七十二話 やらかし結婚編7
素数を数えて納刀した…13くらいで詰まったけど。もうそろそろ誰か押し倒していいんじゃないかなと欲望抑えられなくなってきてるケダモノアレクくんです。
そんな興奮アイドリング状態でやってきたのは黒髪コンビ。またはわんこコンビである。クリスティーナ嬢とレミルーファ嬢組ますなや、理性もたんて…
「アレクシール卿、お願いしますっ」
「丈短いんだから走ってくるな。足の付け根見えそうで怖い」
「アレクシール卿のお嫁さんなんですから、見たって良いんですよ?」
取っ掛かりのありすぎる胸のせいで大事なところが見えそうで見えない丈になってるバスタオル。そして、襲いたくなる、この笑顔…
いやいや。クリスティーナ嬢は純粋過ぎんのよ。叔父さんの件防げなかった無能なのよ、こっちは。それなのに嫁にまでなって…
そんな事言ったら、「シルディナちゃんを救えたのは〜」うんだらかんだら言ってくるのである。ちょっとは人疑えや。揉みしだくぞ、その胸……喜んで差し出してくるんだろうなぁ。
まあ、クリスティーナ嬢ともそれなりに長い付き合いだ。ご両親には以前から「娘の事を頼みます」って言われてた……第六分隊に入れてって事ではなく戸籍に入れてって意味だったのねと今日気づいた。他にも入れるけど、扶養とか。
そういう意味もあって、このわんこ手放すつもりなかった。それで良いかと思う……問題は、もう一人のわんこである。
「顔赤いけど、嫌なら無理に背中流したりしないぞ?」
「そそそそんな事は無いでごじゃる。ただクリスティーナ殿のに比べて、拙者のおぱぱはちっちゃでごじゃって………」
「気にするの、そこかよ…」
照れる方向性が違うし、語尾が不安定…こっちもこっちで純情一直線なのよね。黒髪キャラは清楚的なのを地で行くのは良いけど、照れるなら俺に素肌見せるからで照れて欲しかった。
クリスティーナ嬢の驚異の胸囲に勝てるの居ない。みんな違ってみんな良い…そんなものよ。レミルーファ嬢も顔が赤くするくらいの威力だけども、慣れたら……うん、挟まれたい(おい)
まあ、そういう女の子らしいところ見るの初めてだし、普通の女の子なんだなとは思う。この前まで隔日で道場破りに来てた勇ましい姿も嫌いじゃないけど。
話では、元宰相のバカ息子とは完全なる政略結婚だったようだし真面目な彼女に比べて、バカ息子はどうやらペリドッドを幾つか持ってたらしいし…
もっとも、学園に入る前に譲渡された可能性大なので監視責任とかレミルーファ嬢には皆無。あの事件解決が長引いていたら責任問われてたからと感謝されていたりするわけで……早い話が狂信者。こんなんばっかやん…
「お、女は度胸でごじゃる…アレク殿、よろしくお願い申し上げます」
「お、おう…」
「アレクシール卿、良かったらセリーヌさんにやってたマッサージもお願いしますっ」
「へいへい」
肩揉みくらい言われなくてもしちゃる。クリスティーナ嬢はご両親がまともだから傷一つ無い綺麗な肢体…胸の割には騎士らしく引き締まった細い身体。ロリコンナイトでもムラムラするわ…むしろロリ巨乳枠だわさ。
一方、レミルーファ嬢は将軍の娘だけあり、ヤンチャしている。るっちーたちほどじゃないけど打ち身とか……俺がした痕じゃねぇか。速攻で治した。
「ん…なんだか体が楽になったでござる」
「マッサージが効いたんじゃないかなぁ?」
「そうでござるかっ♪」
だから疑えよ。次からは道場破りされても押し倒そう…妻にDVする夫にはなりたかない。押し倒してキスしまくったるんや………キスしても無いのに一緒に風呂入る夫婦関係。どのタイミングでキスすれば良いんやろ。
まあ、合意無ければ夫婦でもダメな時代を前世で生きた男。強引に迫るような事はせんぜよ…ただのヘタレとも言う。だからクリスティーナ嬢、「手が滑っても良いですよっ」とか言うでない…右手に封印された何かが疼くやろ(ただの下心)




