二百五十四話 やらかし結婚式編9
そんな猛攻を受けつつ、お腹をくすぐって反撃しつつ時間を潰す叔父と姪夫婦……半落ちしつつあるアレクくんである。他の嫁たちが結託して四肢拘束してきたら今宵は真ロリコンナイトになってしまう予感(抵抗するつもり無し)
まあ、そんな事考えても仕方ない…白い結婚を希望したらメールでさよならとか告げられるんだろうなぁ(そんな事になるなら、せめて中に誰か仕込みたい)
というのも、王侯貴族に顔を晒したコニーちゃん。よくよく考えれば、保護名目とか意味無いじゃん…むしろ、その姿を晒した事によって離縁したら後がどうなるか。まあ、そうはならんやろ……なりかけたらゴリラのラリアット不可避。
光源氏アレク………あ、ミュゼットの時からそうだった。中身は残念な戦犯Hだが、更正は頑張ろう(無理ならロリババァとして諦める)
そんなで、スキンシップという攻防をしていると着替えた嫁たちが次々とやってきては呆れか羨ましくか微笑ましい目で俺を見てくるのである……心配せんでも全員後でそれぞれ膝に乗せるし。
それぞれ純白のドレスから、色とりどりのドレスに着替えた……もうこのままここで盛りたい。ベッドもあるし……おっと、何処ぞの亡王子の亡霊に取り憑かれそうになったわ。我慢我慢…コニーちゃんの刺激も意外と侮れん。
「この後は再入場してケーキ食べて色々やってお開きか…」
「本来の披露宴とはだいぶ違いますけどね…」
ティアが不安がっているが、そこは異世界方式……ケーキ入刀はしなかったけど。だって、嫁と個々にやったらケーキグチャグチャになるほどしなきゃだし。
個人的には昔の和式みたいに芸者さんとか呼んで色々して長時間でもいいと思うが、この後は拷問ライブと騎士団での二次会もあるし後片付けだって大変。そもそも芸者さんとか居ない…
それに少なくともヴォイドくんたち子どもには長時間労働は大変なのである。子どもに優しくありたいロリコンナイト、基準は子どもの我慢出来る時間なり。そもそも、長くやってもグダグダになるだけ…未知の美味しいご飯(異世界ご飯)とタダ酒で王侯貴族がつけ上がる。なお、その後は地獄行き…
「アレク…面倒なら今すぐバナナ組で制圧可能」
「それやると、周辺国敵対ルートですやん…もう半分くらい入ってるけど」
そんなにバナナが食べたいのか…食べたいのね。制圧したら毎年バナナを上納させる不平等条約とか結ばせそう。あるいは…バナナ王国建設とかありそう。
まあ、落とし所は部下が勝手にやりましたってくらいだろうさ……そうしないとミリスベルとマリアの甥がオイオイってなるよ(イミフ
「…え、アレクシール様。それ本当なんですか?」
「マリア、どうしてそんなに昏い目してんの?」
甥に厳しいマリア……まあ、愚兄がああだったから思うところがあるのだろう。今ならまだ間に合う…最悪、ヴォイドくん以外はどうでもいい(所詮破綻した続編の攻略キャラなぞ知らん)
まあ、子供の戯言に過剰反応して俺を亡き者にしようとする方が悪い…子どもはしつけ直せばいいのだ。大人はやり直せばいいのだ…来世で。
とか冷たい事を考える暇があったらこの後を考えねばならない。拷問はバナナ組に任せて良いので、騎士団の合コン…もとい二次会に顔出して、それから晩御飯である。下準備はしてるからお手軽…というか、海鮮焼きそばしか食べてないので腹ペコ嫁たちがどれだけ食べるか不安。その後で食べ過ぎたからとどれだけ運動しようとするのか不安……昨日ほぼ徹夜だったので体力もつかな、俺。
「あの……アレクくん。晩御飯の心配より、最後の締めの挨拶はきちんと考えてるんだよね?」
「………はいぃ? ナニソレオイシイノ?」
「アレクシール…忘れてただろ」
リテラの指摘に呆れた目をするレシア…締めはうどんか雑炊か。ラーメンもあり…そうじゃないのは分かってる。パスタ派ですね(違う)
大公爵に就任したのだから対外的な事は大概やらなきゃいけない……俺、野猿ぞ。ましてや昨日襲われたんだぞ。宣戦布告していいんだよね?
そう言ったらレミのツッコミが入ったのは言うまでもない…でも、実際先に売ってきたのは向こうぞ。舐められたら終わりじゃないか。まあ、返り討ち(手足交換済み)にして舐めるなら頭も交換していいよねであるが…
即興でいいからしっかり考えろと口々に言われた……頑張ったらいっぱい舐めてくれるんだって。ペロペロキャンディーアレク頑張る…(なお、アレクはペロリストでもある)




