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二百五十一話 やらかし結婚式編6

虚しい手を振るミッ◯ーアレクのパレードは白々しい国民の視線に晒されながら王城に着くまで続いた。よく行ってる孤児院の子からも「お前誰やねん」って目で見られた事に深く傷付いたのは言うまでもない……もうマヂ無理、リス化しよ。


だーい好きなのはヒマワリの種ってかじりつつ洗髪…は出来ない。だから適当にあったシーツで頭を拭く…別にいいよね。部屋の持ち主は墓の下に居て誰も泣かないでくださいだし(亡王子の部屋が準備部屋のアレクくん)


ポマードつけすぎて落ちない…そんな事をしつつヒマワリの種を食べてたら嫁が数人やってきた。



「小兄様…何故ヒマワリの種なんて持ってますの?」


「小動物を手懐ける時用へけっ」


「…『へけっ』じゃないですわ。そんな事より、相談があるのですが……」



白い目で見てきたミュゼット曰く、さすがに17人も一気に勢揃いしていたら挨拶する側も大変だし、される側も気をつかう。ましてやアンやコニーちゃんは手持ち無沙汰間違いなし。不埒な輩は除く…


なので、数人ずつ交代で式に出て残りは休憩にしたいと……コルセット苦しいのね。顔色悪いもん…



「誰かが太らせるほどいっぱい食べさせるせいだろ…」


「そんな事言って、レシアはその分運動するじゃないか……いてっ」



レシアの殴る攻撃。アレクはダメージを受けないけど痛い。別に風呂とかベッドでって言ってないのに…というか、太ってないだろ。増減なしだろ…見栄張って締めすぎてるだけだろ。


まあ、確かに何時間もコルセットで苦しみながらってのは俺も気にするし、交代制はいいかもしれない。俺交代出来ないけど……披露宴やめない?


とはいかない。もう大公爵のアレクくん…立場的には準国王級。こんなのにそんな地位与えんなよって思うけど、もう手遅れ。準国王ってなんぞ?



「アーくん、分かっているとは思うけど…アーくんが舐められるという事はその夫人全員舐められるって事だよ?」


「妻を舐めるのは旦那の特権じゃい」


「そう思うなら頑張ってね。頑張れる子は長く居ても大丈夫だけど慣れてない子も多いんだから…」



ミリスベルは上位貴族じゃない嫁は長時間耐えられないから、自分たちが長い時間頑張ると言ってくれた……後、舐める事に関しては否定しなかった(べろりんが)


まあ、ミリスベルやマリア、ティアなら慣れてるだろう……ルチルなら24時間戦えると思う。横で平然とバナナ食べてるもん。


他の面々は外国の王とかどう接すればいいのか分からない……筆頭俺だけど。頼りになるのは戦犯Hだ…設定した張本人。どの国が敵対するとか、どの国が仮想敵とか…だが、今は役立たず。ここに来てない時点でメンタル不安定だと思う…オタクはコミュ障だもん(超偏見)


まあ、知識はあっても経験無いと気疲れもするよ…中身はともかく外身はサイコーだぜで通る年齢よ。結婚式の話ぞ?


もっとも、結婚式のゾンビ店長のお陰である程度俺の脅威を知らしめる事が出来たと思う。「本気出したら魔神皇帝とかになっちゃうぞ☆」とか言ったら戦慄間違いなし…なお、エロ魔神病み皇帝とかにジョグレス進化する予定。ある意味もうしてる気がする…


とりあえず、披露宴の最初と最後は全員出席。後は体調次第という事になった…その分、警護が大変だけど隊長が居なくなって地位が危ういアマゾネス(裏切り教唆集団)が居るから汚名挽回で頑張ってもらうとしよう(なお、失敗しないようバナナ組の監視あり)


バナナ組が守れば良いやんと思うけど、そこら辺は騎士団の沽券とかあるのでややこしい…そんなもの無いに等しいけど。むしろ無いから騎士団長から解放されないんだけど…

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