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二ノ壱



 魔術師って聞いた事、ある?


 ……目が覚めて、僕は脳裏をよぎった自分の書いた物語の登場人物の台詞が思い浮かび、次に何が起こるのかを少しだけ思い出せた。

 そう、そうだ。

 異術師だけじゃない。

 魔術師もいるのだ。

 魔術という特殊な力を元にさまざまな能力を使える存在、魔術を発現できる刺青を彫る者や、術札という紙を使う者もおり、老若男女様々。

 僕の後先考えない想像によって強力な力を持つ魔術師――物語通りならば同じ学校に通っている生徒の中にいる。

 昨日にブラウとの接触を魔術師協会が知り、長年異術師が探していたと思われる具現の異術師の少女を特定し、魔術師をよこしてくる。

 それで次は魔術師に襲われるって話だった。

 もうなんでもありだ、物語の流れも強引すぎる。

 書いている時は夢中だったわけでして、起承転結なんてすっかり頭の外に行ってしまっていたんだねこれ。

 僕は主人公を襲撃の連続で過労死にでもさせたかったのか、夢中にならずちゃんと考えて起承転結くらいしっかりと構成してやればよかったな。

 自分で書いた物語ながら客観的に見れる今、僕はため息しかつけなかった。

 話も無駄に広げすぎている、僕はどんな話を書きたかったんだ。

 しかもこれが現実に起きるというのだから、困ったものである。

 これが夢だったらいいなあと思って、上体を起こす。

 夢じゃなかったらいいなあと思う部分もあって、ベッドを見る。

 少女が眠っている。

 物語の登場人物、その中でも重要な役割であるヒロイン――天元夕莉。

 まだ眠っている夕莉が目に入るや僕は――ああ、やっぱり夢じゃなかったんだ、と分かりきっていたがそんな事を頭の中で呟いていた。

 面白おかしく、恐ろしく、兎に角変わってしまった現実。

 彼女とただただほのぼの日常を過ごしていく物語だったら、ブラウに襲われるような日も無いし、とてつもない結末も待ってはいなかっただろう。

 結末は……。

「――痛っ」

 思い出そうとするとまたこの頭痛だ、嫌になる。

 頭の中に爆弾でも仕込まれた気分だ。

 先の展開も、どうしたら現状が解決するのかも分からない、分からない事だらけだがもし現状が解決したら、彼女達はどうなるのだろう。

 物語は完結という事になって消える?

 この手の話は現実が元に戻るものだ、ならば消えるのは当然か。

 ……当然、だよな。

 心の中に留まり始めた何か。

 いや、それでも現実を元に戻さなければ。

 ……戻さなければ、ならないよな。

 僕はカーテンを開けて陽光を迎え入れた。

 今考えていた事を陽光で消し去って気持ちを切り替える。

 先ずは、原稿を集めて現実をこうした奴を見つける、それからだ。

 僕は深呼吸をして、考えをまとめた。

「……ん」

 かわいらしい声が聞こえてきた。

 夕莉は陽光に照らされて眩しそうに表情を少し変化させるも、目は開けず。

 まだ夢の中にいるようなので、少しだけ考えて……僕は優しく体を揺すってやる事にした。

 どうして少しだけ考えたのかは、女性に対しての接し方、それすら疎くて簡単に体に触れていいものなのかと悩んでしまったからだ。

「朝だよっ」

 ゆさゆさと左右に揺れる夕莉。

 小声を漏らすがまだ目を覚ます様子が無いのでもう少し強く揺すった。

「ん……」

 ゆっくりと開眼。

「よく眠れた?」

「……途中途中、目が覚めたり」

 不安が睡眠を妨害させたのかもしれない、僕はブラウが襲ってこないと分かっていたから眠れはしたが。

 何度も寝返りを打ったのだろう、腰まで伸びるその艶やかで流れるようなラインの髪はタコの足かとツッコミを入れたくなるような髪形になっていた。

「寝てる間、何もなくてよかった」

「うん、そうだね」

「今日は……どうなるかな」

「さあね、分からないけど、兎に角今日を過ごすしかないよ」

 とりあえずその髪型を直そう。

 僕の提案に夕莉はこくりと小さく頷いた。

「おはようございまぁぁァァァアす!」

 ……我ながら朝から騒がしい妹を書いたものだ。

 まだ慣れないな、流癒にとっては僕は兄、僕にとっては昨日唐突に現れた妹。

 誰だ! と一瞬驚きそうになって、すぐさまに冷静へと保った自分がいる。

「着替えとか持ってきたのですよ、あとブラシも!」

「ああ、ありがとう」

「よし、そんじゃあ兄ちゃんは出て行って頂戴な」

「えっ、なんで?」

「着替えを間近で覗きたいとでも……?」

 ……ああ、なるほど!

「ごめんごめん! すぐ出て行くよっ」

 僕は自分の制服を持って、あとは原稿も見られないようにすばやく取って部屋から出て行った。

 女性は髪を整えたりと朝は時間が掛かるんだもんな。

 廊下で着替える朝は、何か寂しかった。

 着替えを終えて、僕は一階へと降りながらあごに手を当てて考える。

 魔術師はまだ現れていない。

 僕の書いた物語ではどこで接触してきたか、思い出そうとしたらまた頭痛に阻まれてしまい、危うく一段踏み外すところだった。

 学校……確か学校、だった気がする。

 いつ接触してくるかは分からないが、分からなくてもよさそうだ。

 物語が大きく変わっている今、物語の進行を思い出してもそうなるとは限らないからね。

 もうなるようになれ、それしかない。

 朝食を済ませて、僕達は家を出て学校へ向かうわけだがブラウがまた現れるかもしれないと思うと足取りはやや早足気味だった。

 どこからか視線を感じる、気がする。

 気がするってだけで何も無いのかもしれないけど。

 なるべく人気の多い場所を選んで歩き、学校までは無事に到着できた。

 校門を前にして、僕達は同時にほっと小さなため息をついて、お互いそのため息に気づいて顔を見合わせて安堵の表情。

「よかった」

「無事に学校に来れたね」

「学校で襲われは、しないかな?」

「大丈夫じゃない? 周りに人がいれば彼女は動かないと思うよ、騒ぎは起こしたくないだろうし」

 変異世界の住民にとって厄介なのは警察や魔術師、なるべく衝突は避けたいとブラウは考えている。

 僕が考えた登場人物だから、きっと僕の考えは合っている。

 今頃どこかで虫と戯れてじっくり作戦を練らなければと思っているのではないかな。

「明人は何でも知ってるのね」

「まあね。君の事も、君以上に知ってる。昨日に遭遇したあいつ――ブラウだって、彼女以上に知っている」

「本当に?」

「本当に」

 自信に満ち溢れた笑顔で僕はそう言った。

 夕莉は小さな拍手をしてくれて、誇らしく僕は胸を張った。

 実際、知識があってもそれを活かせるかというと微妙なところなんだけどね。

 ブラウの弱点が……異性との接触だったからいいものを、次はどうなる事か。

 一先ず学校へ入り、安全を確保したところで僕達の足取りは軽くなった。

 自分の席に座り、今日もいつも通りに授業が始まるわけだが正直なところしばらく休んでいたいものだ。

「今日は授業……あまり気が進まない」

「そうだね、サボろっか?」

「それは、ダメッ」

 君って真面目だね。

 彼女に魔術師が接触してくるのは話すべきか。

 話した上で、今日はサボろうと改めて提案して学校を出る……のは、それはそれでブラウとも接触する可能性が増えるだけだな。

 やはり人気の多い場所に居続けるのが今は一番だ。

 今日の僕は、どこから魔術師が来るか分からない不安から、緊張感と警戒心を携え続けていた。

 原稿が欲しい、切実に。

 あれがあれば物語の展開が変化していても、多分正確に先の展開が書いてある。

 どこかに落ちていたりしないだろうか。

 僕の瞳はいつもよりも激しく稼動。

 体育の時間には先ずは光武が、

「お前、なんか今日変じゃね?」

「え? へ、変かな?」

 思い返して一秒後、にて。

 ……変だろうな。

 休み時間は特に、落ち着いていなかった気がする。

 夕莉は何か僕に話しかけてはくれていたけど、頭には入っていなかった。既に何を話したのか憶えていない。

「大丈夫かよ、まるで常に狙われてるいじめられっ子みたいだぞ。……もしかして――」

「いやいやいや、大丈夫! いじめられてなんて全然ないよ!」

「そうかあ?」

「考えすぎ」

 光武は僕に関しては些細な事でも全力で心配してくれる。

 君がいたおかげで楽しかった中学時代。

 君がいなくなって不安だった高校時代。

 君がこうして物語のおかげでクラスに来てくれて心の底から嬉しいよ。

 なんてったって君がいなかった間は友達は0人、話しかけてくれる人は榛名さんだけで、ノートを貸してくれと言っていた不良っぽい榛名さん。

 今は違うけどね。

 ふと僕は、体育館で自由に運動する生徒達の中に紛れていた夕莉に目が留まった。

 どこから見つけてきたのか、ダイエットに使うバランスボールの上に正座して乗っていて、意外と上手に乗りこなしていた。

 クラスメイトが数人彼女を囲んでわいわいと盛り上がっている、クラスでの彼女は結構多くの生徒と仲良くできているようだ。

 壁に凭れてそのうち運動しようっていう僕らとは違って実に楽しそうに体育を満喫している、羨ましい。

「夕莉が気になる?」

「え、いや、別に?」

「そういう言い方する奴はな、決まって気になってるんだ」

 図星。

「気になって、好きになって、大好きになっちゃうんだよなー」

 光武の表情は憎たらしいくらいの笑顔、僕の反応を見て面白がっていた。

「ははっ、それは面白いね、とっても面白い」

「お前らさ、昔から一緒じゃん。付き合ってねーの?」

 そう言われましても僕にとっては昨日からの付き合いなんですよね。

 彼女という登場人物を書いた時からと計算しても数ヶ月? 実際会ったのは昨日、実感してるのも昨日。

「付き合ってないよ、全然まったく微塵もこれっぽっちも」

 夕莉の設定では、彼女は颯太に好意を抱いている。

 そして、主人公の立ち位置には僕がいる。つまり、彼女の好意の対象は僕だ。

 その想い、僕には重い想いだと思う。

 本当に彼女が好きなのは、好きであるべきなのは颯太だ。

 彼はどうしてかどこにもいない、僕が彼の立ち位置を奪ってしまったような気分で、好意を抱いてくれる夕莉を騙しているような気分。

 受け取るべきではない想いだ。

 そう、僕は思う。

「そのうち誰かに取られるぞ」

「それはありえないから、ご心配なく」

「分からんよ?」

「分かるよ」

 だって夕莉の事は夕莉以上に僕は知ってる。

 颯太――今は僕だけど、それ以外の人物が好意を寄せて告白しても夕莉は絶対に断る。

 しかし待てよ?

 ここで僕が夕莉に告白して、彼女が承諾したら僕の書いた物語は大きく変化が起きてラブコメ的な物語になったりしないかな?

 ……ならなかった時、僕は罪悪感で押しつぶされてしまうかもしれない。

 やめておこう。

「二人とも、折角の体育の時間なのですから壁に凭れるよりも体を動かしませんか? 汗をかくのは気持ちいいですよ」

 そこへ通りかかったのは榛名さん。

 ……榛名さんだ、変貌してしまったために一瞬誰だったかなと思ってしまう。

 今でも信じられない。

 あの校則違反のフルコンボでやりたい放題だった榛名さんは、誰に対しても敬語で、優しくて、柔らかい笑顔を振りまく礼儀正しくクラスの委員長でもあり、授業態度は実に真面目で成績も優秀という一晩経ったら完璧超人になっちゃったのだから。

「ちょっと休憩中だよいいんちょさん」

「にしては汗をかいていないように見えますが気のせいでしょうか?」

「角度の問題かな」

「角度、ですか。光武君は中々面白い事を言いますね」

 からかわれてるにも関わらず、榛名さんは笑顔。

「自由時間とはいえ、やはりここは用意されたものを活用しませんか?」

 榛名さんが両手に持っていたのはバレーボール。

「ありきたりなのは、トスしてボールを回しあうやつだな」

「そうですね、そのありきたりなものを私は貴方達と共にやりたいのですが」

「別に僕たちじゃなくてもいいんじゃない?」

「いえいえ、貴方達じゃなくては駄目なのです」

「どうして?」

「なんといいましょうか、壁に凭れていたのは貴方達だけでしたから、この時間を有意義に過ごしてもらいたくて」

 正直僕は体を動かす気分ではない。

 思考を落ち着かせて、整理して、来る危機に混乱せずに立ち向かって乗り切るべく今から心を鍛えたいのだ。

 光武は、ただ単に体を動かしたくなくて、僕が壁に凭れてたから俺も一緒にと来たのだろうけど。

「結構俺は有意義だよ」

「そうですか、それなら私にお付き合いしていただいてもっと有意義にしていただけないでしょうか?」

 言葉を交わすたびに違和感ばかりが溢れてくる。

 前の榛名さんなら、今の言葉を変換するならば「あたし暇だからよー、ちょいと付き合ってくんねー? おめーもあたしと遊べてたのしーだろ?」かな?

 そんなに深くは会話をした事が先ず無かったので僕の想像でしかないが、大体合ってる気がする。

 気がするってだけでどうかは分からないけど、雰囲気は合っていそうだ。

 光武はどうしても体を動かしたくないようで「ちょっと腹痛が」なんて唐突に言ってその場を離れてしまった。

 こいつ……僕を生贄にしやがったな。

「……」

 三点リーダーを紡がざるを得ない。

 榛名さんの照準は僕へ向けられている。

 夕莉といたクラスメイトらは「一緒にこれやらなーい?」と声を掛けていたが、彼女は微笑みを返して小さく頭を下げていた。

「行きなよ」

「いえ、ここにいます」

 彼女は光武が凭れていた場所へと同じように凭れた。

「僕に何か話でも?」

「いいえ、特には」

 まるで子を見守る母のような笑顔を維持して僕を見る榛名さん。

 ノート見してくんねー? とか言わないよな。

 言うわけないか。

 そういえば、榛名さんや光武は物語の影響を受けて変化が起きたのだが本人は自分の身に起きた事は当然ながら自覚はしていなそうではあるも、何か感じてはいないのかな。

「榛名さんさ、二日前は何してた?」

「二日前ですか……? 学校に通って普通に過ごしていましたが、何かしてたと聞かれたら、ええ、そうですね、普通に過ごしてたとしか」

「放課後に僕のノート、見たのは憶えてる?」

「ノート? えっと……すみません、憶えてはおりません。放課後はすぐに帰った記憶がありますが、誰かとお間違いでは?」

 憶えてはいないか。

「……そうかも。じゃあさ、二日前に何か変な事は無かった? 些細なことでもいいんだ」

「妙な質問ですね」

「深い意味は無いよ、ただの暇つぶし、時間つぶし」

 質問の意図が分からず、訝しげな表情をするも彼女は口を開いた。

「いつもと変わらない一日でしたよ」

「そっかあ」

 物語の影響を受けた人からは何も手がかりは得られそうにないな。

「でも」

「でも?」

「変な夢は見ましたね、今でもはっきりと憶えてます」

「……どんな夢?」

 気になる、些細な事でさえも。

 彼女はバレーボールを見つめながら答える。

「夢の中では私は、不良というのでしょうか? そのような生徒になって、傍若無人に振舞ってました」

「へ、へえ……変な夢だねえ」

「夢は願望が影響すると聞きますが、私はそんな生徒になりたいと憧れてるところがあるのかもしれません」

 というよりも、そんな生徒だったんだよ君は。

 以前の榛名さんとしての記憶は残っているのかもしれない、元に戻る可能性もある……のかな?

 今と前の榛名さん、どっちがいいと聞かれたら、うーん……どっちでもいいか。

「あとは……痛っ!」

「だ、大丈夫!?」

 榛名さんはバレーボールを落としてこめかみあたりを手で押さえた。

「あ、はい……大丈夫です。一瞬、頭痛が……」

 頭痛?

「もっと、続きがあったのですが思い出そうとすると頭痛が、するのですよね……それほど思い出したくない夢だったのでしょうか?」

 頭痛が起こる条件は少し違うも、彼女の頭痛は僕と同じものだと感じさせる。

「そうなんじゃないかな、無理に思い出さなくていいと思うよそういう時は」

「でも何か大切な夢だった気がして」

「夢は夢さ」

 ただの夢では無さそうだが、だからといって頭痛を強いるのもよそう。

「プロット……ゴースト……」

「え?」

「いえ、最後に、誰かがそんな事を呟いていたなって」

 クラスメイトに呼ばれて、榛名さんはバレーボールを拾い上げて僕に軽く頭を下げてからその場を離れた。

 僕は時計を見て、あと二十分か……と独り言を空に融かして壁に凭れるのを続ける。

「プロット……ゴースト……」

 榛名さんの言葉を反芻すると同時に無意識に、その単語を呟いていた。

 プロットは物語を書く人ならば誰もが一度は聞いた事のある単語だ。

 榛名さんはこの単語とは疎遠、彼女の見た夢は何か重要な意味を持っている気がする。

 ゴーストは……なんだろう、僕の書いた物語に幽霊が登場する場面は無い、幽霊じみたものは登場するけどゴーストという単語は使ってない。

 何だろう、気になる。

 そして、周囲は常に変化を始めている。

 僕はそれが不安でたまらなかった。

 それに加えて、魔術師が襲ってくるかもという不安も付け足されると天井に向かって僕は大きなため息を吐き出していた。

 放課後まであと二時間。

 次の物語の展開まではあと何時間?

 物語を書いた本人ですら、分からない。


 

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