表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファナティック・フレンド  作者: 七賀ごふん
答え合わせ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/130

#10



数時間前とはまるで違う色の景色が流れていく。

准は運転しながら、夜空に浮かぶ月を一瞥した。


生まれてから、気付けば二十七年。もう二十七年なのか、まだ二十七年なのか、微妙な数字に囚われる日々だ。

人と関わるのは怠かったり気まずかったり、笑い合ったり怒鳴り合ったり、正直ものすごい疲れる。────から、時々ちゃんと休まなきゃいけないんだと思う。

目が眩んで道に迷ったら立ち止まって、座り込んでしまえばいい。今は休んでほしいと思う人達がたくさんいる。


例えば隣の席ですっかり寝てる彼とか。

真面目過ぎて行き詰まっちゃった彼とか。

常識に囚われて諦めてしまった彼女とか。


休んだっていい。身体ではなく、心の休養が必要な時が絶対にくる。人の人生は、一度も立ち止まらず完走するにはあまりに長いから。


「星は……さすがに見えないな」


車の中から夜空を見て笑った。でも隣の彼は起きる気配がない。

このまま家までぐっすり寝てくれてるといい。起きたら、それはそれでうるさいし。


無事に帰ったら、また大きすぎるベッドに二人で寝よう。


俺も少しばかり休みが欲しい。

やらなきゃいけないことや、守らなきゃいけないこと。久しぶりに、全部忘れてみようか。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ