少年、果てしなき世界
第10話目になりました。
申し訳ないですが、3話を予定をしていましたが
少し予定がくるって2話とします。
申し訳ありません・・。
では、どうぞ
森の外に出た俺たちに何が待っていると思う?
信じられない世界ばかりだと思うだろ
俺もそう思う
だって、獣人の混合世界だぞ!!
きっと、すごいだろうな。
夢は膨らむばかり
だからこそ、楽しみだね・・。
夢まで見た、壮大な世界な世界に違いない
それは、いいんだけど。
今、俺、この国のお金って知らないだよね
ほら、日本なら円だろ?
アメリカならドル
まぁ、そんな前置きはいいとして
この国のお金を知っておかないと
俺、今服が溶けた身だから新しい服が欲しいんだ
でも、少し穴が空いたぐらいだし
気にはしていないしね
まぁ、なんにせよ
成り行き任せだよ・・お金に関してはね
********
「すげぇぇぇ」
あ、俺は旬。
あいからず狼のジンと共に
森の外から出て、冒険の旅に出ることになっただが
すごいしかいいようの無い世界を俺は見たんだ
森の外の世界は、広大な景色が広がっていて
草原ばかりだけど、美しい
空はもちろん青いがギャォ、ギャォっと鳴く奇妙な生物が飛んでいる
でも、さすがに困ることがある
「草原が広がりすぎて前が見えないよ」
「まぁ、たしかに。」
「でも、すごいよ。ここなんていう名なんだろう?」
「ここの草原に関しては、人はこう呼んでいる”果てしない大地”とな」
「果てしない・・。」
確かにその通りのようだ
森から出ても、果てしなく続く大地でほかは何も見えない
木ばかりで何もかもね
でも、自然一杯な所が素晴らしい
俺、とても感動していると
「ん?」
ガサガサっとそこの草むらから何か音がした
ガサガサ・・ザッ
突然、自分たちの前に、現れたのだ
「グガァ」
奇妙なナイフ持った生物が。旬達の前に姿を現したのだ
「うわぁジ、ジン。モンスター、だぁぁぁ」
ガタガタと震えだす俺
あいからず、怖がりな所は変わらない
ジンはそんな俺をみて落ち着かせるように話す
「落ち着け。旬。これはグレムリンだ。」
「グ、グレムリン?」
「この辺一帯に出てくるモンスターだ」
グ、グレムリン
この奇妙生物の名前か・・。
グレムリン・・?
うわぁ・・。
俺は、現実逃避をしたくなる
俺が知っているグレムリンとは程遠いなぁ
なぜなら、俺はこれをかわいくした人形の存在を知っているのだ
確か、人形版で発売されているグレムリンは可愛いのに
この異世界のグレムリンは目鋭く、顔怖い
妖怪だよ。これ
思わず俺は、後ろに下がる
グレムリンは、ヒタヒタとナイフを持って近づいてくる
自分たちを殺す気満々だよ・・。
怖がりな俺は、震えてしまう
ど、どうしよう・・。
俺が悩んでいると
ふと自分の前にジンが前にでている
「ここは、我に任せろ」
「え、いいの」
「ああ、お前に我の戦いぶりを見せたことなかったしな」
ジンはニヤリと笑い、グレムリンの前に出る
「ブレス!!」
すると、ジンがどこから出したのか細長い剣を構え
呪文を早口で呪文を唱えると風の魔法が出る
その魔法でグレムリンに当たる
「ギャォォ」
グレムリンは、痛みを抑えながら攻撃をするが
それでもまだ、気力があるのかこちらに攻撃する気、満々だ
攻撃させないようにジンの素早い攻撃で、グレムリンを倒す
あまりの早い動作に俺は思わず拍手をする
「すげぇ、ジンも魔法を使えたのか!!」
「我は、魔法使いではないぞ。」
「そうなの?」
「ああ、我は、剣使いだ。」
「へぇ~ねぇ、それよりここモンスター出るんだね」
「無法地帯だからな。今のように突然モンスターが現れることがある」
「でも、森にいたころはモンスターはいなかったよ?」
素朴な疑問を言う俺。
そう、俺が森にいたころ
獲物はいたけど(主にうさぎ)だけども
モンスターは出現しなかった
ジンはため息を吐きだした。
あれ、俺何か悪いこと言ったかな?
「当然だろ。お前。我はお前にモンスターなどいない所で修行させていたからな
お前はあの時、まだモンスターと対峙するのは早いと思っていたからな」
「あ、そうなの」
それは、初めて知った事実だ
どうやら俺は今までモンスターに会わなかったのは
ジンが、俺のことを考えていたようだ
どうりで変だと思った。
森とはいえ、初めてのモンスターは、ルストだったからな
とはいえ、勝ったのは、まぁ、嬉かったけど・・。
その恥らいと共にグレムリンが消滅した後をみると
「ん?」
俺は、ピカっと何かが光ったのを見逃さなかったのか
キラキラっと何かが光っているのを確認するために
危険だと分かっているのに踏み込んだ
「なぁ、ジン。モンスターの傍にこんなモノが・・。」
旬は、指を指した
それは、赤いなにかの宝石のようなものがバラバラっと落ちている
その旬の反応に苦笑を浮かべ
ジンは、その宝石を一つ、一つ、丁寧に拾い
俺に見せてくれた
「これは、俺たちの国の”貨幣”だ」
貨幣・・。
これが、この世界の・・・?
そう、見せて、俺の手のひらに置く
不思議な光沢感がある。
まるで、宝石のようだ
「へぇ。この宝石が?」
「ああ、”ルナ”と呼んでいる。この赤の宝石は、1ルナだ
旬、このルナを数えてみろ」
ジンは、拾ったルナを俺に渡す
俺は慌ててルナを教えることにした
「1、2、3、4、5」
そう、数える
どうやら、この宝石・・もといルナは5つあるということは
つまり・・。
「5ルナあるね」
「そうだな。このお金はお前にあずけておく」
「え・・いいの?」
いきなり、この世界のお金を貰った俺
俺は思わずジンを見上げた
ジンはフッと笑い、俺の頭を撫でる
「何に使うかはお前しだいだ」
頭を撫でてくれる手は、まるで兄のようだ
そう言ってくれるジンに俺はとても嬉しくなった
前までは狼だったくせに
今では、俺の兄貴面だ
兄がいない俺には嬉しいけど
だけど・・。
「・・でも、入れる袋がない」
「ああ、そうだったな」
ゴソゴソっと出したのは皮袋
小さな袋で、貨幣を入れるのにちょうどいい
「この中に、貨幣を入れろ。」
「あ、ありがとう」
俺は、その皮袋にルナを入れることにした
チャリーン、チャリーンと景気良い音が響く
うん、満足する音だね。
初めてのこの世界のお金だ。
たまったら何に使おう
うきうきしてしまう自分。
俺は、上機嫌になりながらジンにどこに行くか聞く
「これから、どこ行くの?」
「ああ、ここから東にある”知識の泉”と言われる
本の国があるからそこに向っている」
「本の国?」
「お前。赤い月について調べるだろ」
そうだ、自分で調べると豪語したんだっけ
ジンはどうやら俺の事を優先してくれるようだ
「行ってくれるのか?」
「我も気になるし・・な。」
足は東に向かっている
本の国かぁ~
どんな街なんだろうな
本で埋もれているのだろうかな
とても多いだろうな
そして、どんなことがあるだろう
わくわくするなぁ。
ますます上機嫌になり鼻歌を歌うくらい
俺はまだ見ない街へと空想と妄想を抱いていた
だけど・・。
本の街で不思議な出会いをするとは
その時は思っていなかったのだった・・。
グレムリンという存在は、画像から見て思いつきました。
はっきりいえば、モンスターって画像でしか想像できません・・。
そんな、作者です。
まぁ、とにかく次話を楽しくみてくれるとうれしいので
では、また。




