少年、希望への渇望
どうやら、あと二話で召喚士編は終了になります
ではどうぞ
ノエルとジゼルが去った後
場は静寂した。
だけど、そんな中アニマは、俺の所に寄ってきて
(ヨカッタ。メガサメテ)
俺の所にすりよってくるアニマ
俺は、アニマの頭を撫でる
「ありがとう・・アニマ。」
(ベツニイイ・・ゴシュジンハ・・。」
アニマは何か言おうとした
だけども・・決意して
そして、俺を見るのだ
「?」
(アニマガ・・ナニモノナノカ・・トワナイノカ?)
「・・・!!」
「アニマ・・。」
それは、どこまでも真っ直ぐで強い
俺はと言うと・・。
「君は・・あの時の村長の言葉にまだ・・気にかけているんだね・・。」
「・・!!」
「なんや・・あのことか・・?」
ラミアも覚えているようだ
確かに、3日前とはいえ事実上あったことだ
(伝説どおり、封印されていたようだ・・・神に
逆らった・・神獣”アニマ”)
そう、アニマは神に逆らい・・神獣であることを村長は
知っていた
なぜ、知っているのかは分らない。
その当事者はもういないのだから
アニマはジッと俺を見ているだけだ。
当然、俺はアニマが何を思っているのか分らない
だからこそ、俺は聞く
「君が神獣であることは・・まだ聞かないほうがいいかい?
それとも・・今、聞いてほしいの?」
アニマはうつむいて
(・・・・ソレハ・・。)
言いよどむアニマ
アニマ自身言いたくないことかもしれない
だからこそ、主である俺が言えることは・・・。
「・・俺は、今はいいと思うよ」
ハッとしてアニマが顔をあげて俺を見る
「いいのか?旬?」
俺は頷く
「俺は・・・今、きっとまとも答えを出せそうじゃないよ」
「「・・!!」」
ラミアもジンも・・黙っている
そう、今の俺は頭が一杯できっとまだ無理なのかもしれない
謎だらけで・・頭が変だ
(イツカ・・。)
アニマは旬を見つめる
それは、強い・・未来の向こうを秘めた・・。
(ジキガクレバ・・ゴシュジンニハナス。ソノトキマデ
マッテイテ。)
そう俺に宣伝するアニマ
アニマ自身も言えないこともかもしれない
「・・・うん。待っているよ。」
アニマや千里のことも・・。
いつか、きっと分る時がくる。
その時になったら・・俺は、その真実に立ち向かう時がくるだろう
まだ・・ソレは・・その後の話になるけどね・・。
(ジャァ・・アニマハホンノナカニモドルネ)
そういってアニマは光と共に本の中に入ってくる
そして、アニマは本の中へと戻っていった
それにみかねた、ラミアが
「様々な謎がまたできたな・・旬」
「・・うん。」
「うちとしては。これが何になるのか分らない。
でも・・いずれ、すべてが明らかになるとき・・
あんさんはきっと受け入れる時がくるはずや」
「ラミア・・。」
すると、ポンっとジンが俺の頭を撫でる
「そうだ。その時は、お前だけがすべてを受け入れるのではない
我らも一緒にそれを乗り越えるんだ・・共に」
二人の優しい言葉に
俺は不思議に心が熱くなった。
いつか、受け入れる時は一人じゃない。
仲間がいる・・それだけが、今の俺を暖かくしてくれる
「さてと、旬。休むか?まだ、キツイのなら」
ラミアが俺を心配して聞いてくるが
俺はというと
「ううん。俺、3日も寝ていたからもう起きたほうがいいと思うから
起きるよ」
「そか・・じゃぁ、そろそろうちらもこの村に出る時がきたな」
ラミアがそう言うと、ジンが同意し
「そうだな。」
と頷いた
俺は、思わずその言葉を聞いて
「えっ・・もう、村出るの?」
俺は聞くと、二人は頷く
「まぁな。実はうちら、行きたい所があるんや」
「行きたい・・所?」
「そや。とりあいず、村を出るまえに
ノエルたちのいる森と召喚獣にも会いにいかんと
あかんけどな」
「うん。でもどこに?」
すると、ラミアは秘密と言って
フッと笑うのだ
「それは・・後の秘密や。」
ラミアはそれ以上は何も行ってくれなかった
俺はコテリっと笑う
「さぁ、旬。行こうか」
「うん。」
俺は起き上がって宿屋を後にしようとしたら
「待て、旬」
いきなり、ジンが俺を止める
「な、何・・ジン?」
俺は思わずジンを見る
「忘れていた。お前に渡すものがあったことを」
そういって懐から何かを探している
「ジン、どうしたの?」
「・・旬、手を出せ」
そう、催促され
俺は手を差し出すと
「これを・・。」
ポロっとなにか渡される
その石をよく見て俺は・・ハッとした。
「これ・・石だ!!」
俺はその石を見て驚く
なぜ・・この石がここに・・?
いや、そもそも、なんで・・ジンが。
俺は思わずジンを凝視するとジンはしれっと
「リーフルの主・・千里とやらがお前にくれたようだ」
「・・千里が・・?」
「ああ。理由がわからない・・。だが、ソレは
お前が持っておいたほうがいいかもしれない」
俺は再び石に目を通す
この赤く光る石がどうしようもなく気になって仕方がない
なぜ・・この石を・・?
謎ばかりだ
何か調べることができないかな・・?
すると、俺はハッとして
そういえば俺・・確か何かもらった本があったような
「俺・・もらった本があったよね」
俺は荷物入れからゴソゴソっと本を探す
ラミアは、思い出したかのようにポンっと手を叩いて
「そうや。アリアはんたちからもらった本があったな」
「うん。だから今それをさがしている途中・・あ、あった」
俺は探し求めた本を見た
「題名もないな。一見、ただの本だな」
ジンもその名前のない本をみて
呟く
「本当や。」
そういえば、あの時は時間がなくて
見ればよかったのに・・
なぜか忘れていたのだ
俺はとりあいず、その本を開けた
だが・・。
「~!!」
「どうした旬!!」
「何か書いてあったんか!!」
二人は身を乗り出してくる
だが、俺はといえば・・。
手と口をブルブルっと震えさせ
「・・・読めない」
すると、二人は脱力する
あまりの言葉に二人は、ガクっときたのだろう
やれやれっとラミアが立ち上がり
「なんや、読めんのかい・・どれ、うちに貸せ。」
「はいはい。」
そうして、ラミアに渡すが
最初はニコニコしていたが
やがて・・
「・・・・なんやこれぇぇぇ」
一分もせずにラミアはその本を見て
旬のようにブルブルっと震える
「あかん、なんやこれ!!読めへんな。ところどころ
古代文字になっとる。腹立つわァァァ」
ラミアは頭をがしがしっと苦戦する
それに見かねたジンが
「何?古代文字か・・?我は少し知識があるが」
「ああ、それもけったいな文字なんや」
そういってラミアから本を見せてもらう
「・・・・確かに古代文字だ。」
ジンが古代文字を見るなり目を丸くする
「だが、なんだこの文字・・。」
どうやらジンも悪戦苦闘しているようだ
ラミアはそんなジンを見るなり
「あんさんでも無理か・・。」
ラミアは溜息を吐く
「古代文字・・?」
俺はついていけない顔をするとラミアは怪訝な顔をして
「そや、うちらが使っている文字よりか高度や。
というより、腹立つな。この文字。」
ラミアはイライラしているようだ。
どうやら、よほど読めないことに対して
腹が立っているようだ
「・・どういうこと?」
コテリっと首を傾けると
そんな俺を見かねたジンが俺の横で説明してくれる
「文明の発達により、用はその言葉はもう
過去の言葉になったということだ。
しかし・・なぜ、この本に古代文字が・・?」
ジンは腕を組んで考える
「ジンは読めるの?」
「・・・残念ながら、思ったより文字が難しい
恐らく、長く生きているモノが一番この本に詳しいだろうな」
「長く・・生きているモノ・・そんなの、いたっけ?」
俺は思わず考える
俺たちより長く生きてる存在
そんなの存在するだろうか
すると、ラミアはハッとして
「いるやんか・・。」
ラミアが思いついたようにニヒっと笑みを深めた
「ラ、ラミア・・?」
ラミアは不気味笑いを浮かべる
俺とジンは少しだけ後ろに下がりたくなる
ニヒルに笑み浮かべて仁王立ちするラミア
「・・召喚獣達なら読めるかもしれへんな・・あくまでも
可能性やけど。」
「召喚獣か・・あいつらなら・・長く生きているしな」
ジンもどうやら分かったようだ
「そや。うちらと違い、長い歴史をもっとる
様々な言語を知っとるから。力になると思うで」
その言葉を聞いたら俺は不思議と元気になった
望みは・・まだある。
「ラミア、ジン、早く行こう」
「引っ張るな、旬、いたたっ。」
ジンは珍しく旬に引っ張られている
その後ろ姿をみたラミアは
「今度こそやなやっと外に出れるわ・・けど・・。」
ラミアは旬とジンの姿を見て
「・・やれやれ。旬が元気になって良かったわ。
うちらは、仲間やから・・大丈夫や。」
ラミアの顔は慈愛に溢れていたことを
もちろん、俺は知らない。
旬たちはこれからどうなる・・?
そんな展開です
ごちゃごちゃしていてすみません・・。
いつか形にしてみせますから・・!!




