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少年、異世界に渡る  作者: 野上月子
召喚士村 ~神に愛された一族~
103/485

少年、ノエル仲間になる。

さぁ、今回の冒とくは・・?

それは悪夢だった。

誰もが縛りつけられるあざがすべての始まり


誰も悪くないと知りながらも

憎悪だけが支配される


村人たちの心は暗くそして・・

ひずみへと向かった


でも、それももう終わり


希望は・・あったのだ。


ひとつの希望がすぐそばに・・。

 

             ****


俺はジンを引っ張りながら歩く

それはどこまでも強く


「イタタっ、旬、引っ張るな」


「早く、ジン、ラミア」


俺はどこか浮かれていたのだ

なぜか・・分らない程

そんな俺たちを見て

店の宿の女将が俺たちを見るなり


くすくすと笑う

「あらあら、親子かしら可愛いわね~」


という声が聞こえる

どうやら、俺たちを怪しんでいるわけではなさそうだ

ドアの前で俺は深呼吸をした


なぜなら、外がどうなっているか知りたかったからだ


決意を込めて・・俺は開ける


ガチャっと音がしてギィ~っと音がして

扉が開かれる


すると、眩い光が俺を包みこんだ


その光の先には俺は見たのだ

希望のために動く村を・・。


俺は立ち止まった


もうあの瞳で俺たちを見ることは無かった

それどころか・・人が幸せそうに歩いている姿を


「ラミアたちがいったように・・皆

 本当に大人しくなっているね」


村はキャハハっと楽しそうに笑っているのを俺は見たのだ

ラミアはその子供たちに混じる誰かを見つけて微笑んだ


優しそうな女の子だ

少女はラミアを見るなり、手を振って去っていく


「ほんま、楽しそうやな。」


すると、ジンがその後姿を見つめているラミアに同意する


「ああ。しかも、前のような顔面はないし・・

 我らを見ても何も思わないようだ」


村を駆け回る子供たちの姿が俺たちを追い越して

そして、村の奥へと消える後姿をただ眺めるのだ


俺は最初に来たときと今と比べて・・。


「本当に、夢幻のようだね・・あんなに睨まれていたのにね」


「そうだな・・」


本当に驚いた。

まるで、あったことが嘘のように・・と。

その村はまた光りへと導かれているような気がした


「でも、良かったよ」


俺は、嬉しくなり笑う


「旬・・・?」


ジンたちは不思議そうに俺を見た



「もし、あのままだったらもっと酷い展開に

 なっていたからかもしれない・・おれは結末を知らない

 でも・・これでよかったかもしれない・・・。」


そう、何も知らないからこそ

この展開はよかったのかもしれない・・。


すると、ジンは目を伏せた


「かもしれない・・か断言はできないな」


「・・・まぁね」


それが良かったのか本当のことを言えば

分らない


でも・・それはそれで・・よかったかもしれないのだ


「辛気臭い顔すんなや!!」


ラミアは、俺たちをバンバンっと叩く


「いた、痛いって」


「すごい力だな・・。」


俺の背中が赤くなるぐらい強く叩かれた

本人は優しくしたつもりだろうけど・・。


「終わりがすべてよし・・や、あんたらのしたことは

 多分この村によかったやで?」


仁王立ちでラミアは俺たちに高らかに見下ろす

その姿はどこまでもラミアだ


「ラミア・・そうだね。」


知らずうちにまた口元に笑みがくる


「ほな、森に行くで。」


「うん・・!!」


俺たちは村を後にし森へと向かった


多分、この村を見るのが・・案外

もうないのかもしれないのだから・・。


でも、終わりがよければすべてよしは・・。


この村には必要な言葉だったかもしれない・・。


                     ******



森に住むノエルの村に行く途中

ラミアがふと考える


「そういや、うち魚・・どないしたっけ」


「確かお前・・ノエルの家に置いていたままだったな」


そういえば・・ジゼルが魚を盗んだりで災難連続で

しかも、村は襲われた時はそのままにしていたような・・。


その瞬間、ラミアは、ハッとして頭を抱える


「あかん・・腐ったらどないしよ・・新鮮が売りなのに!!」


そんなラミアの姿を見て呆れる俺


「何気に魚屋の台詞しているよ?何、魚食べる気?」


すると、ラミアは鋭く否定する

それもブンブンっと首を振るのだ


「ちゃうわ!!魚はなぁ~これからの旅用もあるんや

 あれをあんたの魔法で乾燥してこのうちのなんでも入る

 カバンに入れるんや・・それもそれも~」


と嘆くラミアをよそにジンは嫌そうに


「・・はぁ、なかったら我がまたしないといけないのか?

 あの光景はもう嫌だぞ・・。」


ジンはあのときの自分に思い出すなりげんなりしているようだ。


「もしそうだったら、俺も働かいといけないね・・・

 乾燥のために炎を使わないといけないし・・。」


溜息を吐く俺とジン

そんな和やかな?な会話をしながらまもなくノエルの家が見える


俺は最初に来たときと変わっているノエルの家を見た


それは外に干されている何かを見て・・ピンっときたのだ


「おや・・ラミア、魚は安心してもいいみたいだよ」


そっけなく言うと


「え・・。」


ラミアは思わず、ノエルの家の前を立ち止まって


「魚ぁぁっぁぁ。ここにあったんやなっぁぁぁ」


そこには、魚が干されている姿があった

それに感激し涙を流すラミアに俺たちは少し引く


「しかも・・もう乾いているね。ノエルかな?」

「だろうな。しかし・・なぜ?」


俺とジンは首を傾けている

ラミアは嬉しそうに魚の傍に寄る


「あはははっ。面白いねぇ」


そこには、ノエルの姿があった

どこまでもほがらかにほわほわと笑う姿は間違いなく女の子だ


琥珀の瞳はとても優しく・・俺たちを歓迎してくれる


「ノエル・・まさか、用事ってこれ?」


干してある魚を指をさすがノエルは曖昧に頷いて


「まぁ、そうだね・・これも一つだけど・・

 もう一つ・・あるんだ」


「もう一つ?」


すると、魚を見ていたラミアは怪訝な顔をして


「何か・・あったんか?」


すると、ノエルは真剣な顔をして

あのね・・と言い出す


「ボクを仲間にいれて・・君たちの仲間に。」


すると、一瞬静寂した


「「「「えええええっ!!」」」


もちろん、俺たちは絶叫する


「やっぱり・・駄目・・かなぁ?」


ノエルが恥ずかしそうに聞くと


「いや、駄目じゃないよ。駄目じゃ」


俺が慌てて言うとノエルは嬉しそうに


「じゃ、一緒に・・。」


すると、ラミアはそんなノエルに


「え・・でも、あんさん・・村はどうするんや?」


すると、ノエルは・・。


「村はもう大丈夫なのさ。ボクは・・千里さんのことが

 気になるし・・それに君たちが気に入ったのさ

 一緒に旅がしたいし・・ここにいても・・

 ただ、悲しくなるだけだよ」


「ノエル・・。」


そうか・・ノエルは・・家族がいないんだ。

召喚獣たちがいたとしても

彼女はここで一人・・ずっと暮らしていた。


その哀しみと辛さは・・きっと、ノエルしか分らないことだ


「旬・・どうする?」


ジンが聞く

当然、俺の答えは決まっている・・!!


「そうだね・・旅は多い程、楽しいからね。」

「ほんなら・・。」


ラミアが嬉しそうにする


「うん、ノエル・・これから一緒に頼むね」


すると、ノエルは含み笑いをする


「ふふっ。ボクを仲間にしたことを後悔しないでね」


ニコっとノエルは笑ったのだ

こうして、ノエルが仲間になったのだ。


ラミアは嬉しそうに


「な、なぁ。この魚はもらってええんか?」


ラミアは興奮しながら魚に指をさしながら聞くと


「もちろん。元々、この魚は君たちの分だからね

 好きなだけ・・いや、全部もらいなよ」


「やったぁぁぁ」


嬉しそうにラミアは次々と魚を綺麗に包みながら

カバンの中にいれる


「なんか、無限に入っていくね・・カバン」

「ああ。あれは旅の必要なカバンだ。

 無限にモノが入る。」


「へぇ・・俺も欲しいな。ってか、俺、持っていたよね」


そういって自分のカバンを見た

そういえば、話していなかったけど

最初の頃、服と同じようにカバンも買っただよね

描写しなかったらわからないけども


でも、本やら色々入るから意外と便利なんだよ・・・

まぁ、それはいいとして


「ラミア、終わった?」


そこには嬉々そうにカバンを撫でるラミアがいる


「まぁな。これで旅の道中は飯には困らんな。」


ニコニコっと上機嫌に笑うラミア


ノエルが太陽を見つめて


そろそろか・・と呟いて


「そろそろ時間だ・・さぁ、案内するよ」


「どこに?」


もちろん、俺は聞く

すると、ノエルは


「リンドの所さ。君を待っているのさ・・。」


「そういえば、そのことを言っていたよね・・

 俺もリンドたちに聞きたいことがあったんだよね」


「ふふっ。リンドもきっと喜んでくれるよ。」


そういって歩き出すノエルに俺は聞く

もちろん、リンドたちがいる場所だ


「でも、どこにあるの?ここ、森の奥だし。」


「そうやな。どうやって行くんや」


「まぁ、見ていなよ。こういうのは自然に現れるものだから」


太陽が突然、森を強く照らす


「太陽が・・。」

「なんや・・すごい光や」


光が途絶えるとそこには道が現れた

それも、突然すぎる。


「道が・・現れた」


「ほんまや・・。」


「なぜ・・道が?」


すると、ノエルは澄ました顔で歩き出す


「君たちは彼らに認められたからだよ

 だから道が現れた。太陽にも・・ね。」


「認められたの・・俺たち?」


「そうみたいやな」


しばらく歩いていると見えてくる

そこは、とてもきれいな森


どこまでも美しい世界。

召喚獣たちが住まう森


「待っていましたよ。」


その歓迎と共に・・。


運命が動きだすのだった・・。

ノエルが仲間になりました~

これからどうなるのか未聞です。

では次話でどうぞ

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