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ミルクティー

甘いものを食べると書いておいて、一話目は飲み物です。

 口寂しくなって、ミルクティーを淹れてみた。

 紅く透き通った液体にミルクを垂らすと、ティーカップの底が見えなくなる代わりに、なんとも言えない優しい色合いになる。


「はー、あったかい」


 一口飲んでミルクティーが食道を通って胃を温めてくれる。

 今日は寒の戻りで寒かった。

 一人暖まっていると、うちに住み着いている小さな黒猫が不満げに頭を足に擦り付けてきた。

 ふわふわの毛がくすぐったい。

 そういえば、この猫おかしなところがあるのだ。


「おい、おれにもよこせにゃ」


 なんと、喋るのだ。この猫。しかも結構口悪い。

 何故人の言葉が話せるのかは本人(本猫?)もわからないらしい。

 猫が催促するように肉球でぺしぺし叩いてくるが、全く痛くない。


「はやくしろにゃ」

「はいはい」


 お猫様に命じられ、ミルクティーをテーブルに置き、キッチンへと向かう。確か買い置きしていた子猫用のミルクが残っていたはずだ。

 別に飼っているわけではないのに、家の中に猫関連のものが増えた気がする。もともとものが少ないから邪魔にはならないけど。

 確か住み着いて半年か。

 そろそろうちの子にならないかって誘ってみようか?

 ソファの上であくびをしている猫は何て答えるだろうか。

ミルクティーなのはたまたま私が飲んでいたからです。こちらはアイスでしたけれど。

寒かったのでホットがよかったです。

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