二百八十六話 やらかし新婚編26
コニーはゴリラには叱られなかったが母ゴリラに小言を言われている……母はツヨシ。しっかりしてないけど…小猿聞かざるおこりざるですわ。野猿、今宵腹上死でこの世さる悪寒…(アレがまんきーの◯スポットか…イミフ)
他にも聖女嫁が自称神と焼きそばは聖なる食べ物かどうか言い争っていたり、飲み比べが始まっていたり、王城内観光ツアーが始まっていたり…デラカオス。この後で赤い服に着替えた大公爵がクリスマスプレゼントを渡して回るんだぞ?(なお、渡すのは嫁たちと純粋な子ども限定)
そんな混沌に満ちたクリパ。もうビンゴ大会してお開きの段取りしてもいいよね…もうゴールしてもいいよね?(ルチルとバナナ組有志の犠牲となった踊り疲れた死屍累々から目を逸らしつつ…)
◇
結果だけ伝えよう…ビンゴ大会、全然盛り上がらなかった。ビンゴ自体がよく理解されなかったから仕方ない。豪華景品は王城で働く人たちに与えよう………決して、景品がショボかったからではない(貴族なら買えるとか思ってはいけない非売品ばかり。つまり木刀など…化粧品とかもあったよ)
「これではビンゴゲームの量産は無理か」
「アレクシール卿…ルールが難しすぎたんですよ、やっぱり」
「普通の転生ものでもビンゴゲーム流行らそうなんて奴、そうそうおらんやろ…」
騎士学生嫁たちの視線が痛い…量産体制取ってたら大損害だと非難されているが、別にパーティーグッズで儲けようとは思ってなかった。それならクラッカーとか作るもん(そして銃社会へ…)
まあ、火薬の作り方知らんしクラッカーは食う方が喜ばれるもん…という事で貴族連中の大多数は追い返して、クラッカーとか用意している。なお、キャビアは無い。二次会の開始である。なお、泊まる予定の孤児らはもう寝ている…ここからが本番なのに。
ケーキもあるよ、七面鳥は無いよ。でも、やたらとデカい鶏の丸焼きがあるよ……俺、それ用意してない(店長からのサプライズだった……なお、お残しは許されない模様。野生化ってなんぞ?)
そんなクリパらしいクリパ……ツリー足りないけど。ブッシュドノエル無いけど…シュトーレンも無いけど。シャンメリーも以下略。
「まあ、余興が楽しいかとかはどうでもいいんだ。クリスマスはプレゼントとケーキがメイン……クリスよ、きちんと準備出来てるよな?」
「どうしても靴下にお菓子を入れるんですね……未使用でも抵抗あります…」
「まあ、理屈は分かるで……片方だけ貰っても使い道ないし、両方あっても片方物入れてたから伸びてしもとるし…」
靴下に思い入れがあるんだろうか……単なる靴下の形した入れ物ですやんか、それ。中に入って棘地帯とか突破出来んぜよ(マ○オ脳)
まあ、それなら普通の靴下もやれというのが普通の考え…でも、靴下プレゼントするのはサイズとか大変なのよ。ルーズソックスとかならまだしも(ニーハイソックス派)
そんな事はどうでもいい。せっかく一生に一度あるかどうかの王城宿泊にプレゼントくらいするのは当然。ちょっと部屋回ってプレゼント置いてくるべ……既にサンタ衣装に着替えているよ。なお、嫁の泊まる部屋にはミニスカサンタ衣装も用意しているよ(今夜は眠らない)
「兄さん兄さん…一人で行くんやないやろな?」
「いくらロリコンナイトでも夜這いなんてしないぜよ」
「アレクシール卿…女の子たちに囲まれて抱きつかれたら払い除けられますか?」
ロリコンナイト、そのまま押し倒されて搾り取られる未来しか見えない……というか、毎晩それされてる…
結局、複数の嫁がサンタ夜這いに同行する事となったとさ…なお、該当する部屋やそれ以外にも数多のハニートラップがあったのは言うまでもない。サンタが流行らないわけだ(違う)




