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九十六話 やらかし結婚編31

結局、そのままマリアとはゆっくりと夕方まで公園で日向ぼっこして過ごした……


ごめんなさい。手は出してないけどいっぱいチューはしました。人が居ないのをいい事にずっとキスしてました(もうロリコンでいい)



「小兄様…開き直りましたわね」


「ロリコンナイトだもの…でも、断じてキス以上はしてない」


「キス以外を屋外でしていたら問題ですからね、特に王女となんて……三時間もキスしていたのもどうかと思いますけど」



帰宅後、第一、二夫人に問いただされた…まあ、顔とろけ切って足取りもおぼつかないマリアを見れば何したのかって思うわな。


ましてや、ミュゼットもメルも体験済みであれば尚更……完全に事後に見えたよな。俺もそう思った…だからなるべく人通り避けて帰ってきたのである。


でも、もっととねだられたら応えるのは当然。ヤバいなぁ、今日添い寝だけで済むかなぁ……ミュゼットの時以上だったのよ、マリア。さすが王家の末娘(イミフ



「その…こう、なんだ。マリアも素直ですっごく可愛いかったわけですよ。この前のミュゼットみたいに…なあ?」


「なあって何ですか、なあって……まあ、小兄様は、ロリコンですものね。ですが、マリアベル様を傷つけたくないというなら、我慢してください。それでもダメならいつでもわたくしのところに来てください」


「…それ、ミュゼちゃんがしたいだけじゃ…アレク兄様、私でも構いませんよ?」



何だかんだ言ってるがこの妹嫁たち、思い出して盛ってやがる……そう仕向けたの俺だけど。それだけ理性の破壊力抜群だったのよ。俺はケダモノだもの。


考えてみれば、マリアに俺の弱点研究されてる気もするけど、可愛いは正義。悪の俺は敗北するのみ…


でも、俺だってやる時はやる男だ。我慢する時はするもん。できるもん……多分。おそらく、きっとそう…なんじゃろか?


だいたい、明日は指輪買いに行かなきゃいけないんだから自重しないと。明日は全員でおでけけかぁ……トラブル起こりそうな予感。ちょうどうん年前にこの道を何たらとかってありそう…梅雨前だから雪はちらつかんはずだ。





マリア、完全甘えモードの夕食…膝の上に乗せて食事介助ですわ。それを羨ましそうだったり、呆れていたり、微笑ましそうに見ている面々。これは、次が怖い。いや、全員に食べさせるのはいいんだよ。


全員に毎日三時間もキスしてたら一日じゃ足りない方である。まあ、マリアとシルディナ嬢とアン以外はキスで終わらせる気無いけど。でも、キスだけで堕としたい気もある変態アレクくん…


そういう意味では、今日はまだ理性保ってる方である…おそらく。男なんて猿だ…特に俺は猿や、プ⬜︎ゴルファーさ…ゴルフなんて娯楽無かったわ、この世界。



「……ところで、そこの絡み酒夫人は帰る家を間違えてないか?」


「アーくん。それは酷いんじゃないかな…マリアベルがアーくんに穢されないよう心配して来てるのに」


「何その屁理屈」



まだ帰るつもり無い絡み酒夫人…暇か。暇なら組織犯罪対策とか任せていいかな。マジで…むしろ、お前は穢されてないから子ども出来ないんじゃなかろうかと言いたい。


ここ実家じゃないんだぞ。こっちの方が伯爵家より王城近いからって居候するつもりか…やっぱりアスラーンだから誰かに寝取られたのか?


まあ、その話は後日にしよう……あれ、こいつ居るから今日は嫁たちと入浴出来ないじゃん。マリアと二人で入浴とか無理だぞ。絶対一線越える自信ある……たまには一人でゆっくり入るか。




浴後、サロンに顔を出すと明日に備えて皆は早く寝ると言う…休みの日の前だからそわそわしてはいるが、指輪買いに行ってもすぐ納品は無理だろうに。それはガッカリさせそうだから言わんけど…


皆に聞いて明日の予定もだいたい立った…セリーヌと昼食からデートしろという。全員で飯食うには予約必須だからなぁ…ラティーナ嬢との約束は次の週以降で良いと言われたし、セリーヌ優先は当然なのだが指輪買いに行って終わりってのは何か微妙。


まあ、全員でデートするのも悪くないが悪目立ち間違いないからなぁ…そしてテンプレ的にゴロツキとか出てきて後は俺が暴れんじゃー。


そんな妄想してないでさっさと寝よう。マリアが部屋で待ってる……と思っていたのよ。マリアにあんな事やこんな事教えてギリギリ一線越えない範囲でラブラブするつもりだったのよ。


なのに、どうしてそうなったん?

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