1話 ステータスチェック
「とりあえずスライムに鑑定が使えたってことは自分にも使えるよな」
そう思って今度は自分に意識して鑑定を使ってみた。
『コウキ・タツノミヤ』
<神種・ランク1>
<HP> 300/300
<MP> 100000/100000
<スキル>
<エクストラスキル>
【眷属召喚】
【神眼】
【完全偽装】
と頭の中に浮かんできた。
俺は、自分のステータスを見て声がでなかった。
まず、HPとMPは基準がわからないから高いか低いかはわからないが、MPはHPと比べるとかなり高い。
そして<スキル>はないが、<エクストラスキル>が3つ。
おそらく<スキル>の上位版が<エクストラスキル>だと思うが、それも3つが多いのか基準がわからないので、いいとしよう。
問題は、おそらく種族欄だと思うが、
「なんだよ、神種って……。俺いつの間に神になったんだ?」
ようやく口からでたのはやはり疑問の言葉だった。
「と、とりあえず調べてみないことにはわからないな」
そう考えて俺は自分のステータスを調べてみることにした。
鑑定だと思っていたものは<エクストラスキル>の【神眼】の効果だったらしい。
【神眼】
神種の一部が持つエクストラスキル。
その効果は神種ごとに様々。
[ランク1]見たものの効果や詳細がある程度分かる。
意識して相手を見ることで威圧(小)の効果。
神眼の効果で見たものの情報がわかるというのはとても助かった。
見ることのできるものなら何でもある程度だがわかるという事は、今頭の中に浮かび上がる形で見えている自分のステータスの詳細もわかるという事だ。
とりあえず、俺は上から順番に調べていくことにした。
<神種> 神様、もしくはその眷属の種族。アランガルムの地上にいるのは、ほとんど眷属。ヒト型や、獣型などとその姿は様々。
<ランク> そのものの魂の力の強さ。経験を積むことで上がることがある。
ランクによって得ることのできる<スキル>の個数が増える。
スキルによってはランクによって効果が変わったり、効果が増えたりするものもある。
能力もランクが上がるにつれて大幅に増える。
<HP>なくなると死ぬ。
<MP>魔法などを使う際に使用。
<スキル>生まれた時からあるものや、経験を積むことによって取得することのできることがある技術、または才能。
<エクストラスキル>スキルの上位版。通常では取得するのは難しく、大抵の場合が、生まれ持って得ているスキル。
となっていた。
<神種>にあるアランガルムとはどうやらこの世界の名称らしい。
続いて、<エクストラスキル>も調べてみた。
【眷属召喚】自身の眷属を召喚することのできるスキル。
【完全偽装】<スキル>の鑑定系スキルを無効化し、間違った情報を相手に与えることができる。<エクストラスキル>の鑑定系スキルは相手よりランクが高ければ効果があるが、同ランク以下だとランク差により効果が薄まっていく。
一通り調べ終えた俺は、<神種>にあった説明で「神様、もしくはその眷属の種族」とあったことから、もしかしたらどこかの神様が眷属としてこの世界に召喚したと考えた。
(だって俺人間だもんな。人をやめた記憶なんかないんだが……)
そんな事を思いつつ、ふと気になって、名前の『コウキ・タツノミヤ』も神眼で調べてみた。
『コウキ・タツノミヤ』地球からアランガルムに来た神様。
「……………、はぁ?」
俺、龍之宮黄麒は異世界アランガルムにきて、神様になったらしい。




