___%
俺の友人には凄い奴がいる。
イケメン、長身、優しい、気配り上手、言葉の隅々に男らしさがある、料理は上手だし帰国子女なのでレディファーストが素で身についている。性別が女に生まれたなら彼を好きにならない女性はいないというくらい完璧な男、それが俺の友人だ。
ホストになったらNo.1間違いないだろうし、俳優なら超売れっ子になるに違いない。町を歩けば必ず女子から二度見をされる男。そんな彼は当然女性からモテなかったことがない。
しかしながら残念な事に、あいつはお付き合いというものが長続きしない。別れる原因は100%奴にある。ここまで完璧で一体何が問題があるかというと、まあいろいろと残念なのだ。
高卒出てすぐに地元の小さな金属加工業者に就職した俺は、とにかく世間で言う社交デビューというやつを完全に逃した。毎日毎日金属加工の練習で、ひたすら設計どおりの加工ができるよう励んできた。おかげで彼女なし、毎日油まみれになって顔を合わせるのは父親と同年代くらいのおっちゃんたちのみ。
女心だの友人同士の付き合いだの飲み会だの合コンだのと、そういった世間一般では当たり前な人と人の触れあい……馴れ合いのようなものは俺は物凄く疎くて普通の人付き合いというものが苦手だった。
そんな中、たまたま町で中学の時の友人に再会した。数十メートル離れていても存在感がありすぎてむしろ引いたくらいだ。何せあいつが歩くと周囲の女性がみんな振り向くのだ。後姿を写真撮ってる女もいる。それ、犯罪だからやめとけ。
とにかく久しぶり、から始まり連絡先を教えてそれからたまに飲みにいくようにはなった。最初は当たり障りない話が多かったのだが、なんというか、俺に気を許してきたのか何なのか最近はだいたい幼馴染の子の話が多い。
付き合ったことのある女性なら誰もがこの男を「社交的、話しやすい、信頼できる」と言うと思うが俺から言わせればそれはほとんどがあいつ本来の姿ではなく嘘だ。こいつは好き嫌いが激しく、本当に好きな事はかなり限られている。それを悟られないようにするスキルはこいつが美形故に自分の身を守るために自然と身についたのだと思う。
飲んでいる時一緒に飲みませんかと誘って来る女などしょっちゅういるが、そういった奴らを相手にしている時のこいつの笑顔は完全に作り笑いだ。しかもその作り笑いの内側には「さっさと失せろブス」と言っているかのようにヒヤリとしたものを感じる事もある。それを指摘したら一瞬驚いた顔をしてあっさりと「へえ、よくわかったね」と言いやがったくらいだ。
絵に描いたような身も心もイケメンな奴など、この世にいるわけがない。そういった生々しさが逆に俺は安心する。
とにかく、最近は幼馴染の女性の話が多い。こいつの性格を考えれば自分の大切なものをわざわざ他人に話したりしないはずだが、その辺りはどうやら俺に対しては考えていないようだ。
こいつの話をまとめると、その幼馴染とはずーっと幼馴染な関係が続いていて付き合うことはない。家にはしょっちゅう出入りしていて、鍵まで持っていて、彼女に料理をよく作り一緒に出かける事も多い。酒を飲んだ日はそのまま泊まる事もある(当然だが泊まるだけ)告白しても気づいてもらえない、そもそもそういう対象にすらなっていない、長年の付き合いだが手強い。
この男をここまで言わせるのだからその幼馴染の女性というのはかなりの大物だ。というか、そこまでお互い遠慮がないのに何故付き合っていないのかが疑問だ。
小学生からの付き合いとの事なので中学の時は俺も同級生だったはずだがまったく記憶にない。きけば、学校では彼女と親しくするのは控えていたそうだ。
ああ、なるほど。こいつの顔面偏差値が高かったのは昔からでしょっちゅう女がまとわり付いていた。そんな中、しかも思春期真っ只中の年頃で彼女に話かけるとどんな噂ややっかみが彼女にいくかわからないから、当たり障りのない態度をしていたのだろう。
「なんていうか、どんな子なのか興味あるな。ああ、お前とは違う意味でだぞもちろん」
「当然だよね。男として彼女に興味あるとか言ってたら目玉抉って顎砕いた後高架から放り投げるから」
「言うと思った。つーか地味にリアルだからやめろ。いや、だって変だろ。お前ほどのイケメンが長年かかっても落とせない女とか、それ本当に存在するのかって疑いたくなるだろ。ミロのヴィーナスがどんな腕だったのかを証明するのと同じくらい難しいぞそれ」
「むしろヤン・ミルズ方程式の存在と質量ギャップ問題が先に証明される日が来ると思うくらいに難題」
「おいそこまでか」
懸賞金かけられる数学超難問までもってきやがったこいつ。それ一生かかっても解決する事ないと言ってるようなもんだぞ、口が裂けてもいえないが。
「とりあえずさ、お前が試してきた事ちょっと言ってみ。もしかしたら案外お前のやり方にも問題あるかもしれないだろ」
「俺の? そうかな」
「お前その外見だから、だいたいの女はこういえば納得してどうにでもなるっていう言動多いじゃん。さっきの逆ナン女に対する事とか。それとは逆でその子の心を動かすには後一歩足りないとかかもしれないだろ」
「そう……かなあ。まあ確かに彼女に対して甘いのは自覚あるけど。えっと、じゃあまずは初めて会った時」
「え、そっから?」
あ、やばい超長そうな気配。これ絶対小説にしたら上下巻くらいいきそうで、それの冒頭から始めますとかそういう雰囲気だ。そう思ったのを察したのかすかさず釘を刺して来る。
「聞いてよ、教えてって言ったのそっちなんだから」
「はいはい」
とりあえず追加の酒を注文してつまみも適当に頼んだ。お互い酒には強く悪酔いもしないので、ノリと勢いで終わるという事がなさそうだからなおさら気が重い。
「俺は6歳までアメリカにいて、小学校入学に合わせて家族で日本に戻った。たから日本の風習とかよくわからなくて不安でいっぱいだった。そんな中引っ越した先の隣の家が彼女の家で、家族ぐるみの付き合いが始まった。あの時はまだ日本語があまり上手くなくて、いつも彼女が一緒にいてくれて俺の言った事を汲み取って周りの子たちに通訳してくれたんだ。それが凄く嬉しかった。彼女がいなかったら俺は回りに溶け込む事ができなかった」
「なんだ、可愛らしい思い出だな」
「その時からたぶん好きだったんだろうけど、はっきり自覚したのはもっと後。でも彼女が他の男子と話していると面白くなかったし、常に一番頼りにして欲しいと思ってた。空手始めたのだって強いのはかっこいいかなって思ってさ」
「そんな不純な動機だったのか」
好きな子に振り向いてもらいたいからと始めた空手で全国大会3連勝するのだからこいつは時々恐ろしい。しかもとんでもないイケメンが顔に怪我する事をためらわずに拳を振るう姿が女心をくすぐり、しかもクソ強いのだから当事は空手界の王子様と呼ばれ大騒ぎだったのだ。
「ちなみに中学卒業と同時に空手はやめた」
「何で」
「とりあえず彼女は強い男にときめかないとわかったから」
「そんな理由で空手やめたお前と、そこまでのスペックあるお前に興味わかない幼馴染さんどっちに全力で突っ込みいれるべきなんだ」
「ときめく相手は破断三連撃を失敗しない男と言われて空手やってるのがアホらしくなったからだと言えばわかってくれるかな」
「ああ、そりゃお前が可哀想だな」
破断三連撃とは俺達が中学の時に流行ったゲームで使われる特殊攻撃の一つで、破壊力は高いがここぞというときに失敗するというゲーマー泣かせな技だった。彼女、当事中学生ということもあって軽く厨二病だったのかもしれない。こいつがゲームをするわけないので、詳しく聞いてかなり落ち込んだんだろうな。
「次は小学校の初めて授業の時」
「ちょっと待て、さっき入学前で今入学後の話か」
「語りつくせないくらいいっぱいある」
まずい、さっきは幼馴染との恋物語上下巻などと思ったがこれ全100巻いきそうな勢いだ。
「要点まとめろ。特に意識してアプローチかけたけど上手く伝わらなかった事だけ巻いて話してくれ」
「えー……まあいいけど。じゃあ次は臨海学校ね。一泊で海の体験学習行ったんだけど、夜に好きな子誰だって話になってさ」
「まあありがちだな。小学生なら特に女子が好きそうだけどお前もしたのか」
「いや、あの時は男女ごちゃ混ぜで大騒ぎしてて煩くて眠れないからって俺と彼女だけ別室行って」
「……うん?」
「ちなみに俺は君が好きだよって言ったら彼女はもう寝てたっていうね」
「……おおう……それはそれは。タイミング悪かったな」
「ムカついたからそのまま彼女の布団に潜り込んで抱きついて一緒に寝たわけだけど」
「あ、さっきまでの同情なし」
「翌日の彼女はそんな状況でもケロってしてて、一緒に寝るの入学前のお昼寝以来だねっていわれた」
「ちょっと待て」
すかさず俺のストップにあいつも「どうぞ」と言った。だめだ、俺の脳が理解を拒否し始めた。
「それ、臨海学校って事は低学年じゃないよな?」
「小5だね」
「小5!? 小5ってもうあれだろ、早い子は二次性徴始まってるだろ!? それなのにくっついて寝るのガキの頃以来だねって当事もじゅうぶんガキだけど、誰と誰が付き合ってるのっていう話だって出てくる年だろ! えええええ!? 俺の感性がおかしいのか!?」
俺がもし女の立場なら、いくら幼馴染で幼少期昼寝経験があっても朝起きて抱きつかれて寝ていたら普通ビビる。そう意味を含めて言えば、奴も「だよね!?」と身を乗り出してきた。
「いやおかしくないよね、普通でしょ? 俺も当事『え、何で超冷静なの?』って首傾げたよ。ちなみに省いたけど小学生時代他にももっといろいろアピールしてたからね。委員会とか掃除一緒にやってたし傍にいる事優先でいろいろと。でもだめで、ここまでやってもあの反応だよ。その時思ったんだ、ああこの子にはもっともっとストレートにわかりやすくしないとダメなんだって」
なんというか、小学生にしてここまで押しが強いのもどうかと思ったがどちらかというと相手の彼女の方が本当に手強すぎてなんともいえない気持ちになった。俺だったらここまでやって振り向いてもらえなかったら正直諦めるしかないと思う。
「ここからは年関係なく1月から順に説明していこう。中学から大学2年までをまとめてお送りします」
「まあ、行事多いからな。どうぞ」
「12月まで一気にいくから突っ込みは一つずつにしてね」
「え、何? そんなに突っ込みどころあるのか?」
「1月。毎年正月の初詣は一緒、これもう10年以上続けてる。ちなみに俺にお付き合いしてる女がいた時も続けてた。神様にはあの子と両思いになりますように、と願っても無意味だとわかったのでできちゃった結婚になりますように、と願って3年。いまだ叶ってないからやっぱり日本の神は俺にはむいてないらしい。まあ俺キリシタンだから仕方ないね」
「とりあえずお前の願い事の内容が酷い」
「2月。バレンタイン。俺が大量にチョコもらうのわかってるからチョコじゃなく毎年料理作ってくれる。肉じゃが凄く美味しい。この日は絶対に俺の家に泊める。ちなみに俺に付き合ってる女がいた時もこれは続けてる」
「ん? あれ? おい」
「3月。ホワイトデーは派手な事や凝ったものやると嫌がるから、ささやかなお礼としてご飯おごったりどこかに行ったりする。こういうのやるのは恋人同士なはずだけど彼女の中では男友達ともやるという認識らしい。ちなみに俺に付き合ってる女がいてもこれは毎年続けてる」
「恋人と幼馴染の定義が崩壊しつつある」
「4月。花見に行ったら完全に花より団子で俺の告白を聞いてなかった。これは3回経験した」
「作戦変えろよ何で3回も頑張ったんだ」
「5月。大型連休に旅行にいった。部屋も同じ。いろいろと考えていろいろ実行したけど見事に何もなく終わった。ちなみに当事付き合ってた女はいたけどそれ言うと行ってくれなさそうだから女がいたのは黙ってた」
「え、泊りがけ?」
「6月。セフレがストーカーになって何となく身の危険を感じたからちょっと彼女と距離をおいた。セフレ二人が血みどろのストリートファイトして私の方が彼を愛しているのよ、とか叫んでるのを聞いてやっぱり俺は世界一あの子の事が好きだなあと思った」
「クソ野郎」
「7~8月。学生の時は毎年夏休みを一緒に遊びまくった。海行って、プール行って、キャンプ行って、遊園地行って、肝試しして、祭りに行って花火見て、その他思いつく限りの接近をしてみたけど彼女にはピンと来なかったらしい。俺はと言うと彼女の肌の露出が多い服に興奮してかキャミ姿とか浴衣姿とかに脳みそ沸騰しそうだったし水着姿はちょっとたちそうだった」
「ああああああ!!!何に突っ込もうこれ!」
「9月。学生の時は体育祭とか学園祭でちょっと頑張って印象つけようとしたら、彼女はそういう準備は親方並に頑張るけど本番はサボるというやる気のなさであんまり意味がなかった。翌年からは諦めて一緒に準備を頑張って本番は俺もサボるようにしたら一緒にいる時間が増えることがわかった」
「努力の方向音痴」
「10月。最近は日本でも世間でハロウィン流行ってきたけど昔はなかったんだよね。でも俺はハロウィンやるようにしてたから毎年一緒に過ごしてた。彼女がこのときばかりは手作りお菓子くれるから毎年もらってるけど、心の中ではいつも本気でいたずらしたいと思ってる」
「やめろ、それ悪戯じゃなくて犯罪だから」
「11月。彼女の誕生日だからプレゼントをあげる。一回本気で愛にちなんだ意味でムーンストーンの指輪プレゼントして意味も伝えたけど感想は魔法が撃てそう、だった。ちなみにいい加減しびれ切らして本気の告白して気づいてすらもらえなく撃沈したのも彼女の二十歳の誕生日の時」
「やばい泣きそう」
「12月。クリスマス」
「もういい、同じパターンだろ」
「酔っ払った彼女を連れてホテルに泊まって、さすがにもう我慢できないからそのまま襲おうとしたら突然彼女が高熱出して救急車で運ばれて点滴うってクリスマスは終わりました。原因は夕食に食べた食材の中にアレルギー出すものがあったらしい。ちなみに彼女の下着は可愛かった。あれ勝負下着だったのかな、実は期待されてたのかなって思ったけど聞いたらセールで買っただけだって言われた」
「何で下着見られたことに対して何とも思わないんだよ彼女!」
「突っ込みは1回までって言ったはずだけど」
「2回でも足りんわ。まずお前の行動が最低なのと幼馴染さんの男アンテナが複雑骨折してることしかわからなかったぞ」
「それだけわかれば十分だよ」
そういう奴の顔は悟りを開いた坊さんのように穏やかだ。だめだ、今話しに聞いた俺よりも15年実体験してるこいつはもう俺の手に負えない場所にいる気がする。
「1月から順につっこんでいいか」
「やだよ面倒くさい。それに突っ込む内容なんて俺と同じなんだから必要ないよ」
「ああああ! モヤモヤする! でもこれだけ、これだけ言わせてくれ。何で幼馴染さんはお前に女がいる時にそういう恋愛行事に付き合うんだ! 普通遠慮するだろ!」
「いや、本人は一応遠慮するんだけど付き合ってる人とはちゃんと別にそういうのやってるから気にしないで、普通に友達としてやろうよっていう俺の嘘に騙されてるだけ」
「要するにお前が最低なだけじゃねえか」
「ここまで来ると鈍感通り越して恋愛感情と女子力がシステム構築されてない彼女の脳味噌が心配になるから脳ドッグ受けて欲しいレベルだよね」
「えー、いや、確かにそれもあるけど……あれ? これどっちが問題あるんだ?」
段々俺もわからなくなってきた。なんかどっちもどっちなんだけど悪気がない分彼女の方がダメなのだろうか。
「そもそもお前は何で女を作る」
「やきもち焼いてもらえるかなっていう期待と、欲求不満解消」
「今目の前に世界チャンピオン級の馬鹿がいると確信した」
なんかもう疲れてビールを飲み干す。ただひたすら待ち続けるだけじゃなく、ちゃんと行動起こして頭の中はそれなりに普通の男らしい事を考えていたのはよくわかった。クリスマスの時みたいに既成事実作ろうとは思わないのか、と聞けばあの時は酔った勢いがあったけど彼女の意志に反する事はしたくないとシレっと答えやがる。
「大切な子を傷つけたり泣かせる事なんてするわけないじゃん、何言ってるの」
「……お前全国の女から刺されるべきクソ野郎なのかスーパーイケメンなのかどっちだ」
「想い人限定ですが何か」
「間とってごく普通の奴な気がしてきた。じゃあもうこれだけ聞かせてくれるか、その想い人に対して思いを一言で簡単に」
どうせ一発ヤりたいだの恋愛パーセンテージが壊れてるだのそんな感じの事でも言うんだろうとつっこみ待ちをすれば、まさかそう締めくくられるとは思ってなかったのか突然の俺のフリに奴は一瞬固まり、ふむ、と少し考えてぽつりと一つの願望を口にした。
「手繋いで歩きたい」
俺は土下座して謝った。なんかもうすみませんでした。
「あはは、やだなあ冗談だよ」
その言葉に俺も平然と頭を上げる。
「そうだろうと思った」
「へえ、わかるんだ?」
「お前の嘘はだいたいわかる」
「初めてだな、そういう人。どんなところが?」
「嘘くさい」
「何それ、全然わからないんだけど」
くっと小さく嗤う。まるで悪魔みたいだなと思った。これがこいつの本来の性格で本性だ。
「で、本当はどうなんだよ」
「さっきの続き? 彼女への思いを一言で?」
「ああ」
「――――――……かな」
俺は一瞬思考停止したが、ただ一言「そうか、頑張れ」とだけ言っていた。
思ったのは、ああ、もうどうしようもないところまできてしまっているのかという納得感だけだ。
それを聞いて今度は奴が驚いた顔をして、その後声をあげて笑い転げた。こいつはいつも微笑むだけでこんなふうに爆笑する姿は珍しい、というか初めて見る。
ようやく笑いおわったあいつは、心底楽しそうに言った。
「やっぱり君が友達で良かったよ。ありがとう、俺の考えを否定しない人がいると思わなかった」
ああ、そうだよな。欲しいものが手に入らなくて10年以上だ。普通の奴なら諦めたり傷ついたりして投げ出している事を、こいつは諦めずにまだあがき続けているんだ。
そりゃそういう拗れ方をするよな。
その後、彼氏気取りの男を追い払ったという話を聞いた。
どこまで追い払ったのだろうか。ゲームからか、彼女の周囲からか、日本からか、それとも。
END