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免疫魔法でパンデミック無双  作者: 免疫うーず
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脈動せし黒脈の第零話  

 

 世界的パンデミックに見舞われた地球とよく似た惑星で、男は黒死病に冒され病床にいた。

 

「まさか生まれ変わったら、黒死病のある時代に転生していたとは……! 罹患してから気付くなど一生の不覚! ギルティ――ごぶふぅ!」

 

 ……そして、一人のヤバイ厨二病は黒死病で命を落としたのであった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「ここは……?」

「む、目覚めたか。ここはあの世でもなく、現世でもない。魂の審判を待つ者たちの場所」

「貴様は何者だ! 名を名乗れ!」

「失礼な奴じゃの! わしは神「アゴからソーメンをぶら下げた不審者め! 俺の左手に封印されし剣衝炎が解き放たれた暁には、程よくゆで上がったソーメンを召し上がれfor you!」」

 

「何を言っているのかまったく分からん。それより、お主をここへ呼んだのには理由があ「聞こう!」」

 

「……黒死病に罹患したのは手違いじゃった。お主は最初期に黒死病へかかったため為す術なく身罷ってしまった。運命値からいってあり得ん。恐らく、異世界の魂であるがゆえ運命操作が上手く働かなかったのじゃろう」

「なるほど! よくわからん! 手違いで死んだという事か!」

「有体に言えばその通りじゃ。そこでお主にもう一度チャンスをくれてやろうと思「ム! 転生得点をくれるのか!」」

 

「え? ああ。その通り。……ええと「それなら、免疫を得るスキルをくれ! もう二度と伝染病などにかかりたくない!」」

「え「はやく、はやく、はやく」わかった! わかった! 少し落ち着け! ソレ。コレでいいじゃろう。それでは、これから別の世k「【死免疫】」」

 

「えーーーーーーー!?」

 

 

 

 ◆

 

 

 

 ……命を落としたと思ったら生き返ったのであった。

 

「【黒死病免疫】」

 

 見る見るうちに肌の黒ずみが引いていって、あざは残ったものの完治した。

 

「我。復活セリ!」

 

「我が体に刻まれし、刻印が告げる……ネヅミラントへ行って病の大元を封印せよと……クワッ!【施錠免疫】」

 

 

 ギィィィィィ……

 

 

 男を閉じ込めていた隔離牢の扉がゆっくりと開いてゆく――

 

 

 男の名h「我こそは黒き死より現世を守護せし者にして、地獄の蓋を閉じる者――オルオム・コレル」

 

 

 腕を天に突き上げ回転の勢いで、黒き血に染まったズタボロのレザーコートを肩に羽織った。

 

 

「――バサァ」

 

 

 そして、オルオムは黒い裾をたなびかせ光へと消えた。

 

 

 ――こうしてチートスキルを得た、やばい奴が世に解き放たれてしまった。

 

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