イギリスではワクチン接種でコロナ騒動は終わったかと思われていたが……
さて、イギリスでの新型コロナですが、ピークであった1月などに比べればワクチン接種が進んだこともあって大幅に改善はしたのですが、ここにきてイングランド公衆衛生庁によると、インド型変異株の感染者数はこの1週間で3倍近くに増加しているそうです。
現状ではジョンソン首相は、「現在のエビデンス(科学的根拠)」から判断して、17日にイングランドで予定されるロックダウンの緩和を延期する必要はないと思うと述べたことで、イングランドでは17日から、パブやレストランの屋内で飲食が認められ、個人宅の中で6人や2世帯の人が会えるようになる予定なのですが、その上で首相は、「率直に申し上げて、この新しい変異株が私たちの前進に深刻な混乱をもたらす可能性があり、6月に(ロックダウン解除への)次の第4ステップに移行するのが難しくなるかもしれないと、言わざるを得ない」と話していたりします。
アストラゼネカのワクチンが変異株インド型にも効果が変わらずあれば問題はないのですが、そもそもワクチンは発症の低減はできるが、感染は低減できない可能性が高いっぽいので、こればかりは実際に状況を見ないことにはわからないですね。
まあいずれにしてもワクチンの効果は半年程度のはずなので、効果があっても冬になる前には打ち直さないといけないわけですが。