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我らが強き連邦を~対異界侵攻戦役~  作者: 連邦軍戦史記録課█████中将
第一章 星の祈り作戦
13/33

Ep1-7 中段作戦 支配地域拡大

作戦兵力 歩兵26 AFV3両 IFV2両 APC1両 SPAAG1両


戦闘予想地域 平原 晴天 昼 非交戦状態

予想兵力 砦1 歩兵400~600 旧式固定兵器多数


オホートニク先遣中隊はオホートニク戦闘団に改編

基底世界時間 4月27日 1842

未知領域 仮定時間 4月27日 0542


「情報によると、門から3-4-1の方向約6km先に敵拠点と思しき砦を発見した。我々はこの砦とコンタクトを取り現地の情報を探る。オホートニク先遣中隊よりAFV3、IFV2、APC1、SPAAG1を抽出し接触を図る。作戦開始は0800 総員準備を開始しろ」


昨日の時点で半径4キロの仮装立体地図は完成したが、少し無理して砦の周辺も撮って貰った

砦は400m四方程度の石造り、写真からはバリスタや弓兵が確認できた


この行動には増援により手狭になりつつあった橋頭堡の拡大という思惑もある

中隊はこの時点で1個建設工兵中隊、2個戦闘中隊を受け取り、『戦闘団』クラスの編成となっていた

受け取った戦闘中隊は自走砲兵中隊と戦車中隊で、戦車37両とBMP-TMを12両、その他整備車両と人員を増援として受け取っている


そんな建設工兵はと言うと.....


「ここの地盤は比較的固く、3000m級の滑走路1本と付随の施設ならば建設可能です。とは言っても手持ちの機材では前線飛行場クラスが限界で、MiG-35やSu-25のみの運用になるかと」


「それにしてもなんにも、まずは占領地の拡大だな....」


「ですね。基地設計は先行してやっておきます。それと、基地防空用にS-500......は無理ですね、S-400の要請をお願いします。」


「安心しろ、戦闘団防空用に既に手配してある。9N96だが十分だろう」


「ありがとうございます、では早速設計にかかりますね」


「あぁ、頼んだぞ」


━━━━━━━━━━━━━━━


同日 基底世界時間 2122

未知領域 仮定時間0822


進軍中のオホートニク戦闘団 選抜戦車小隊

目標地点まで1200m地点


「リッヒ、何が見える?」


「時代遅れの砦です。ただ少なくとも手持ちの戦車砲で有効打を与えられるものでは無さそうです」


「だろうな、203mmで突破できるかどうかレベルってもんだ。」


「大佐、どうするのです?」


「正門から行く。敵と決まった訳では無い」


「.....了解、砦の正面に回ります」


「小隊指揮官よりコルコス全隊へ、前進を再開する。続け」


縦列の先頭車両が動き出すのに連れて後続車も続く

各車の砲塔はそれぞれの方向を向き、全周警戒を厳と成して進撃する

そんな折、ツングースカの予備レーダーに影が映った


「コルコス1-7 レーダーに感あり。小隊右、2時の方向 高度400 距離2000」


「BMPT並びにツングースカは対空戦闘準備、散開しろ」


整った線の車列が交互に散開し、まばらな点になる

レーダーが起立し、回転を始める

BMPTがツングースカと連携し一気に砲塔が指向する


「目標速度300km/h 砦に向かっています」


「BMPT、飛行物体が何か報告しろ。光学追尾だ」


「コルコス1-3報告、対象は.....おい、クソ。疲れてんのか俺は。ジェクスマン変われ」


「あー....コルコス1-3報告、対象は翼の生えたトカゲです。体長は25m弱」


「.......あぁ、コルコス1-1、こちらでも対象を補足した....訳が分かるかこんなもん。とりあえず観察する。各車停止し注意を向けろ」


体長の2倍はある翼幅、シャープな尾に上下で色の別れた頭部。

付け根からつま先まで太く逆関節を備えた2本の後ろ足に、比較的細くなった前足2本

全体的なシルエットは龍より竜、まんま王道ファンタジーなドラゴンだった


「目標から高熱源反応....方向は...砦です、内部に....」


「.....あぁクソ!砦の内部から爆炎!炎上中!大佐どうしますか?!」


「待機だ、あのクソトカゲが何をしでかすか分からん。あいつが去ったらあの砦を調べる」


━━━━━━━━━━━━━━━


眼下にぽつんと存在した砦に向けて狙いを付ける


(フィール・アゴルグ)


顎を広げて喉に魔力を貯め、波長を固めて放つ

直撃。狭い城内に炎が広がり、火の海が出来上がる


(城壁の上か...魔力を使うのも惜しいな)


重力魔導を弱め一気に急降下、正門付きの城壁に降りかかる

壁の一角に勢いのまま着地、下にいた人間諸共崩れ落ちる


右腕を横薙ぎに壁を砕き、左手で壁を掴みよじ登る

中途半端に死にかけてる人間を弾きながら一直線に通路をすすむ


「デバルトさん!手伝って下さいよ!」


「ダメだ、これはお前の卒業試験だぞ?手伝えるわけないだろ。そんな砦、1時間で落とせ」


「ぐえぇ...わかりました」


残った城壁は3つ、壁内の人間はどうせ焼け死んでるので、壁を潰しにかかる

通路を虱潰しに周り、時折壁を崩して中に炎を流し込む

地下には火焔魔導をぶち込み、残った人間を炎に投げ込んで、結局1時間弱で砦の制圧は終わった


正門によじ登り、グッと体を伸ばす

ぶわっと風圧を感じ横を向くと、俺より2周りくらいデカい竜が城壁に取り付いていた


「....まぁよい、合格だ。お前の名は後日、煌魔殿下直々に下賜される。今日はもう......む?」

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