の人生はこれで終了・・だけど」
だけど
「いつか・・また」
クレーエの言葉は初めて人のような気もした
ニルもかすかに嬉しそうに笑って
「さよなら・・旬。でも、また会おう」
そう言われて・・二人は・・ブラックホールへと消えた
どうじに、二人を飲み込んだブラックホールも消滅した
「・・・。」
ブラックホールが消滅した時、俺の中で・・喪失感というのをズキっときた
ボロボロっと涙が流れていく
世界の崩壊はしなかった
けど・・失ったものは・・少なくはない。
「ごめん・・・。」
俺は、こんなにも別れがつらいと思わなかった
こんなにも喪失が悲しいとは思わなかった。
その時・・俺が喪失感を感じている時
後から声がした
「・・・ニル様は消えてしまったのか・・。」
そこには若い女性が俺を見ていた。
この人は・・確か・・。
あの時、一瞬だけ見せた・・確か・・。
「・・・君はイレーヌのお姉さん・・いや、幽霊歌姫か。」
すると、彼女は頷いて
「ええ。でも、はじめまして・・わしはニーヴェ。ニルの半神。」
「・・はぁ・・。」
そして、ニーヴェは俺を見るなり慈愛の瞳を向ける
「君に、とても大事な話があって・・・ここにきたんだ。」
「俺に・・?」
俺になんの話があるんだろうか?
慈愛のこもった瞳は・・どこまでも優しい。
この人は・・一体・・?
俺は、その疑惑とその瞳に疑問を重ねながら
彼女を・・見つめていたのだった。
クレーエは、ニルに対しては敬語
旬に対しては、普通に喋る。
でも、クレーエはまたどこで会えるといいました。
さぁ・・これはどういうことなのか?
次回明らかに




