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二百八十二話 やらかし新婚編22

好意的な王家…もとい好色家の国王と捉えられたようでメイド(愛人)の履歴書が次々と送られてきて大変だとミリスベルから愚痴を溢されて数日後にはパレードがそれなりに行われた…


盛り上がったし、大きな事件もなかったから良かった良かったで終わったのだが、疲れた。


なお、警備体制の構築とか急遽だったからレシアたちからも愚痴を聞かされた俺の愚痴は何処に吐き出せばいいのだろう?


更に師匠と誘導馬したり大変だったわけだが、俺が国王へ跪いたという噂の方が賑わいを見せた……野猿だって礼儀くらい弁えとるわ。反省くらい出来るわ(形だけ)



「国内外では、時の人であるアレクシール卿がそんな事をしたから王家は大きな味方を得ているって話題みたいですよ」


「魔神の子孫なんやから仕方ないと思うで」


「……そもそも魔神ってなんぞ?」



別に肘から分離してパンチ飛ばせたり、胸から熱線出せたりしないんだが……後、カイザーとかになる予定も無し。しようと目論む諸外国からの圧力(ロリ皇女らとの婚姻)はマリアが阻止してるし…


とりま、パレード警備の手伝いしてくれたクリスとシェリ、後一部の学生(辞退者多数)に労いという名の食い放題へ招待したわけである……なお、変装した国王が客として居座っていたりもするが無視である。


魔神とは何か……その辺は戦犯Hもよく分かってない設定。後付けで他の戦犯が付けたようだ(具体的には3の設定)


魔神の血が王家に濃く入って(具体的にはミリスベルとの子孫が王になって云々)、そのバカ息子が攻略対象で、ルート入ったら古の魔神が復活とかどうとか……



「それでな、元々は魔神というのはこの世界の神であったがレイリスの奴が追放して人界に落としたわけよ。それで人と交わって天寿をまっとうしたはいいが、神というのは我々も含めて厄介なのは知ってるだろう。一部の意識は逆恨みしてるままで、血が濃くなればその意識に乗っ取られかねない。だから焼きそばを普及させなきゃ大変なのだが………」


「……なんか、横の席から変な話聞こえるんやけど?」


「知らん。変装してる国王が屋台の店主に絡まれてるだけだろ」



ここはメイド喫茶なので酒の提供はしてないが、酔っ払い入店お断りしてないアンが悪い。というか、国王も単に焼きそばを国民食にとかっていう屋台の店主の話を真に受けようとすんなし…


後、シェリは焼きそば頼もうとするな。喫茶店といえばナポリタンだろ……え、ナポリは無いから名前が違うんじゃないとか言うな。俺がメニューレシピ提供しているんだから間違いなくナポリタンだよ。


話を戻そう。クリスが言うには、俺は戦争を阻止した英雄扱いされているそうな…諸外国では。まあ、姉弟喧嘩で戦争になんかなったら大変だったと思う…兄妹なら公国が共和国になってたくらいには(その時は俺、グラサンノースリーブの立場か?)


諸外国も巻き込んで、世界大戦になんかなった日には疲弊しかないわけだよ…大なり小なりのいざこざはあれど、ここ数十年は比較的平和。王宮騎士団をはじめ辺境も対人の戦いなんて大規模なものはやってないわけだし(野猿除く)


姉弟の喧嘩で戦争になんか発展してたら王家の威信とか木っ端微塵で、ミリスベルもマリアも悲惨な未来しかなかったんだろうし、ならなくて良かったとは思う…


が、それとこれとは別である。よく分からん魔神の血がどうとかで畏怖されてもなぁ……せめて、首刈りとかガトチュで恐れられて欲しかった。


むしろ、諸外国は恐れているのに国内の貴族の一部に舐められているのはどうよ?


なお、後日正当な理由もなく会食に参加しなかった辞退者たちは俺を舐めくさっていたのでバナナ組が修正してやる(全治数日)されたそうな……不敬だとかで(別に自由参加だから構わなかったのに…)


まあ、アンが売り上げ気にしてたから、それが原因だと思う(なお、俺が支払っても売り上げの一部として家に入るので実質的にタダ飯みたいなもん。



「まあ、間違いなく兄さんは体力だけはバケモンやから魔神って言われても仕方ないわな」


「せめて怪物くらいにしてくれ」


「アレクシール卿……そんな事言って、今日も朝方までしてたじゃないですか…」



休みの日に嫁を愛するのに魔神も怪物も関係ないと思うのだが……(単なる色欲の権化)

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