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二百五十話 やらかし結婚式編5

粗大ゴミは家屋の外に出しておけば回収してくれるはず…回収券の貼り付け忘れたけど。店長は首を回転させて外へ叩き出した。それを見て悲鳴を上げなかった嫁たち…修羅場には慣れてた(単にアレクのサプライズ演出とか思ってる説あり)


そうでないジャガイモ畑は阿鼻叫喚…式は一時中断したのは言うまでもないが、更に復活した店長が焼きそばをジャガイモらに売りつけようと戻ってきて更に大パニック。失神者続出…やはり始末出来なかったか(単にアレクのサプライズ演出とか思ってる嫁は動じない)


そんな事もあり、時間押し押しで進行。自称神の客が代わりにやってくれた…後光が差してた気もするが梅雨の晴れ間がそう見えただけだろう。あるいはゴッドフィ◯ガー(微かに右手が轟き叫んでた)


そもそも、嫁たちもウェディングドレスには興味あるが式の内容にこだわり皆無…むしろ、ウェディングドレスさえ着れれば良いというにわかである(狂信者約1名除く)


だから、失神してるのが親でも回復は待たないのである…むしろ、ウェディングドレスで夜の部に手出しされる方がメインイベントな気もする。ロリコンナイト、一線越える危機(結論、まりあつおい)


そんなグダグダな挙式は終了。これから会場を王城に移しての披露宴……までの道をパレードである。何それ、聞いてない。警護体制とかあるだろもん…



「本来ならお父様が挙式後にアレクシール様の大公爵任命式をする予定でしたけれど、ああいう状態ですので…」


「いや、それは仕方ないんだがパレードって何よ。遠距離から狙撃とかされたら守れないぞ、さすがに…」



強いマリアの暴走は続いていた。俺、どこぞの遊園地のネズミみたいな見せ物になるのである……ハハッ


だが、オープンカーはヤバい。何処ぞの大統領も始末される狙い撃ちである。うらら…


いくらこの国が銃社会じゃなくとも弓矢くらいはある。吹き矢もある。何なら投擲武器でもいい…飛び道具なんて使ってんじゃねぇ(バルアレク秘奥義発動)


2、3本ならまだ何とかなるが四方八方から狙撃されたら守りきれない。アス◯ロンとか覚えてないんだわ…仁王立ちが限界。嫁に傷負わせるような都、コンブにしてもいいよね?(イミフ


だが、そこはマリアたち。俺が絶対大丈夫じゃないよと反対するの見越して計画してた。その為に近衛騎士たちの休みは犠牲になったのだ…





どなどなアレク、嫁たちはきちんとした馬車の中から手を振る警護体制と引き換えに見せ物になるのを了承した。むしろ、最初からその予定だったみたい…まあ、さすがにコンブ化するリスクは回避するのが普通である(むしろ、俺が檻入りでないだけマシ)


引き攣った笑顔で手を振る俺……あちこちから「誰だあいつ」とか「こっち見んな」とか聞こえてくる気がする(被害妄想ではない)


まあ、今日はきっちり強風無いのにオールバックにしてるから裏切りそうな騎士団隊長くらいにしか認識されてない気がするわけですよ。なお、騎士団隊長で裏切り者は始末済み……休暇明け地獄しか見ないわ。


にしても、誰も横に立って一緒に手を振るって行動してくれない嫁…ルチルくらいなら回避能力高いからしてくれると思ったが、へっぽこ体力のミュゼットを立てる嫁ばかりなので横に立って手を振るのは第一夫人の役目とか思ってそう。面倒な事は押し付けるともいう。


あるいは、単にポマード臭いから近くに居たくないとかって単純な理由かもしれない………王城に着いたらすぐ洗い流そう。調子に乗ってヴァージンロードでお姫様抱っこしてドレスにポマード着いたなんて事にならなくて良かった。


どのみち汚す予定だけど…(もはやコスプレは標準プレイ)

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