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百七十一話 やらかし結婚編106

俺にお粥を与え、自身はシチューの残りを食べたアンはまた寝た…土鍋のお粥食べきるまでかなり時間かかった。後、シチュー食べたかった…(アンの分しか残ってなかった)


頑張りすぎなのよ、この嫁。小さいくせに意地っ張りで…心配しなくても捨てられるまで捨てたりせんわ。きっと俺の介護もしてくれるんだろうなぁ……赤ちゃんプレイで慣れておかねば(ど畜生の考え)


アンの寝顔を見つつ、さすがに今から昼寝しすぎていては夜寝れないおやつ時…そんなだとアンを寝かさない外道ロリコン化するという事で読書でもしようと思う。シルディの二の舞にはなるまい…多分。


読むのは昨日、故・変態王子の部屋にあった手記みたいなものである……無断で拝借し(パクっ)てきた。どうせ、そのうちゴミとして捨てられるものだろうし、存在自体後世に残らないだろうし…


首斬り落とした俺が、同じ男として供養してやるのが筋というもの。人の書いた日記とかって読みたくなるじゃん(ゲスの極みアレク)


………パラパラっと一応全部読んだが、これは酷い。焼き捨てよう…普通の日記とかって思って読んだんだよ。日々の出来事とかティアに対する懺悔とか享楽に至る前の苦悩とかって書いてあると思うじゃん…


ただただ変態王子の変態ノートだった。ティアたちとあんな事いいな出来たらいいな…ミュゼットやメルとあんな夢こんな夢いっぱいあるけどって計画というか妄想の強い下品なものだった。アンアンアンとっても大好きして良いのは俺だけだ(くぁwせdrftgyふじこlp)


死人に口なし。万が一、これが実行に至った場合どうなっていたか……まあ、そうならなかったのだか。偉い人は言った…天は人の上にも下にも人は作らず。但し、変態は別だ。俺より酷い変態は居た。


本来の「王子、実は前世思い出してあんな奇行に走ったんじゃね?」疑惑とかどうでもよくなったわ…全然首落として良かったと再確認出来た。寝よ…


なお、灰皿も無く焼き捨てず布団の上に放置したが為に数時間後、先に起きたアンや帰ってきた面々に見られて俺の計画だと思われて誤解を解くのが大変だった…俺はそんなにオゲレツじゃないもん。奇天烈なのは認める(なお、手記はティアが回収した)




酷い目に遭った(自業自得)が、更に酷い目に遭うようである……今、部屋には飯の山がある。フードファイターアレク参戦したくない…


俺が嫁たちに日頃から腹一杯食えと勧めたツケが目の前にある。カツ丼、麻婆豆腐、唐揚げ、豚汁etc…俺の好物沢山と、後バナナパフェもあるよ。嫁たちの愛が重い…明らかにカロリー過多です。


そして、挑むのは遠慮無しの食事介助四番バッター(アン)……さすがに無理ぽよ。逆転満塁サヨナラホームラン不可避(イミフ



「アン…さすがに全部は食えない。お残しどころか普通に吐く…むしろ、まだ胃の中にお粥残ってる」


「ご主人様……全部皆様がご主人様を思って買ったり作ったりしたものです。一口ずつ食べたら突き返すのはアンがやります(ふんす)」


「…そこまでしなくても……」


「食べ物を粗末にする人は嫌いですっ(ふんすふんす)」



……主人に似た忠嫁だ事。せめて、騎士団組と王城組で一品ずつだったら良かったのにね。麻婆豆腐カツ丼唐揚げ入り、豚汁付きとバナナパフェまでなら許容出来た。でも、ラーメンうどんナポリタンはあかん。麺類ばっかり被ってるし…


嫁たちの連携が取れてないのか、単なる昨日のケーキの報復なのか……そこはまあ追及しない。きっと倍返しされる…


とりあえず、食べれるところまで頑張ろう。アンも食べろよ、遠慮せず……だって食べ物を粗末にする人は嫌いなんだろ?


意気込んでいたのが一気に消沈した。「ご主人様、無理です…」と。それ分かってたなら、何故それ全部台車で運んできたよ…


とりあえず、ラーメンかうどんは食べよう。後のは再加熱すれば翌日でも食える…と思う。食中毒の季節だからヤバいですね不可避…

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