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二百七十四話 やらかし新婚編14

公爵家とは何か…なんて講釈垂れる気はないが、定期的に王家の血筋が入っている。だから公爵家の嫁たちの髪色は似ていたりアレクが好きだったりするのね(背ロリ)


そんな高貴な公爵家…派閥とかありそうだけど、今や何故か俺のシンパ。かろうじて俺を王にするとかは無いから構わないんだが、俺をある意味御輿にはしている。


というか、義理の息子として率先して構ってくるのがティアの実家である。何かにつけて夜会やってるから踊りに来いと誘ってくるのだ…子離れ出来てないのよね。



「毎回、ルチルに振り回される嫁たちの苦労が気掛かりだ…」


「旦那様が徹底的に男性と踊るのを排除しているからでは…」


「排除しなかったら踊るん?」


「あり得ませんね。旦那様も他の令嬢と踊りたいですか?」



暗に俺がワンナイトカーニバルするから監視していると言われた……俺、信じられてないのよ。多少ダンスが出来るからって浮気したりしないだーよ……知らない相手とダンスするとか足踏みそうで怖いし。無論、足捻ってケガしたのは俺(緊急回避は得意です?)


結局のところ、嫁たちが次々目を回して脱落するか男のダンスを覚えるかしか対応策がないという…そして、女同士で踊るなら男同士で踊ってもいいんじゃないかなという風潮が生まれてきだしている予感(目指せ、アニソンダンス大会…アニソンないけど)


そんな流行の最先端(?)な夜会。ティアが仕切りたがるのはいつもの事……むしろ、他の嫁たちに令嬢らしい事を求めるのは無理ってもんだ。が、夜会だけじゃなく普段から国を司る仕事してるから負担も大きい…


その事と第十三夫人っていう地位とかで色々あるのだ…まあ、単に署名した順番以外にほぼ差は無いんだけど。その辺は理解されないのよ…(なお、ほぼの中に色んな差あり)


うちのおひいさまがぁ…とかって公爵家ゆかりの連中が言うのよ。ヒィヒィ言わせてるけど言わされてもいるというのに…(違う)


王家除けば最上級令嬢…なお元筆頭悪役でもある。が、修正教育をシェリが行った事で今に至る(転生者、ロクな事しないがしてなきゃどうなっていたかの典型例)



「……そういえば、元々ヤンデレ気質あったか」


「何か言いましたか、旦那様?」


「いや、何も…(絶対聞こえてるやん…)」



本来なら浮気癖クソ王子に執着して色々やらかすこの世界のヴィランだったのですよ、この嫁……病まない嫁はない(愛に飢えてるから今夜も愛を溢れるまで注ぐ予定)


そういう意味では第一夫人にしなくて良かったのかもしれない。溢れるまで大変なので………というか、公爵家の教育が恐ろしすぎる(さすが王家の血筋)



「…せめて、全員が子を宿して相手が出来なくなってから火遊びしてください。それまでには世継ぎの事は解決出来るでしょうし…」


「…いや、浮気推奨しないでくれ。ルチルじゃあるまいし…」


「でも、ロリコンナイトを自称するくらいですし…そのうち、飽きてしまうのではないですか?」



まだ俺の愛を疑うティア…ロリコンナイトなのは事実だけど、嫁を飽きる事は絶対にないわー。むしろ、そんじょそこらの悪徳貴族と同じだと思われる事が心外…


というか、ティアも十分ロリの範疇なのよ。発育的な意味で…(ただ俺がデカすぎるだけともいう)


それに、世の中には妊娠してても相手するってのもあるらしいがね(する気ないけど。嫁が催促しない限り)



「むしろ、俺の方が先に飽きられそうだけども……その時には若いツバメ用の分も含めて多めに慰謝料渡すからな」


「私、年上の少し頼りなさそうに見えて優しい殿方しか興味ありませんよ。旦那様…」


「そうですか…」



別れる気は無いと…なら、浮気勧めんなし。後、機嫌損ねたからこの後のダンスで足三回踏まれた。ティアの体重くらいで痛めるわけないけど…わざと踏んでお仕置きされるの目的なのね、そうなのね(通常の三倍ハッスルした。腰は軽く痛めた)

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