前置き的なもの
「先輩遅いですよ!......あ、そうでした先輩はトイレで性欲発散に夢中だったんですね
それならしょうがないですね」
「なわけあるかぁ!お前の頭のなかにはなぜ下ネタしかないんだよ」
こいつの頭の中はかなしいくらい変態だな!俺の知る限りの中で一番変態だ。
清純というものが欠片ほど見えない。口を開かなければ三流ほどじゃないに
しても美人だというのに残念なやつだ
「それは先輩が私にい、ろ、い、ろなことを教えてくれたからじゃないですか♪」
「誤解を招くようなことを言うんじゃない」
「そーでしたねじゃあ先輩が私に女を教えてくれ
「そーじゃねぇーよ」
「一ノ背君とりあえず部活始めよっか」
「そーだな」
変態は、無視して部室のはしに座る。
「一ノ瀬!お、お前は、トイレで性欲発......破廉恥な事をしていたのか!」
そんな顔を赤くして言われると罪悪感がとてつもないのだが
「三流さん学校という場でそんな事をするのは、加藤てかか四音ぐらいだ」
「そ、そうだな普通に考えればそうか」
「先輩、心外ですさすがに四音とはいえ授業中は、そんなことしません」
胸を張って言い切っているが授業以外はどうなのかをツッコむのはやめておこう
「むーー....」
ジト目で首城に見られているが俺何かしただろうか
「首城もしかして俺なんかしたかな?」
「なんでもないですーそんなことより早く早くボーゲーしよ!」
「お、いいぞ今日は何すんだ」
ボーゲーとはボードゲームの略で俺達が愛用している略語のようなものだ
「うーん将棋が久しぶりにしたいかな」
「ぐっ......」
首城は将棋などの戦略ゲームでは無類の強さを誇り一度まぐれで勝ってからは一回もかったこと
がないそれは三流や四音も同じで正真正銘の最強なのだ
「ナナさんは、強いですからねぇ私たちでは相手になりませんし」
四音が考え混んでそう呟く
「そうです!三面打ちなんてどうでしょう。ナナさんばーさす私たちで」
「それは妙案だな七華はそれでいいか?」
「私は全然いいよ」
「よしそれじゃあやりますか」
「え、先輩そんな大胆な」
「はいはい」
四音の相変わらずの下ネタには、軽くスルー
無敗の強さは圧巻だった....
「ナナさん強すぎです、反則級です黒人のあそこぐらい反則です」
「そんなことないよ、最後の方は危なかったし」
下ネタをあまり知らない首城は素の回答だ
「首城、お前まじで強すぎるぞ」
「七華、君の底が見えないのは私だけだろうか」
各々が首城の強さに圧倒されたようだ
そんなこんなな俺達の非異世界ゲームライフは、青春のせの字もないが変態もいるという点で
充実しているんじゃないだろうか。これは俺達がゲームに青春を求めた物語