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子供達と神々の神楽 ~序の章~  作者: 東 蒼汰
第参幕 臣器の練習
18/26

臣器の内

 ほくまぶたけると、そこはとくしゅくうかんだった。

 あしは3メートルほどえんじょういしゆか

 それがいぞらようくうかんになっていて、あしにはりゅうみずちおおかみ姿すがたかれている。

 

()()は?)


 おもっていたほくまえ……とうか、あしちゅうしんきんぞくせいすいしょうはしらようものりゅうしてた。

 そしてあしほのおかこまれ、はしらじょうちゅうおうからみずそそぐ。


「うゎ!」


 こえしておどろいたほくだが、あることおもう。


(あれ、かこまれてるのにあつい?)


 さらまえりゅうすいれてみても、みずれているかんかくい。

 つぎしゅんかんふうだったなぞしょにそよかぜく。


 そして何所どこからかスセリのこえが、ほくみみこえてる。



  ★★★★



ほくこえる?」


 スセリがロウオウマルかってそううと、ロウオウマルなかからエコーのかったほくこえへんかえってる。


「スセリ?」

此方こちらがわことかくにんてる?」


 スセリがそうくとほくへんかえす。


「うん、なにおおきなきんぞくばんそとうつってる。ねぇ()()何処どこなの?」

ロウオウマルなかよ。ほくロウオウマルすこがらせてみて」


 そうったスセリにほくかえす。


がるって、どうやって?」

ぶんちかくにかくとなるものはずよ。ロウオウマルあいきんぞくせいものが。それにれてねんじてみて」

「……コレかなぁ?」


 スセリにわれたかくが、まえきんぞくちゅうだとかんがえたほくは、きんぞくちゅううしろにがるようねんじる。


  ガコン

   ガコン

    ガコン


 するとロウオウマルすううしろにがる。

 ロウオウマルうごいたことかくにんしたスセリは、ほくう。


ほくわるいけどそのままけっかいはしまでってっててくれない?」

かった」


 ほくがそうへんをすると、ロウオウマルきをえ、けっかいはしけてく。

 

  ガコン

   ガコン

    ガコン


「すげぇなアイツ!」


 ほくこうどうて、しきようがそうくちにすると、たい耀ようようかってう。

 すこわるそうに。


なんしんいのかようなさけない」

「うっせぇ、おまえはどうなんだよ!」


 ようすこおこりっぽくそうかえすと、たい耀ようしんまん(まん)さらかえす。


てろ、ぼくほんせてやる」

ようおおったんだ。ぼくる……ぼくる!)


 たい耀ようはそうぶんかせると、ホウオウマルほういてう。


ホウオウマルぼくきみなかへ!」


 するとてんくうからいちじんひかりがたい耀ようそそぎ、ひかりがえるとともに、そのなかたい耀よう姿すがたえる。



  ★★★★



()()は……」


 まぶたけたたい耀ようは、ちょっけい5メートルほど神楽かぐらたいようしょた。

 あたりをまわすと、かいせいしたじんじゃけいだいようしょだとわかる。

 たい耀よう神楽かぐらたいは、ふちすうはんとうめいしろぬのむすばれており、それがひかりようえ、たいちゅうしんには1メートルほどだいうえに、ちょっけい46センチほどこんじきせいどうきょうそなけてった。


「スセリ、こえているか?」


 たい耀よう姿すがたかくにんないスセリにそううと、何所どこからかスセリのこえこえてる。


「えぇこえているわ。そのことはんのうするはずよ? かくかがみはずだから、かがみかってめいれいしてみて」

かった。ホウオウマルそとたい」


 そうまえかがみたい耀ようめいれいすると、がんぜんそらホウオウマルている景色けしきうつされた。


たい耀ようわたしいまなにをしているかかる?」


 そういながらスセリは、かたうで左右さゆうる。

 スセリのようかくにんしたたい耀ようう。


じんがみさまが、ぼくかってってくれています」

「あら、口説くどいているのかしら?」


 スセリがクスクスわらってからそうかえすと、ようすこしムッとしてたい耀ようばす。


「おいたい耀ようにやれ!」


 ようにスセリはクスクスわらい、ようかっておしえる。


「アレはかれつよがりだから、いじめちゃダメよ」

「はいはい、そうことに……――」


 たい耀ようがそうおうとすると、ホウオウマルかくかがみほく姿すがたうつる。


たい耀ようくん、ボクのことえてる?」


 しかもこえまでこえてためたい耀ようかがみしにほくたずねる。


ほく。おまえコレ、どうやったんだ?」

かんない。ないかなぁとおもったらたんだけど」


 ほくかいしているたい耀ようこえき、おもったスセリはたい耀ようく。


たい耀よう、いったいなにはなしているの?」

ほく姿すがたが、そなけのかがみうつってこえがするんだよ。スセリにはこえない?」


 たい耀ようはなしをいたスセリはなやむ。


如何どうことかしら? そんなのうはなし、いたおくは……)


 スセリがホウオウマルながらなやんでいると、かおるがスセリのへん気付きづはなしかける。


なにもんだいでも?」

「……いぇ、しんぱいけてごめんなさい。わたしらないのうったものだから……」


 そうったスセリに、おりほんとうすこおどろいてく。 


「ちょっとスセリ、臣器おみきつくったのアンタじゃないのかい? らないって如何どうことだい?」

たしかにしたのはわたしたちですが、わたし使つかったこといのです。もしかしたらほくが、ロウオウマルちからなにかをしたか、わたしらないのうりょくるのかもしれません……」


 スセリはおりかってそううと、ホウオウマルなおる。


がいさそうだしいまは……)


 そうかんがえたスセリはたい耀ようう。


「とにかくがいさそうなので、いまはなしをさきすすめましょう。たい耀ようどうれんしゅうねて、けっかいはしたいしていて。ホウオウマルことえばしたがってくれるけど、なるべくせいかくつたえないとうごいてはくれません」

かった」


 たい耀ようはそうへんをすると、ホウオウマルめいれいをする。


「……それじゃあホウオウマル、まずぼくうでがいからだうごきをてくれ。それから……」


  ガコン

   ガコン

    ガコン


 するとホウオウマルたい耀ようめいれいどおり、すこしずつきをえながらようたちけ、あるいてはなれてく。

 そんなホウオウマルようう。


「うゎ、だっせぇ! とりならべよ」


 そのことみみはいったたいようホウオウマルあゆみをめ、ようけたままはなしかける。


「それはこれかられんしゅうするんだよ、それにこんなところばたいたらあぶないだろう。そうことは自分がきちんと出来てから言うんだな」


 そうたい耀ようわると、ホウオウマルはまたあるした。


  ガコン

   ガコン

    ガコン


たい耀ようとおりよ。ともだち鹿にしたのなら、ぶんしんるのよね」


 さらにスセリにがおでそうわれ、ようすこあわてる。


けつりましたね」


 そんなようかおるがそううと、ようおこってかえす。


「うっせぇ、他人ひとごとだとおもいやがって!」

「だって他人ひとごとですから」


 さいちをけるかおるに、おこってう。


「ちょっとかおるくんいまようからかってるときじゃないでしょ!」

「そうだ、そうだ!」


 ようことどうしてそううと、スセリはさんにんかおたしなめる。


「ほらほら、ふざけてないではじめるわよ」


 ようかおるはスセリにたしなめられ、かるくちゲンカをめた。

 かおるようこえないようごえう。

 

さん、ようくんがんれとかわなくていんですか?」

なんこと?」


 ごえかえすと、かおるごえこたえをかえす。


「いいえ……、きっとそのほうようくんがんれるとおもいまして」


 かおるていあんすこなやむ。


(そうよ、これはかおるくんわれたから……)


 ようけると、ようすこしオドオドしている。

 そのようて、ようもんう。


「ほらようなさけないわよ。ちゃっちゃとやりなさいよ」

なんだよ! だれためにやるとおもってんだ、可愛かわいげねぇな」


 ようこともんかえすが、ことことようことおこったさらもんかえす。


こわがってるのわたし所為せいにしないでよ、かっこうわるい!」


 かっこうわるいとわれ、ようむ。


かっこうわるい……)


 んだが……


(………………あぁもう!)


 その所為せいりがいたのか、ようリュウジャマルほうく。


「おいリュウジャマルおれをおまえなかれろ!」


 ようことともリュウジャマルとつぜんひかし、そのひかりがあたりをつつむ。

 そのひかりがえると、たちまえからよう姿すがたえていた。

 かたとしておもう。


(……やっちゃった。ようくんおこってるだろうな)


 まごらくたんしている姿すがたて、おりかおるにこっそりく。


「おまえさん、なにんだんだい?」


 するとかおるおりごえかえす。


さんがおうえんしたほうが、ようくんがんれるとおもったんですが……」



 ★★★★



(……()()は?)


 ようまぶたけると、そこはもりなか

 せいかくにはようきんがいひかりのさない10メートルほどいずみちゅうしん

 いずみちゅうしんには4メートルほどみどりせいり、いろりのはないっしょてつせいけんひとり、めんさりひかりにらされていた。


なんだ、このけん?」


 ようてつせいけんれるとどうに、もりひかりにつつまれる。

 さらに……


  バッーシャン


 いずみほうに、いずみなかからやいばはばが1メートルほどの、はくぎんいろたいけんじょうした。

 ようまわりをかこようかるかぜくと、まえはくぎんいろたいけんそと景色けしきうつす。


「おいみんなこえるか?」


 ようがそううと、スセリがこたえる。


こえています。そのことでもかくせいぎょでもうごくのだけど、その姿すがただとせいどうちからせいぎょもんだいるから、かくせい――」

「えぇっと、せいどうってなに?」


 スセリのせつめいちゅうようがそうくと、かおるようう。


くるまきゅうまらない、みたいなモノです」


 かおることようなっとくし……


かりやすせつめいありがとよかおる


 ようかおるにおれいうと、かおるうれしそうにへんかえす。


「どういたしまして」


(……よし)


 そうおもったようは、かってう。


がんってうごかしてやるから、かっこうわるいとかうなよ」


 からはえていないが、ようしんまん(まん)かおをしてそううと、すこはずかしそうにへんをする。


「……うん、かった。がんって」

「おう、まかせとけ」


 そうようっているさいちゅうひだりうしろのたいけんが、そとうつしているたいけん左右さゆう移動いどうし、それぞれがほくたい耀よう姿すがたうつす。


「ボクの姿すがたえてる、ようくん?」


 ほくたいけんしにそううと、ようすこうれしそうにへんをする。


「ああ、ついでにこえもバッチリこえるぜ」

なんすこうれしそうだね」

なんでもねぇよ」


 うれしそうなことほくてきされ、ようすこしムッとすると、そんなようたい耀ようたいけんしにう。


「どぉせがんれとかわれたんだろう」

「そんなんじゃねぇ!」


 たい耀ようにからかわれおこようを、ほくたい耀ようはクスクスわらった。




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