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子供達と神々の神楽 ~序の章~  作者: 東 蒼汰
序幕終演 現れた三丸
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敵の襲来

 ようほくたい耀よう臣器おみきじんれんしゅうはじめてしばらく。

 オモイカネがかおるに、いまどもたちせいかつについていている。

 それをていたスセリもちゅうからはなしにくわわった。


「そうえばふたかたは、何故なぜわたしたちにこのようことくのですか?」


 かおるにそうわれ、オモイカネはこたえをかえす。


たしかギャップとかうのであったな、それをめようとおもったのだ」

わたしたちおもってるじょうに、かんがえにちがいがりそうだし、わたしうのもなんだけどひまでしょう? かんゆうこう使つかわないと」


 スセリもそうつづけたが、2しんほんしんはオモイカネがってしまったあんあおことから、かおるらすため

 おもしたかのように、スセリはおりたずねる。


「そうだおり貴女あなたたちわたしたち如何どうつたわっているかおしえてくれない? このたちわたしたちことってもらえるし、じっさいわたしたちとのちがいもになるから」

「それならあとで、お祖父じいさまほんでもんでみませんか? たしかお祖父じいさまが、そっちほうめんほんなんさついていましたし」


 かおるがスセリのことにそうかえすと、すこおどろいてかおるく。


かおるくん祖父じいさん、ものきだったの?」

「いいえ、たしほんぎょうだいがくきょうじゅです。ほんしっぴつしゅみたいなモノだとってましたが」

「そうなんだ、こんんでみようかな。かおるくん祖父じいさんのペンネームは?」

「お祖父じいさまほんみょ――」


 そこまでかおるいかけ、おりがそのことさえぎる。


だいがくせんせいほんなんて、しょうがくせいてもわからないさ」


 さえぎったおりことかおるく、おりものすごにらまれていることに。

 つくろためかおるう。


「そっ……そうですよ、わたしわかりませんでしたし」


 そんなにんげんたちようて、オモイカネはおもいスセリにねんく。


(「スセリ、()()如何どうことだ?」)


 するとスセリはクスクスわらいながらオモイカネにねんかえす。


(「としりに可愛かわいらしいことするわねおり」)

(「わけからん……」)



  ★★★★



「どうだほく


 ようたい耀ようは、リュウジャマルくうちゅうえんじょうとどまり、そのなかうえからホウオウマルつばさかえてつうし、めんすれすれでさいしょうするとげいとうほくせた。

 こじんれんしゅうはじめてから、だいたい35ふんぐらいがけいしている。


たい耀ようくん、だいぶそらほうほう上手うまくなってきたね」


 ほくがそううと、たい耀ようしんまん(まん)う。


ぼくにかかればとうぜんさ」

「あぁ、かっこうけがなんってるよ」


 ようあきれたようでそうい、ほくふたく。


「それにしても、アニメみたいにかいじゃなくてよかってね」

たしかにしょうで、かいそうじゅうとかちゃまってるぜ」


 そうようたい耀ようつづざまう。


「もしかしてがったいとかしたりしてな」

「それはテレビの……ぎだ!」


 ようはそういながら、リュウジャマル尻尾しっぽロウオウマルはらいのこうげきけるが、ロウオウマルはそれをかる(がる)かわす。


ざんねん、そんなおおりのこうげきたらないよ」


 ほくようけてそううと、ようう。


「やっぱり、はなしをしながらべつことかんがえるってムズいな」

「おまえにそんなことたら、かいゆきるだろ」


 たい耀ようようをそうあおると、ようすこしムッとしてかえす。


「そのケンカ、った!」


 こんホウオウマルに、リュウジャマル尻尾しっぽはらこうげきけるようだが、やはりリュウジャマル攻撃こうげきホウオウマルかる(がる)かわされた。


「くそ、やっぱりたんねぇ。コイツなんかワンテンポおそいんだよ」


 くやしそうにそういうように、ほくはフォローをれる。


「スセリが、せいぎょたいへんってってたもんね」


 そのとき何所どこからかしょうねんこえこえてる。


「なら、()()如何どうける……」


 そしてちかくをながれているかわみずが、けっかいじょうくうせられてく。


「さぁくろじゃ比礼ひれよ。みずちりて、けっかいごとばせ!」


 そのしょうねんこえともかわからのせはみ、じょうくうせられたみずだいぜんちょう25メートルほどくろみずちへんじる。

 そしてくろみずちが、スセリのったけっかいんでた。


「うわぁ、こっちるぞ!」


  パッキャン


 ようがそうっているあいだに、けっかいくろみずちによりじょうからくだかれ、それとどうようたち姿すがたつうこうにんたちさらされる。


  ズバコーン

   ガツコーン

    ガッシャーン


「「うわぁぁぁぁ!」」

 

 さらくろみずち臣器おみきはじばされ、ようほくたい耀よう悲鳴ひめいを上げ……


  バッシャーン


 くろみずちはそのあとかわじょうくうどう普通ふつうみずもどった。


ふたともだいじょう?」


 臣器おみきないれがおさまり、ほくようたい耀ようにそうってあんかくにんをすると、ようう。


おれなんとか……」

「……それよりけっかいが!」


 さらたい耀ようがそうったあとさんにん臣器おみき河川かせんしきまわりをまわす。

 するとひるちかくで昨日きのうにゅうがくしきのおいわいに、がいしょくものているぞくれのくるまけっこうり、その所為せいでかなりのひと(びと)まったりくるまりて、ぶんたちことていること確認かくにんた。


不味まずい、このままじゃかつうごけない……)


 そんなことかんがえているたい耀ようみみに、れないこえこえてる。

 それはようほくおなじ。


「やぁ、せいめい息吹いぶき。われへきこんはくくろおうかぜまる


 さきほどいたどもこえともに、リュウジャマルまえに、しろうでむねまえんだ、くろ刺青いれずみしろうろこはだいんしょうてきな、しろはんズボンにへきいろこし姿すがたの、ようよりすこがらしょうねんが……


われよ、そうぞうつち。われはいさみしものおう。そのおにまる


 そのだんせいこえともロウオウマルまえには、あかおにめんけ、あかかりぎぬ姿すがたの、づちったせいねんが……


くがいい、ことほうよ。わしみちびきのことてんまる


 そのしょろうだんせいこえともホウオウマルまえには、しゃくじょうった、しろつばさつ、くろかおをしたはなたかてんが……

 姿すがたあらわした。


 かぜまるおにまるてんまるそれ(ぞれ)あいさつませると、てんまるだけそのすこはなはなす。


かぜまるおにまるともちからりんぺんはずだ……」

「じゃあ、さっきけっかいこわしやがったのは」


 ようがそううと、かぜまるはクスクスわらようかえす。


「そうだ、おれちからさ。如何どうだ? こわかったか? なんかなくてもわかるか…… まったうごけないんだからな」


 かぜまるとおり、さんにんたしかにうごけない。

 さきほどこうげきこわかったことるが、ようたちさんにんうごけないゆうがそれがいにもる。

 かぜまるおにまるてんまるこわいのだ……

 たいめんしてみてあらためてきょういてたのだ。

 それをってからでか、おにまるかぜまるようたちあおはじめる。


「アラハバキさまなまむかったどもたちとはおもえんな。はなれたところる、あのむすめきずければかってるか?」

めてやれ、そんなことをしても、此奴こいつはビビってうごきはしないさ」


 そういながらおにまるかぜまるは、さんにんしてたちほうへと、ゆっくり移動いどうはじめた。


  ガコン

   ガコン

    ガコン


「「こわくなんか!」」


 そういながらようほくが、リュウジャマルロウオウマルうしろからこうげきこころみるが、リュウジャマル攻撃こうげきかぜまるかわされ、ロウオウマル攻撃こうげきおにまるかためられる。


「「あまい!」」


 かぜまるおにまるはそううと、さらおにまるっていた小槌こづちロウオウマルしたあごたたげる。


  ガツコーン


「うわぁぁぁ!」


 するとほくこうげきしょうげきさけび……


  ガコン


 ロウオウマルちゅうき、180かいてんしながららっした。

 いっぽうようほうは、かぜまるかぜまる尻尾しっぽつかまれてしまう。


つぎはおまえだ、せいめいき!」


 そうったかぜまるは、みずからのうでめいれいする。


(ミシャグジ、げんはしろよ……)


  ブオン

   ズバコーン


 するとリュウジャマルえがきながらめんたたけられ、そのしょうげきようさけぶ。


「うわぁぁぁ!」


 なないていれは、ようほくあたまらし、あたまをフラかせ、なけなしのゆうけずってく。

 その姿すがたを、かくかがみしにているたい耀ようなやむ。


こわい…… でも、どうにかしないと)


 なやんでいるたい耀ようてんまるう。


け、ことほうよ」


 てんまることに、たい耀ようしきてんまるき、せん臣器おみきしにてんまるけた。


さま何故なぜうごかん?」


 そうてんまるわれたたい耀ようは、おこったりをしてかえす。


「うるさい!」


 そうかえしてみても、たい耀ようにはかんがえがおもかない……


(むやみにんで行っても……)


 いやこわためゆうけてうごきたくないのだ。


「やはりどもか。おまえのそのこうどうなかしてやろう」


 てんまるはそううと、しゃくじょうホウオウマルける。


  ジャラン


「オン、ヒラヒラケン……ヒラケンノウソワカ。われことよ、われたちうごきをめよ!」


 そういながらしゃくじょうをクルクルとまわし、じょうかかげたてんまるて、たい耀ようみずからの視界しかいじょうけた。

 するとホウオウマルじょうすうほんひかりのやいばしゅつげんしている。

 もしやとおもい、たい耀ようリュウジャマルロウオウマルほうかくにんすると、リュウジャマルロウオウマルじょうにも、すうほんひかりのやいばしゅつげんしていた。


ふたともうえからてんこうげきが——」


 たい耀ようあわてて、つうしんのう使つかわずようほくにそうけるが、てんまるはそのことさえぎる。


おそいわ!」


 てんまるしゃくじょうろすどうをすると、ひかりのやいば臣器おみきたちおそう。


(! ……?)


 だが、はずしょうげきい。


 たい耀ようおもいながら、てんまるほうかいけようとするが……

 なんぶんかおがいうごかない。

 さらに、たい耀ようリュウジャマルロウオウマル姿すがたかくにんすると、ともひかりのやいばでそのつなめられていた。


ホウオウマル、そのからはなれろ!」


 ねんためたい耀ようかくかがみ命令めいれいをするが、ホウオウマルうご気配はいい。


なんだ、からだうごかねぇ?」

「ダメだロウオウマルうごかない?」


 ようろうしんじょうたいからず、こんらんしている。


てんひかりのやいば臣器おみきうごきをめたんだ」


 そうかくかがみしに、たい耀よう現状げんじょうふたせつめいしていると、てんまるホウオウマルとおしたたい耀ようかいにやってう。


如何どううごけまい、()()ことやいばこといて、おまえたちきょうしたくさび


  ざわ

   ざわ

    ざわ


 河川かせんしきまわりでこのごとていたひと(びと)は、だいにざわめきした。


なんだアレ!」

「アレは天狗てんぐおにか?」

へびみたいなやつたたけたのは子供こどもか?」

だれけいさつ……いや、えいたいべ!」


 ざわめくひと々《びと》をまわしながら、てんまるおもう。


(これがひとう、ひゃくぶんいっけんかずとうモノか。てん姿すがたってはみたが、ひと々《びと》のはんのうかぎり、せいかいようだな)




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