エピローグ 僕とみんなは今日も、元気に遊んでいます!!
「みんな、こっち!!」
『『『わあぁぁぁ!!』』』
「こんどはこっち!!」
『『『わあぁぁぁ!!』』』
「つぎは…」
「おい、この前みたいにあまり暴れるんじゃないぞ!! せっかく増築した庭がまたぼボロボロになる!!」
「さぁ、あなた達も行きなさい。ラッセル、ダレル。この子達をお願いね」
「分かった!!」
「はい!!」
「はぁ、毎日毎日、すごい騒ぎだな」
「そうね。でもあの時のことを考えれば。みんなが笑顔なのが1番よ」
「まぁ、それはそうなんだが。それにしてもあれからもう3か月も経つのか。城での調べ物や、復興。私達の街に帰って来てからの、街の復興に庭の増設。色々あり過ぎて3か月などあっという間だったな」
僕達は今、僕のお家の隣に出来た、新しい大きなお庭で遊んでます。
あの悪い魔獣さん達を、ドラゴンおじさん達がやっつけてくれてから、少しの間はお城にお泊りしてました。お城を直したり、お城の周りや街を直したり、それからお怪我しちゃった魔獣さんや騎士さん達、冒険者さん達を、かあ様達が魔法で治してあげたり。とう様もかあ様もとっても忙しかったです。
僕達はお城にお泊りしてる間、いっぱい魔獣さん達とお友達になりました。あっ、えと、ウルちゃん達みたいな魔法のお友達じゃなくて、普通のお友達?
時々僕達のお泊りしてるお部屋に来てくれてたワイバーンでしょう、シューお兄さんと似てるお馬さん魔獣でしょう。ウシさん魔獣にブタさん魔獣に、鳥さん魔獣に。とってもいっぱい。
それでね、お城とお城の周りがほとんど直って、僕達がお家に帰る少し前になったら、お友達になった魔獣さん達が、僕達のお家に遊びに来たいって言いました。ドラゴンおじさんもとう様も、みんなに自分の住んでる森に帰れって言ったんだけど、僕達ともう少し遊んでゆっくりしたら森に帰るって。みんな僕達を囲んで、ぜんぜん離れませんでした。
それでとう様もドラゴンおじさんも仕方ないって、順番で僕達のお家に遊びに来ることになったの。ドラゴンおじさんは魔法で、みんなを何処にでもすぐに運べちゃうから、今日はこの魔獣さん達、明日は別の魔獣さん達って、分けてお家に遊びに来るなら良いって。
それでもいっぱいの魔獣さん達。お家のお庭に全員入れないから、とう様がお家の後ろに、新しい大きなお庭を作ってくれました。遊びに来た魔獣さん達と遊ぶためのお庭です。
今僕達は、今日遊びに来た、馬さんとブタさん魔獣達と、やっぱりいっぱいの小さい子魔獣達と遊んでるんだ。
あっ、でもこの前、お庭壊れちゃったの。ちょっといっぱい遊びに来すぎちゃって。走って遊んでたら、壁が壊れて、地面がぼこぼこに。とう様がせっかく新しいお庭なんだから壊さないでくれって、しょんぼりしてました。
みんなでお庭の端っこから端っこまで走って、ちょっと疲れちゃった僕達。ちょうどおやつの時間になつたから、みんなは地面に座ったり伏せしたり、僕とお兄ちゃん達はお椅子に座っておやつです。
とう様とかあ様も一緒におやつ。隣のテーブルにはドラゴンおじさんとシューお兄さんが、人の姿になって座っておやつ。
おやつ食べてるとき、とう様がシューお兄さんとお話を始めました。
「それでシュー様、あなたはいつまでここに? それとあっちでたむろしているワイバーン達はいつまで?」
「俺は当分帰んないぜ。ここが気に入ったからな。エリアス達だって俺に懐いてるんだ。別に問題ないだろう」
「…ワイバーン達は?」
「ああ、あいつらもさっき話をしたら、まだ当分帰らないって言ってたな。まぁ、そのうち帰るだろう。あっちも気にするな」
「…」
お話はすぐに終わりです。とう様とシューお兄さんは時々このお話するんだ。あのねシューお兄さんとワイバーン達は、1度も森に帰ってません。ずっと僕のお家にいるんだ。他の魔獣さん達は帰るのに。
今はシューお兄さんはお外で寝たり、ドラゴンおじさんと同じお部屋で寝たり。ワイバーン達はお馬さん小屋の隣に、新しい小屋を作ってもらってそこで寝てます。
お話が終わってすぐ、ライオネルがお手紙を持ってきました。
「旦那様、手紙が」
お手紙を受け取るとう様。かあ様が誰からのお手紙って聞いたら、王様じぃじからだって。
「…何か進展があったらしい。それの報告と、ようやくあちらも完全とはいかないが、すべてが動きだしたらしく、戻ったばかりだがまた集まってくれと。父さんの方にも手紙を出したと」
「あらそうなの?」
「君と子供達、それから勿論ヱン様も呼ばれている。子供達にこの間は中途半端にしか遊べなかっただろうと、パーティーを開いてくれるそうだ」
「なら服を用意しないと。いつ出発を?」
「1週間後には出なくては」
「あら、そんなに時間がないのね。じゃあすぐに始めなくちゃ」
僕達またお城に遊びに行くみたいです。今度はカイン君と遊べるかな?
「何だ? また城に行くのか。じゃあ俺も行くぞ。俺は一応まだ、エリアス達のおもりだからな」
「…それでいつそれは終わるので?」
あ~あ。またとう様達お話始めちゃいました。ラッセルお兄ちゃんが、
「とう様、おやつ終わったから、向こうで遊んでくるね!」
そう言って1番に走り始めて、ダレルお兄ちゃんも走り出します。魔獣さん達も走りだして。それで最後までおやつ食べてた僕達と子魔獣達が、最後に走ってお兄ちゃん達の所に。かあ様があんまり走って、転んで怪我しないようにって叫んでます。
その時でした。新しいお庭にも、お水遊びができるように、小さなお池があるんだけど、ムーちゃんが石につまずいて、おっとっとって、お池にザブーン!! 入っちゃいました。それで僕達にお水がいっぱいかかって。
「おいけであそぼう!!」
お洋服びちょびちょ。このままお池で遊ぼうって、みんなでお池の中にバシャバシャ入ります。
「あらやだ。もう、またこのままお風呂のパターンだわ。シェーラにお風呂まで床が濡れないように、用意しておいてもらわなくちゃ」
「では、シュー様は当分帰らないおつもりで?」
「だからそう言っているだろう。俺としては、このままここで暮らしても良いと思ってるしな」
「は?」
「バシャン!!」
『ボクはぷるちゃんにバシャン!!』
『ぷゆゆゆん!!』
『ぷるちゃんはムーちゃんにバシャン!』
『僕はエリアスにバシャバシャ!!』
『ガウガウ!!』
『ムーちゃんはみんなにバシャだって!』
「みんなにげて!!」
みんなでお池の中をバシャバシャ逃げます。それでムーちゃんが追いかけてお水をかけて。大人魔獣さん達はお池の周りでゴロゴロ。ワイバーン達はおやつが足りないから、どこかでもう少し食べてくるって、どこかに飛んで行っちゃって。
僕は毎日、ウルちゃんとぷるちゃん、ムーちゃんとフラキー、それから子魔獣さん達と、大人魔獣さん達、ワイバーンとドラゴンおじさんとシューお兄さんと遊べて、とっても嬉しいです。悪い魔獣さん達ももういないし。僕はこれから毎日これが良いなぁ。
えへへ、時々かあ様やとう様に怒られちゃう時もあるけど、僕とみんなは今日も、元気に遊んでます!!
いつもご愛読ありがとうございます。
今回で『エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?』一応の完結となります。
この後についても、考えはありますので、いつか皆様の元に、エリアスは帰ってこれたらと思っておりますが。
また番外編も考えておりますが、それもまた、落ち着いたらと考えております。
とりあえず、この回で完結とさせていただきます。
長い間、ご愛読ありがとうございました。




