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テノリドリーム

「耳マニアのおじさん」に出会ったときの話

作者: 丸ノ内レン

今日は耳マニアのおじさんに出会ったときの話をしたいと思う。

いつものように仕事を終え、帰宅すると僕は左耳がないことに気がついた。

「しまったなぁ、どこに落としたのだろうか」

すぐに帰路をたどり、探したのだが見つからない。

警察に届けを出し、できる限りのことをしたのだが、一ヶ月たっても僕の左耳は見つからなかった。

左耳がなくなってから半年がたったころ、僕は「僕の左耳」を意外な場所で見つけた。

yah○○オークションで高値で売りに出されていたのだ。

出品者にメールで連絡をすると、出品を取りやめて、僕の耳を返してくれると言うので

僕は、手土産を持って出品者のお宅に直接取りに行くことにした。

部屋に入ると、部屋の壁一面に 、びっしりと耳が飾られていた。

「耳がお好きなんですね」と僕が言うと、

出品者のおじさんは「別に耳が好きなわけではないんだよ」といい、僕を隣の部屋へと案内した。

するとそこには目がびっしりとついた障子が置かれていた。

「僕は、耳マニアなのではなく、ことわざマニアなんだよ。」おじさんは少し微笑みながら僕にそう言った


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