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百八十二話 やらかし結婚編117

色々と思うところはあるが、さすがに酒場も開店時間近付いたのでお暇して帰宅…ミリスベルを背負って往来歩くのは目立ったわー。


リテラに後ろから見守ってもらっていたので下着とかは見えないようにはしていたが、王女の威厳は見るからに下がっただろう…今更だけど。


で、帰ってきたら早々「病み上がりなのにお酒飲んじゃメッ!」とめ組のひとされた…俺、牛乳しか飲んでない。酒臭いのはミリスベルだけだから。アンの好感度が上がらないの他の嫁のせいなのでは…



「アン、飲んだのはミリスベルだけだから…しかもほら、安酒飲んで酔い潰れてるし」


「だからって、背負って帰ってくる事ないと思います。馬車を頼むとかあったはずです…途中で転んだらどうするんですか(ぷんすこ)」


「はい、仰る通りです…」



あかん、やっぱりアンの尻に敷かれているわ俺…老いてはロリ嫁に従えである。ただただミリスベルをたまには甘やかしておきたいって邪な感情でやったが、転んだら大怪我させてたのは事実……胸の感触を楽しむ対価としては危険極まりないよな。腰痛めてたかもしれんし。




怒り心頭のアンのご機嫌取って(撫で回しの刑)、ミリスベルを俺の部屋のベッドに寝かせてから、夕食までは暇なのでリテラと二人サロンにて結婚式とかの段取り確認……だいたいが国挙げての国事だからやる事無いんだけどさ。



「経験者として聞きたいんだが…結婚式の後で、披露宴的なのやったのか?」


「身内だけで食事会みたいな事はしたよ…本当ならアレクくんも誘いたかったけど、言えなかったからね…」


「まあ、友人で辺境伯の三男といえどただのガキだったから仕方ないがな……というか、結婚式でも針のムシロだったのに出てたら大変だっただろうし」


「あはは…そうかもね。結婚式の後もミリスベル様は色々聞かれてたみたいだし…『あの素敵な殿方は誰ですか?』ってマリアベル様とかに…」



誰の事やろか…勘違い野郎ね、滑稽ねって言われた俺ではないと思う。マリアに後で聞こう…はぐらかされるだろうけど(自覚なし)


にしても、参加の手紙沢山。結婚式はまだしも披露宴の顔ぶれが多い事…俺の大公爵任命と披露も兼ねているから、余程忙しい貴族でなければ名代立たずに来るらしいし…その間の統治とか大丈夫だろうか?


まあ、さすがに子爵以下下位貴族は縁が無いと呼ばれてないわけだが………メルの両親やエレーヌさんの心労が心配。クリスの両親は商魂逞しいので大丈夫だろうけど。


披露宴とはいえ、やる事はだいたい腹の探り合いだろうしメインの俺たちは置物のようにしてれば大丈夫なはず…そこ替われとかって悪徳令嬢が出てきそうなので、アンは俺の近くに置いとこう。



「さすがに替われって子は出ないと思うよ…アレクくんが増やしたいなら別だけど」


「この屋敷のキャパ限界だし、俺に最初から好意あるなら押し掛けてるだろ……そういう本気度があるならマリアが見逃すはずないし」


「そうかもね……実は結婚式で増えてたとかなければ大丈夫だよね」



変なフラグ立てようとするなよ…そもそも、劇的な出会いとかって嫁たちとだけだし、登場キャラで嫁になってないのなんて基本的に居ないぞ。2以降は知らんけど。


そんな苛烈なキャラが居ても今はロリだろうし……心当たりがあるようなのが約一名居るが、さすがにそれはない。あっても遠慮したい…叔父と姪ってのはさすがに無理。ロリコンナイトでもシスコンナイトでも…


そんなくだらない事考える暇あるなら披露宴の余興考えよう。騎士団有志による剣舞とか………そんなの教えた事も無ければ出来るのかも知らんけど。


とりあえず、納豆とバナナは出る…ウナギも出る。暗殺者連中はもはや兼業活動になってる気する…

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